娘の誕生日に、彼から贈物が届いた。
ちょうど、私が仕事で遅くなる日。
夕飯も一緒に食べられなかったからそのくらいの
時間に電話したら、届いてた。
オルゴール付のジュエリーBOX。
娘の好きそうなやさしいデザイン。
心底驚いて、うれしそうな娘の声に、私も
心底うれしかった。
彼がどうこうでなく、娘が父親に愛されているって
実感が持てて、本当にうれしかった。
娘も私も今年は何もないんじゃないかって思ってた。
当日まで二人でそんな話はしたことはなかったが
二人とも口には出さなくても共通の認識だった。
けど、届いた。
オルゴールの曲はカノン。
彼も娘も好きな曲。
結婚式の曲だったけど、それはおいておこう。
娘には、彼のことを大事に思っていてほしい。
誰よりも、娘のために。
彼には、娘のことを大事にしてほしい。
それも、彼のために。
お互いの絆が、お互いを支える。
親子なのだから、それでいいと思う。
例え私の存在が介在しなくても。