鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

無欲

2014年04月30日 | 日記
23日の診察意向、増薬が効いているのか、もしくは
就労に向け、道筋がある程度見えているせいか持ち直している彼。

例えば、体調よりも見た目を気にし始めてダイエットを宣言してみたり
頼みもしないのに、花壇の水遣りをしてみたり。

あと、世はGWなので、そもそもお出掛け予定だった私と娘についてきて
市街地へバスで行ってみたり。

地方都市である私の住む場所は、主に車生活。

だから、どこに行くのにも基本車なのだが、この時期駐車場が混むのと
そもそも何か買わないと駐車場代が高いので時間を気にせず、フラフラ
するには公共交通機関でないと。

本当は電車がいいんだけど、電車だと歩く距離が長くなるので、彼に
合わせてバスにした。

3人でバスに乗るなんて、たぶん初。

もしかしたら、最初で最後。

それでも結構歩いたな。

何度も何度も途中で泣きが入る彼。

取り合えず、その辺に座らせて私と娘とあっちこっち。

天気もよかったし、本当にひさしぶりに3人でご飯を外で食べたので
娘はご満悦。

でも、結果セールで帽子が買えたから彼も満足。

ただ一人、自分の買い物もできず私だけ、ちょい不満。

まぁ、普通の家庭らしく、3人で出かけられただけよしとするか。


そんなGWの中、先日履歴書を送った会社から面接するって電話が。

よくあんな赤髪で写した写真で面接通るなぁ~って感心。

が、万一通っても継続することが可能なのか???

彼に言っても、金銭の話しか返って来ないし。

「だって、○○円ももらえるんだよ、○○(娘)のために頑張るよ!」

って…。

気合でなんとかなるんなら、こんな病気になるなよ…ってか、気合だけで
乗り切ってきたから、こんな病気になるんだろうがぁ…って。

確かに、我が家にはお金がない。

GWだって、ほとんど出かける予定なし。

それぞれの実家に行って終わりだろう。

でもね、お金じゃないのよ、お金じゃないのよ…。


まぁ、彼の人生だし~。

好きにすればいいんだけどぉ~。


でも、煽りをくらうのはこっちなので、戦々恐々ではある。

まずは、自分のできることを無欲で頑張っていただきたい。


燃費

2014年04月25日 | 日記
彼が一人でいられないと、半日休んだ翌日
病院の付き添いで、会社中抜け。

もう…申し訳ないやら、恥ずかしいやら。

調子は相変わらず悪かったが、なんとか頑張って
会社まで車で来てもらい二人で病院へ。

これが、彼が車が運転できないってことになると
私がまた半日休むことになるから…。

でも運転は充分に気をつけてもらわないと。

世間様の目は、この手の病気の人間の事故に厳しいと
思われるから。


道々、話を聞くと落ちているなりに、3週間前の
受診時よりもよさそうな気がする。

何より、手が震えない。

以前は常時震えていたのが、ここ最近収まることの
方が多い。

先日奇跡的に彼の調子がよかった折に、3人でトランプを
したときに気が付いた。

待合にいる間も、珍しく携帯もいじらず、煙草も吸いにいかず
熱帯魚の水槽を見ていた。

そして、魚があ~だこ~だ話しかけてくるので、ふ~ん今日は
話すんだ~~~って。

診察室でも、先生相手に結構しゃべる。

MAXで出ているといわれた眠剤に粘って頓服を出してもらった。

あと、抗鬱剤を強化するためってことでエビリファイが増薬。

先生に、

「聞いたことありますか?」と聞かれ

(それってかなり太るらしいですよね…)とは答えられなかった。

そんなこと言ったら、彼が拒否ると悪いから。

私だって、所詮ネットでちらっと読んだだけだしね。

あと、彼の就活フィーバーを説明したあとに

「ご家族から見て他どうですか?」と聞かれたので

「前回よりも上がったのは上がりました。

 が、その絶対値がわかりません。

 まだ鬱の範疇なのか、フラットなのか、軽躁なのか…。」

と答えた。

すると、先生が

「それは長く見ていませんので、こちらでもかわりませんね。

 ご本人かご家族から見てしか判断できないでしょう。」と

あっさり言われた。

でも、それももっともだなと。

しかし、本当に私にはわからないのだ…。

だって、もう長く長く患っていて、嵐が過ぎてからあ~あれが躁だった
んだ~~~って思ったり、患う前のほんの一時なんてすでに10年も昔
だから記憶があまり残っていないような…。

そうなんだ、私にはもう、病気に左右されていなかった頃の本来の彼を
思い出すことが難しくなったんだ。

それに思い至ると、何だか無性にね…。

思えば遠くにきたもんだ…って感じかな。

取り合えず、増薬が決定して、続いてカウンセリングの先生のことろへ。

彼も私も主治医の先生よりも、このカウンセリングの先生の方が話し
やすい。

時間も長いしね。

そこで、就労支援の話なんかもして、先生の接する患者さんでも
同じところの説明会に行く人が複数いるらしい。

また、定員ですとか言われちゃうかも~~~。

でも、まぁそれも縁かな…って思うしかないのかな。

あと、

「薬の助けを借りてエネルギーがたまったら、フルスロットルで
 踏み込むのを止めて、できれば燃費のいい走りを心がけましょう。」

って言われた。

そう言われたからって、そう簡単に実施できるわけがないのだが、
それから、無理やり

「燃費・燃費・燃費・燃費」って呪文のように繰り返させる。

「勢いつきそうなときに、ちゃんと口ずさむように!」って。


それから、数日…まだ上がりきってはいないが、相変わらず動きすぎ。

でも、彼本人は

「フラットだ…。」って言い張っている。



読破

2014年04月24日 | 日記
1週間の就活フィーバーを終えた彼は力尽き
激鬱落ちしていた週末。

週明けになってもそれは変わらず、1日寝たきり生活。

月曜日には娘を怒鳴りつけ、火曜日には私に怒られ逆切れ。

手がつけられない。


ペットボトルのゴミを捨てようとしてて

「これしかない…。」って1本手に持っているから

「ふざけんな、目の前にあるじゃん。」って言ったら逆切れ~~~。

彼がたくさんあるペットボトルをまとめないので、私がゴミ袋にまとめて
おいてあって、それも袋に入りきらず目の前にあるのは一目瞭然状態なのに。

「そんなキツイ言い方しなくてもいいでしょ!」って。

確かにね、私の口は悪い。

でもさ、忙しい朝の時間に彼に与えている唯一の仕事をしないがゆえに
私がゴミまとめて、そこに用意しているわけで。

それを催促されて、やっとやろうとしたのはいいけど、やる気の欠如の
賜物か目に入らないと言う。

怒られて当然じゃねぇ?

眼鏡かけてないとか、なんだとか言ってたけど、結局やりたくないから
っていうか、自分の仕事だって思ってないからでしょって思っちゃう。

けど、朝忙しいし、彼の調子も悪いことがわかっているので途中で話を
折った。

「じゃ、もういい。ゴミ捨てはもうしないでいい。」って。

すると、

「また、そうやって話を途中で止める~~~。」とか言って泣き出すし。

面倒くせぇ~~~。

泣きながら、

「どうしてそんなキツイ言い方するの~~~。」と言うので

「私だってとっくに限界過ぎてんるんだよ!」って言うと

「だからってそんなヤツ当たりしなくていいじゃん~~~~。」だって。


ヤツ当たり?

ストレスの元凶に当たっているんだもの、ヤツ当たりじゃなくねぇ?

彼にイライラして、娘にあたることこそ、ヤツ当たりじゃねぇ?

まったく、ふざけんなよっ!って。



挙句に、やっとこさご飯食べ終わったら

「何するか自分でもわからんから、一緒にいて…。」とか言うし。

もう面倒見切れない。

って、結局半日休みとっていたんだけど…。

別に何するってわけでなく、布団で寝ている彼の隣でずーっと
座って彼が所有する本読んでた。

「夢をかなえるゾウ」って本。

昔、流行ったよね。

当時、1度読んだはずなんだけど…。

あとは彼がぽつぽつと話す内容に、相槌を打つ程度で、別にあれこれ
話し込んだわけでもない。

あっでも、彼が急に盛り上がって就労支援先に電話したりして
びっくりしたりしつつ。

そのあとに、本の中でガネーシャの課題で「応募する」ってのが
あって、まぁしょうがないか…とか思ったんだけど。

 注)夢をかなえるゾウはガネーシャっていう神様が変わりたい
   っていう主人公に色々な課題を出していくお話

ほんと、彼にもちょっとは変わっていただきたいものなんだが…。

結局3時間ちょっとで、1冊読破してしまった。

が、座りすぎて腰が痛いけど…。




内紛

2014年04月21日 | 日記
文字通り、家庭内で紛争勃発中…。

娘vs父。

就活フィーバーが落ち着いた彼は、やることを
すべてやってしまい、後は向こうのリアクション待ち。

この時期が結構辛い。

受かった上での妄想も膨らむが、悪いほうへの想像も
安易にできるわけで。

それに加え、動きまくった反動と折により天候の悪さ。

風邪を引いたと風邪薬飲んで寝込んだけど、たぶん
メンタルでしょうねぇ~。

彼が必死になって履歴書準備をしていた際は、かいがいしく
お茶を運んだりしていた娘も、また寝込むだけの父親に
厳しく当たり始めた。

娘に頼まれておやつにかったパンを彼が黙って食べた!と
言って騒ぎまくる。

彼にしたら4つ入っていたので、1つくらいいいだろうって。

まぁ、事前にちょうだいって言ってもそうやすやすもらえたか
は疑問ではあるが。

このところ、ジュースにしてもお菓子にしても争奪戦がはげしい。

基本的に週末にまとめ買いする我が家では、荷物が多いので
娘に加勢を頼んでいる。

野菜やら、牛乳やらヨーグルトやら…重いからしょうがない。

娘も面倒くさいだろうが、私がたいへんなのを理解しているので
ついてきてくれる。

そのお礼というか、ごほうびにおやつやらジュースやらを買う。

つまり、娘にしてみたら、労働の対価としてそれらをGETしている。

が、彼は寝たきりなのに、やれお菓子買ってきて、やれジュース買ってきて
って言う。

そして、買ってきてすぐにそれらを消費する。

さらに、欲しいから娘にちょうだいって言う。

それじゃ、怒られてもしょうがないって。


買うこと自体、お金がかかるわけでいい気はしない。

しかし、何より、買いに行くのが面倒なのだ。

しかも、重いからたいへんなのだ。

それをつらいだとか、体調がわるいだとかいつも同じことばっかりで
いいときがない彼が、当然のごとくいうそれを一番苦々しく思っている
のは私なのだ。

だから、娘の不満は、たぶん、私を投影しているだけなんだ。

今朝も、朝ごはんをなんとか食べながら、彼が

「今日はすっごい、調子悪い…。」と言うので

「調子に乗って動きすぎたせいなんじゃねぇ。」と返した。

実際、職安、美容院のほかにも、UNIQLOだかGUだかで買い物しているし
他にも細かなものが増えている。

すると、それに便乗した娘が

「そうだ~、そうだ~。」とはやし立てた。

すると、彼は

「人が辛いって言ってるのに、何だよそれ!」と怒鳴り返した。

それは私に向かったものなのか、娘に向かったのものかのかは分からない。

が、確実に娘は凍りついた。

「ふ~ん、辛かったら、そうやって怒鳴りつけるんだぁ…。」って

嫌味っちく、低い声で私が応戦。

すると、彼は残りのご飯をかっこんで、何も言わず2階へ消えていった。


彼はわかっていない。

娘が彼を見捨てていないから、今も三人でいられることを。

私は何度も何度も、彼を見捨てようとした。

つい先々週も、娘と2人実家に帰ろうとした。

それを引き止めたのは娘だ。

彼が履歴書書きで頑張った日に、娘が

「すごい、今日パパ頑張っているね!」ってものすごく喜んだことを。

新しい、制服(学校のではない)初めて来たときに、わざわざ
寝ている彼を起してでも見せようとしたことを。

娘が三人がいいっていうから、かろうじて三人でいられることを。

復活

2014年04月17日 | 日記
来た…。

また来ちゃったよ…。

彼の就活フィーバーが…。


どうも、今週から上がり傾向かと思っていたんだけど
いきなり美容院に行きたいと言い出したと思ったら
その足で、証明写真とって、職安に走ったらしい。

しかも、その場で申し込み、紹介状までとってきた。

つまり、職安を通じて応募しており、履歴書を提出しないと。

その履歴書が通れば、面接に行かないと。


どんだけ、懲りないのか…。

上がる→鬱脱出して動ける→就職したい気MAX!

みたいな流れで

履歴書→面接→不採用→落ちる

ってコース。

これの繰り返しさ…。


何度も何度も

「したいことじゃなくて、できることを考えて。」

って言うんだけど、自分の理想だけ掲げて突っ走る。

やれ、正社員がいい。

やれ、給料が高いほうがいい。

やれ、土日休みがいい。

そんなん誰もかもれも一緒でしょ。

それでも、健常者の人だって、若年層の人だって
パートや派遣やバイトで、薄給でも頑張ってんじゃんって思う。


ただし、今回彼は障害者枠で応募しようとしてる。

「ちゃんと、それなりにケアしてくれるって」

って言うんだけど…。

そりゃ~、病気をオープンにして働くってことは、病院通いくらい
認めてくれるのかもしれない。

普通よりも体調が悪いって休みが取りやすいのかもしれない。

でもさ…、そんなに世の中甘くないよね…?

もちろん、職場によりけりだろうけど、極論、企業も採用しなきゃいけない
から募集は出しているけど、それがベストなんじゃないのかなって。

募集はしてますが、応募がないんです的な言い訳が一番楽なんじゃないかって。

採用しちゃったら、気を使いながら、教育していなかいといけないし
色々面倒なことも多いだろうし。

さらに言えば、同じ障害者でも元気な身体の人のほうがいいんじゃないのかな。

精神の人ってやっぱり尻込みしちゃうんじゃないかな。

だって、とらえどころがないでしょ。

目に見えないでしょ。

こんなこと言ったら、傷ついちゃうかなとか考えながら一緒に仕事するの
しんどいと思っちゃうでしょ。


もちろん、そういう壁をクリアして働いていらっしゃる精神障害者の
方だっているだろう。

もちろん、オープンにせず一般就労されている方だっているだろう。

私も彼が働くことを全否定しているわけでもない。

でも、今の状態でフルタイムで一般の人に混じって働くってのは???

だって、先週まで毎日ひがな一日寝てた人間がなぜ?ってことでしょ。


彼は、

「なんで頑張ったねって言ってくれないの?」と言う。

職安行って、応募までしてきた自分を褒めてほしいらしい。

いやいや…ちがうでしょ?ってことだよね。

そこ頑張りどころじゃないでしょって。

時期尚早でしょって。

まぁ、いつそのいい時期がくるのかはまったくわかりませんけど。


はぁ~ぁ、ちょっとよくなるとすぐこれだ。

まったく、毎回毎回くたびれる。