鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

必要?

2010年10月31日 | 日記
週末、私本人に加え娘までも風邪らしい…。

お義父さんは用があって金曜日の夜から実家へ…。
本当はもっと早く帰りたかったようだが、
彼が一人だと心配だといったらしく私が仕事から
帰るまで待っていてくれた。

本当に申し訳ない…。

彼は朝から過食して1日に飲める頓服をすべて
飲んでしまった…。

あげくに前日飲み残した眠剤を飲んで寝ていた。

そこまでして寝たいのなら…とリビングに寝ている
彼を残し娘と二人ずーっと二階で過ごしていた。

なんだかひっそりと肩身が狭い感じ…。

トイレに行くにも階段を細心の注意で足音を消し
娘にも何度も「しっー!」といい…。


そして日曜日…。

彼は一緒にご飯を食べるようにいうと必ず断る。
しかし、私たちが食べ終わるくらいにやっぱり食べると
言い出すことが多い…。

一緒に食べるのが嫌というより、人が食べていると
自分も食べたくなるということか…。

しかも食べ始めると際限なく食べ続ける。

まだ動くとふらつく私には何度も食べるものを用意
しなければらなず、かなりしんどい。

そのしんどそうにしているのが気に障ったのか

「俺って必要なのかな…?」と聞いてきた。

「怠けているようにしか見えないでしょ?」

「苦しめているはよくわかっているんだ…」


とっさに反応できず、

「怠けているとは思ってないけど、つらそうだし
 それに対して私もどうすればいいのかわかならい…」

とだけ答えた。


きっともっと言ってあげるべき言葉はあるんだろうが
頭痛のせいか頭が回らない…。


「俺にできることある?」というので
娘のオセロの相手を頼んだ。

娘は彼や私に気を使いすぎて不憫だということも
伝えた。


しかし、途中で私が娘に加勢したら

「だったら二人でやればいいだろっ!!」といって

あえなくお終い…。


娘はしゅんとしてしまい、彼はそのままお義父さんが
使っている部屋に閉じこもり布団をかぶってしまった…。


体調が悪い上に、食事の支度やら掃除やらをし
あげくに心休まることもない週末…。

今はこの流れに身を任せるしかないのか…。

無力感に覆われる。

風邪?

2010年10月29日 | 日記
急に寒くなったので風邪なのか…どっぷりと
沈んでしまった…彼ではなく本人が…。

頭痛にめまい、肩こり、口内炎、咳(一度出ると吐きそうになる)
睡眠不足に、おまけに無気力感…。

風邪ではない気も若干するが…。

朝起きても枕から頭を上げる気力がない…。

以前肩こりで整形外科からもらった薬を飲んで休んだが
夜中、中途覚醒した彼と話をしたせいか、うつらうつらと
して「寝た…」という感じがしない…。


とはいえ、このまま布団から出ないわけにも行かないので
一先ず朝食と娘の支度を用意した…。

やっぱり頭が重い…。
今日の仕事の算段を考える…。
なんとか、休めそう…。

娘を保育園まで送り、家に帰ってから会社に電話した…。

せっかく休むんだから、彼と話をしてみようと思った。

最近、夜中にポツポツと話すことはあるがまとめて話す
ことがなかったし…。

しかし、何度か布団に寝ている彼の隣に座って話始めるが
それもおっくうそうにする彼…。

こちらも具合が悪いのでそうそう頑張りがきかない…。

で、結局私は私で二階で布団に入ってしまった…。

お昼ごはんを用意して、あれこれ食べさせたくらいで
あんまり彼との時間をとることがなく1日が終わった…。

なんか、無力感でいっぱい…。

何とか彼の力になりたいと思うが、何をどうしていいのか
わからない…。

まったく浮かび上がるきっかけがつかめない…。

このまま澱のように底に溜まるしかないのか…。



執着

2010年10月26日 | 日記
この病気は何かに対する執着心が激しいらしい。

今彼が執着するものは「食べ物」だろう…。

とにかく、食べまくる。

量も結構多い、今日は温野菜鍋1つ。ご飯1膳、お汁1杯
納豆1パック、カップラーメン1つ、カレーライス1皿。
さらにポテトチップス1袋、柿の種小袋で2つ…。

これを短時間で食べきる。

見ているこっちが気持ち悪いくらい一心不乱に口に
入れていく…。

たぶんおいしいとかお腹がいっぱいとか全然関係ない。

そして限界になると寝てしまう…。

肥らないわけがない…。

でも最近は何kg肥ったとかはまったく言わない。
たぶん言えないんだろう…。


その前に執着していたのが化粧品。

確かに美容に気をつけているので、肌がきれいだった。

あちこちの化粧品やさんや薬局に行ってあれこれ説明を聞き

年齢あてをして30歳前とか言われていい気になりつつ

あらゆるサンプルをもらって帰っては自慢していた。


その続きで日焼け止めというときもあった。

3種類くらいの日焼け止めを場所によって塗り分ける。

さらにこの暑い夏でも常に長袖…。

あげくに日焼けは早めに対策するに限るといって娘にも
塗るように言われ、ただでさえ忙しい朝の時間が尚一層
タイトになった…。


あとつり道具のときもあったかな。

ルアーだとか、竿だとかあれこれ買い込んではまだあれが
足りない、これが欲しいとだとか言い出すと切がない。

洋服にも執着が強い…。
クローゼットには隠している服がたくさんあるみたい…。

どれもこれも一旦執着すると我慢ができない。

子供のようになるという病気らしいが、勝手に買える分だけ
始末が悪い…。


ある方から彼は「境界性パーソナリティ障害 」ではないかと
指摘を受けた…。

ネットで調べると、当てはまっている箇所もある…。


誰にだって執着や行き過ぎた感情はあるだろう
ただそれを抑える「理性」があるかないかだけではないか。

病気によって感情が激しく揺れ動く彼に「理性」を求めるのは
酷なんだろうか…。

正直私には単に我が侭が抑えられない、大きな子供にしか
見えない時がある…。

自分の感情の起伏をある程度コントロールできなければ、
一生社会復帰は無理だろうし、一生つきあえないかもしれない…
と思う時がある…。



資格

2010年10月26日 | 日記
彼は同じ業界の仕事を15年くらい続けていたが
いっさい資格を持っていない。

もちろん、持っていなくても仕事はできる。
でもいざ就職試験ともなるとないよりはあったほうが
いいだろう…ということで、とある試験を申し込んでいた。

受験料に9,000円
テキスト代に4,000円
問題集代に2,000円
閉めて15,000円

正直痛かった…。

で今朝、届いてからずーっとほって置いた問題集を見て

「こんなの無理だ…」と言って落ち込んでしまった。

もう文字を読むのも苦痛だいう。

こんなんじゃ勉強なんて到底できないという。


正直、こんなことになるんじゃないかと思っていた。

実技と試験は別物である。

こんな知識要らないし使わない…と思えるものでも網羅して
おかなければならないのが資格試験だろう。

かく言う私は前職の関係で、履歴書の欄にかけない
くらいの資格を所有しているだけに身にしみてわかっている。

だからこそ一からの勉強が必要だと思っていた。

でも彼はすっかり舐めきったのか、する気力がなかったのか
ギリギリまで何の準備もしていないあげくに今日の丸投げだ。


完全にストレスに対する耐性がない。

この病気だからしょうがないのか…。
それともそもそもそれがわかっているのだから
時間をかけて準備しようという覚悟がたりないのか…。

試験日は来月の20日…。


しかし…そこから一気に落ちてしまったらしい。

仕事中に電話が鳴った。

彼から「もうダメだ…」と電話が来た。

そして彼からの電話越しに泣きながら何かを話しかけている
お義父さんの必死の声…途中で彼が電話を切ってしまった。

あわててお義父さんに電話する。

用意した食事を全部食べて、お義父さんにお菓子をねだり
それでも荒れまくってお義父さんにキレまくりらしい…。

そのあとかばんに荷物を入れていてどこかに出かけようと
しているという。

もうお義父さんの話は全然聞かないという。


私に「帰ってきて…」というお義父さん。


帰ると彼は布団の上で、かばんを手にしている。

でも私が隣に座ると振り切ってまで出かけようとする
気配はない…。

一旦、お義父さんに席をはずしてもらい話を聞く。

自分はもう何もできない、もう苦しみたくないという彼。


そしてお義父さんに「直してやろうと思って…」と何度も
言われたのが尺に触ったらしい…。


「直してやろうと思って…」

確かにお義父さんがよく言う言葉だ…。
私も気になっていた…。

「~してやる」という表現はある意味押し付けがましくも
聞こえてしまう。

実父に対する甘えもあり、反感が出るんだろうとは思うが…。


話したら少し落ち着いたのか、かばんを放した。

「何かもっと食べたい…」というので、食事を用意する。

その茶碗も途中で投げつけながらも、なんとか食べるだけ
食べた…。

そして「気持ち悪い…」と言いながら、横になった。

片づけをしたあと、お義父さんの元に話を聞きにいった。

「お父さんは治してあげようと思って一生懸命…」と
何度も何度も繰り返し話すお義理父さん…。

「もうどうやって接してあげたらいいのかわからない…」という。


「~あげる」、「~してやる」のオンパレード…。


それが感に触ったらしいことをいうと本当に切なそうな顔になる…。

「ごめんねぇ、お義父さん…」というのが精一杯…。


そのあと1時間以上も同じ話を繰り返すのをただ聞いていた…。


「でもねぇ、お義父さん…
 周囲の一生懸命さでどうにかなるんなら、私かなり昔から
 一生懸命やってるんだけどぉ…。」

「報われないのはお義父さんだけじゃないから…。」

なんて言えるはずもない…。


そのまま寝てしまった彼を確認して、仕事に戻った…。





虐待?

2010年10月25日 | 日記
それぞれの実家で過ごした週末…。

なるたけ考えないようにして過ごそうと思ったのだが
色々考えることが多かった…。

日ごろ、心に蓋をして目の前にあることをこなしているだけに
することがなくなったとたんに心の蓋が開け放たれたように
色んな感情が噴出した。


1つ気がついたことがある。

いや、気はついてはいたがずーっと蓋をしていたことが
目の前に大きな問題として提示されことがある。


娘のことである。


端から見て「情緒不安定」らしい…。

母親と弟から指摘された。


娘はものすごく母親(私)好きだ。

でも、その行動は確かにちょっとおかしい…。


例えば、何でもないときに「ぎゅーして~」といってべったり
してくる…。日に何度もだ…。

どこに行くにも私についてくるように言う。
家の中でもだ…。

私が怒ると「ごめんなさい」ととにかくあやまる。
自分が悪いと思っていなくてもだ…。

まるで虐待する母親に謝っているように…。


そうだ、私は彼女を虐待しているのかもしれない…と
気がついてしまった…。


確かに私は非常に怒りっぽい。
口も悪い。

どっちが病人かわかならいくらいキレるときがある。

ただし、娘相手にだけだ…。

どんなに頭にきても彼にはキレられない…。

やっぱりそれは弱いところにだけ不満の捌け口が
向かっているということではないのか…。

日ごろニュースで見るようなネグレクトはしてないが
でも言葉の暴力って充分虐待だろう…。


今朝もいつまでもテレビを見ていてご飯を食べない、
着替えをしない、髪をとかさない…と矢継ぎ早に
叱ってしまった。

叱った?怒ったが正解か?…。

あげくに頭を小突いてしまった…。

当然娘は泣いた。

泣いてしがみついてきた…。

そうなると私自身もう押さえが効かない。

彼とお義父さんの目を気にしながらも

やっぱり怒ってしまう…。

そして娘はしがみつきながらも、「ごめんなさい」と
謝っている…。

やっとの思いで、怒るのを止めてしがみつく娘を
抱きしめた…。


きっかけは確かに娘であることも多いが、でも
必要以上にきつく怒ってしまうのはやはり私が悪い。


そして家を出て車の中で
「ちゃんと言うこと聞いてくれないと、
 ママまでおかしくなっちゃうじゃん!」
と言ってしまった…。

かなりマズイ…。


なるたけ彼に対する感情を押し殺して生活しているので
ついつい油断すると一気に違う方向に爆発してしまう…。

わかっているはずなのに…止められない。


今日帰ったらちゃんと娘に謝ろう。
そしていっぱい、いっぱいぎゅーしてもらおう。


でもいつか、きっと私はとんでもないしっぺ返しを
受ける気がする…。