鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

漏洩

2012年05月30日 | 日記
別に秘密にしてっ!って思っていたわけではないが、
先日お義父さんに話した内容が彼に伝わっていた。

激怒にも書いたとおり

「私たちの離婚ってこと真剣に考えてっ!」っていう私の発言。


昨日、マナーモードにしている私の携帯にお義父さんの着信があることは
会社を出る時点で確認していたが、話す気力がないのでスルーすることにした。

正直今話したら、具体的にその話を推し進めてしまいそうな衝動にかられそう
だし、またお義父さんを傷つけてしまうような発言をしそうなほど、心に
どす黒いものがうずまいていたら…。

が、娘を迎えに行って家に帰ると彼から

「お父さんから電話があったから、電話してやって。」と言われた。

ちょっと考えたけど、やっぱり無理だと思って

「今お父さんと話したくない。」と答えた。

彼はうだうだ言っていたが、

「じゃ~俺がかけておく。」と言って部屋に戻っていった。

しばらくして、夕ご飯を食べるかどうか声をかけるとちょうど電話中だったらしく

I-Phonを突きつけて

「お父さん、○○(私)に『考えて』って言われて気が狂いそうだって。」

と言ってきた。

でもとにかく今は話したくないからと言って拒否っておいた。

彼は、

「俺が悪いんだよね…」とつぶやきながらまた戻っていった。



一人になって考えた。

そうだよ、君が悪いんだよ。

だって、君が私に言うように、私はお義父さんに同じことを言っただけだよ。

同じことを言っただけなのに、お義父さんが傷ついているって
私を責めるのは間違っていないかい?

同じことを言われて私がちっとも傷ついていないって思っているのかい?


でも…と考える。

お義父さん、この間の私の再検査もそうだけど、本人を不安がらせること
よく言えるな…って。

私はこれは…って思える大事なこと、例えば娘のことなどは彼に話すけど
それ以外は自分の不安を彼にぶつけてもどうしようもないと思っているので
まず話さない。

だって、ぶつけた不安は彼の中で巨大化、もしくは湾曲化され変なほうへ
飛び火してもこっちが困るから。


今朝も彼宛にお義父さんから電話があったらしい。

同じように、「食事も喉を通らない」とか「よく寝れない」とか言っているらしい。


まぁ…それが事実だとしても、私には今どうしようもないけど。

ただ、それを聞かされて彼が自分の行動や発言に責任や自覚を持ってくれると
いいけど…などと考えてる。

だいたい、お義父さんのことは心配できても、一番近くに居る私の心配が
できないってどういうことよ…まったく、嫌になる。


対価

2012年05月29日 | 日記
すっかり迷宮にハマったみたい。

なんだか、悪いほう、悪いほうへと考えてぐるぐる、ぐるぐるしている。

なんで、こんなんなっちゃったんだろう?


例えば、

『今私がやっていることの対価は何か?』とか考えちゃう。

もちろん、すべての行いに対価などないのはわかっているつもり。

対価と言って弊害があるならば、報酬?見返り?報い?

頑張った人には頑張ったなりの何かを手に入れたいって思うのは
当たり前のことではないか?

もちろん、それは目に見えるものとは限らないわけだが…。


前は頑張った先には家族3人の平和で普通な毎日がやってくるって
思っていたように思う。

でも、今はそんな風に思えない。

もっと言えば、本当にそれを私自身が望んでいるのかさえわからない。


あ~ぐるぐるだ。

でも、このぐるぐるはきっと必要なんだと思う。

ぐるぐるしながらもどんどん突き詰めて考えていった先にきっと答えが
あるんだと思う…。

だから、せいぜい今はぐるぐるしようと思う。



行事

2012年05月28日 | 日記
学校の行事って色々あるけど、運動会ってその中でも
結構ウェートの高いものだと思う。

先週末、ここいらではあちこちで運動会があったのだけれど
娘の通う小学校でも運動会があった。


前日、夕方から寝ていた彼に薬を飲むように催促しがてら

「明日運動会だから○○(娘)も私も1日出てるから…」と言うと

「俺もいく…。」とまるで寝言のようにつぶやいていた。

しかし、案の定当日の朝ご飯を食べている時点でもう…無理
ってのがあからさま…聞く気も起きない。

娘をいつも通りの時間に見送ると、珍しく一緒に見送った彼が、

「俺どうしよ…。」と言った。

私に質問しているんだか、単なるつぶやきなんだか…。

好きにしれさっ!と言いたいことろではあるが、まず基本的に学校まで
歩くのが無理っと思われる。

駐車場など余分がそうあるわけではないので、保護者は徒歩が当たり前。

学校までは娘の足でも10分くらい。

それが無理って…。

かと言ってダメだってわかっているのに車で行くってのもなんだし、
そんなんで行ってもまた具合悪くなるのが落ちだから…と考え、

「いいよ、無理しなくて。」と彼には答えてみた。


ある意味娘も私も彼が参加しないことなど、最初から想定内。

もう期待して裏切られることに慣れてしまってて…。

私はともかく、娘はちょっと不憫ではあるのだが…。


一人で見に行く運動会。

周りには親兄弟はもちろん、祖父母の参加も多かった。

もちろん母親単独って人も多いのだけれど、ついついファミリーに目がいく。

いかにも休みの日のお父さん風な人も、若そうでまだまだ走れそうな人も
なんだかみんな当たり前にそこにいて、やっぱりちょっとうらやましい。

きっと無理してきてもそんな普通のお父さんと自分を比較して落ちてたな
なんて思ったりもした。


普通のことが、普通にできること…それってものすごくあこがれる。

きっと私以上に娘はそう思っているのだろう…と思うと心が痛かった。



激怒

2012年05月25日 | 日記
また、やっちまった。

また、頭が沸騰するくらい怒っちまった。


昨日の診察に付き合うのに、自分の仕事を1つ人に振り、尚且つ手薄になる
会社を抜け出した。

その負い目があるので、会社に戻ってから一生懸命働いて、娘を学童に迎えに行き
帰ってから花やら野菜に水遣りをし…やっと家に入って夕食の支度…と思って
冷蔵庫を開けると…ない。

ない…。

そこあるはずの缶ビール2本がない。

彼が実家に行った帰りに貰ってきたビール。

それをたまに飲み飲み、減っていったが最後の2本がない。


彼の部屋を明けると、空き缶が2つ転がっていて本人は寝ているようだった。


ぶちっ。

また、切れた。


こっちは必死になって薬のこと調べて、先生に交渉して、その時間を作るのも
たいへんで、それでやっと帰ってみれば、当の本人は酒飲んで寝てる。

ありえねぇ…。

そんな思いがつい口をついて出た。

「ふざけんなっ…」

そう大きな声で言ったわけでないし、ほとんど戸を閉めるタイミングで言った
のにも関わらず、眠りが浅かったのか彼が起きてしまった。

かまうことなく、そのまま戸を閉めて台所に行く。

お弁当を洗っていると彼が飛んできた。


「なんで、怒ってるのっ?」


「別に…」


この期に及んでなんで怒られているかわからないような奴に説明するのも
面倒くさい。

シカトして、そのまま洗い物を続けた。

しかし、彼はなかなか部屋に戻ろうとしない。


そこにいられるものもう面倒くさくなり、段々と怒りのボルテージが上がる。


「なんで、昼間っからビール飲んで寝てんの?

 今日時間作るの大変だったんだよ。

 それでも具合悪そうだから先に帰らせたのに
 
 本人は家に帰ってビール飲んで寝てんの?

 おかしくねぇ?」

彼の顔も見ず、一気に言い放った。

すると、彼は目を閉じながら搾り出すような声で

「辛かったんだ…辛かったから寝たくて、だから飲んだんだ…。」と言う。

「辛かったから、病気だからって言い訳ばっかりして、そうしたら

 私に怒られるのわかっててやってんるんだよね。

 私は怒ってるだけじゃなくて、傷ついてるんだけどっ。」と言うと

「ごめん…ビール買ってくるから…」とか言う。


いやいや…確かに私も飲むの好きだけど、彼に飲ませないためにほとんど
飲めないけど、ビールが飲みたいから怒ってんじゃないんだってっ!

ってことさえわからないらしい。

「私が言ってるのは、辛いから、病気だからってなんでも言い訳して

 許されると思ってるなっ!ってことを言ってんのっ!」と言うと

すごすご台所を出て行く。

そして去り際に、

「やっぱり、俺たち無理だろうから考えて…。」と言う。


また、火に油注がれた。


何でもかんでも病気のせいにして、それでも怒れば離婚するって言う。

なんとかの一つ覚えのように決まったパターンだ。


怒りに任せてお義父さんに電話する。

最初は出なかったので、そのままなんとかご飯を作ろうと包丁持ってみたけど
まな板においたたまねぎ切るどころか、なんか手震えて別なもの切りそう。

もう一度電話した。

彼もお義父さんにかけていたらしく、

「今、○○(彼)から電話きて△△(私)さんが怒って話し聞いてくれない

 って言ってたんだ。」って言う。

もう…その言い方が親子して火に油どころか爆薬しかけてるんだって…。

「はっ?話ってたって辛いとか病気だからとか自分のこと正当化して

 いるだけでしょ。そんなのなんでもいいよ、いいよなんて言ってらんない。

 なんでもかんでも病気のせいにして、すぐ離婚するって言うから

 私も真剣に考えてるから、お義父さんも考えてっ!」と言うと

「お義父さんだって、真剣に一生懸命考えてるよ。」と言われた。

なんかずれてる気がする…。

「そうじゃなくて、いちいち離婚離婚って本人が言うからお義父さんも

 私たちの離婚ってこと真剣に考えてって言ってるの。」と言うと

「なんで、そんなこと言うのっ?」だって。

だから、あなたの息子がそう言うからでしょっ!って思うけど…。

「なんでも病気のせいにして、気に入らなければすぐ離婚するって言うような
 
 奴、ずーっとなんて面倒見てらんない。

 一生懸命やってる自分がバカみたいだもん。」

と言うと、

「△△(私)の気持ちもわかるけどさぁ…。」と言う。

お義父さんはいつもそうだ。

わかる、わかると言いながら、彼にビールあげたりする。

車買ってあげたりする。お金あげたりする。

それって、本当にわかってることになるのかい???


「とにかく私も考えますから、お義父さんも考えてください。」

と言って電話を切った。


さて…と思って台所に向かうとまた彼がやってきた。

寝すぎたせいか、泣き過ぎたせいか目蓋を晴らしながら

やおら正座したかと思うと、

「ごめんなさい…。本当に辛かったんだ。本当に辛くて…。」

とか言い出す。

またそっからか…と思ったが、私も彼の前に正座して

「そうやって辛いとか病気とかのせいばっかりしていたら、

 一生言い訳ばっかりして生きていかないといけないんだよ。

 病気に振り回されて、自分のことだけ考えてたら私も○○(娘)も

 傷つくんだよ。わかってる?」

「それからいちいち離婚するって言わないでくれる。

 離婚してちゃんと一人で生きてけるならまだしも…。」と言うと

「そうしたら、俺消えるからいいよ…」と途中で割り込んでくる。


「いつでもいいよ…俺だって毎日消えたいんだもん…

 一秒一秒耐えてるんだから、そうなったら消えればいいから…。」


ここで負けていけない、と娘の書いた絵を持たせる。

それは1月に彼が起こした大騒動のときに娘が書いた絵だ。

なぜだか地球と思われる物体を中心に吹出しで

「よくないとおもうことはしないようにしよう。」とかなんだか
教訓めいたことがいくつか書いてある絵で、前回それを見ていたく
反省していたので、ずーっと冷蔵庫に貼ってあるのだ。


「消えたいくらい辛いのはわかるけど、○○(娘)と約束したでしょ。

 そんなに無理なこと言ってる?働けとも言ってないし

 何かやれなんて言ってないじゃん。でも今自分にできることが何か

 考えて、それやっていくしかないでしょ。

 病気に振り回されないようにするにはそういうこと積み重ねて

 いくしかないでしょ。」

「この間の健康診断そう悪いことはないと思うけど、もしかしたら

 って考えなかった?

 今私死んだら、きっと後悔するよ。もっと大事にすればよかったって

 後悔するよ。だったら今ちゃんと大事にしてよ。

 妊婦健診のときずーっとついてきてくれたけど、あん時みたいに

 私のことも大事に出来る自分になりたいと思わないの?」と言うと


黙って娘の絵を見て泣いていた…。



怒りは非常にエネルギーを消耗する。

そして、そのエネルギーを奪われる上に口にした暴言が自分を蝕む。

自己嫌悪とエネルギー不足のせいか、こっちも朝から鬱症状…。


もう、布団かぶって寝ていたい…が、今は会社のPCの前…。

って、こんなん書くの仕事じゃないけど…。




 

 

 

交渉

2012年05月24日 | 日記
前回せっかく病院に行ったのに、診察に立ち会えなかった。(通院

で、本日リベンジ。

さすがに彼も学習したのか、診察券を出す時点で

「家族がもうじきくるので…」とひと言添えたらしい。

だが…また頓服を忘れたらしく、冷水を飲んで辛そうなのをしのいでいた。

まっ、確かにほとんど外に出ない生活を続けているし、出てもコンビニに
タバコ買いに行くくらいだから、しんどいのはしんどいんだろう…。

でも、もう頓服取りに家には帰らないから…。


番号が呼ばれ、診察室へ。

「ん~っと?誰?」と聞かれたので、

「はい、配偶者です。」と答える。


すると、彼を一瞥し私に向かって

「どうですか~?」と聞かれたので、

「う~ん、ダメです。」と答える。


彼は今の病院に移る前にクリニックでサインバルタとデプロメールを
飲んでいた。

で、今の先生にザッパリと切られ、切られて今に至るのだが前回
50→75mgに戻していた。

でも、やっぱり無理っぽい。

その話をすると先生が

「う~ん、私もねぇ~公式通りに減らしてきたからね~。」と言った。


ん?公式通り?

つまり双極性障害に抗鬱剤を出すのは公式に反するから、本人の
様子や意向は取り合えずにして減らしてきたってことがいいたいの???

さらに

「まぁ、こういう気分障害の人に抗鬱剤を出すってのはよくないしね。」

とまで言う…。


ネットを見ていると、飲んでいる人も結構いるようにも思うけどぉ…。

そうかと思うと、

「まぁ~在ったほうがいいのかね?」と私に聞く。

「はぁ~。」とあいまいな答え方をすると

「じゃ~、100mgにしようかねぇ。」とか言っる。

えっ、増やすんだ…とビックリしていると、さっさと処方箋を書く。



で、思い切って

「ラミクタール試してみたいと思うんですが、お願いできませんか?」

と言うと、

「う~ん、それ使ったことないんだよね~。」と言われる。

彼が聞いたときもそう言ったらしい。

「去年の7月に認証された薬ですから、双極性障害には新しい薬だとは
 思うんですがぁ…薬局に聞いたら取り扱いがあるってことなので
 処方されている先生もいらっしゃると思うんですがぁ…」と言うと

「そうねぇ~、う~ん、勉強不足で申し訳ない。」と言われた。

その先生は結構高齢で、理事長の肩書きが胸のネームプレートに書いてある。

えっ、いやっ、そんな風に言ってもらわなくていいですけどぉ…と
戸惑っていると、

「これには載っていないな~。」と薬辞典を開いて、また別の辞典を持ってきて
調べ始めた。

「これって、てんかんの薬?」と私に聞かれたので

「はい、もともとはてんかんだったのが、双極性障害に追加認証されたかと…」

と答えると

「ふ~ん、25mgを隔日にかぁ~。面倒なんだねぇ~。」とか言ってる。

結局薬局に問い合わせをして、晴れてラミクタールを出してもらえることになった。

ラミクタールを新規増薬とラミクタール1ヶ月前に比べると倍!

これで少しは楽になるのかしら…あんまり持ち上がられても困るけど…。

あとはラミクタールの副作用がでないように祈ることと、増量しながら安定したら
ちょっとずつデプロメールを減らしていければいいのかな~と思いながら
先生との交渉…診察を終えた。


この間、彼はほとんど発言することもなく、ただうつむいているばかりだった。

おまけに待合室に戻ると、あまりにしんどそうなので

「帰って休む?」と聞くと

「うん…そうする…。」と言ってさっさと帰っていった。


どうもねぇ~、私って仕切り過ぎなんだろうかぁ…ってちょっと反省した。