鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

旅行2

2013年08月27日 | 日記
前日の勝手気ままな彼の行動に完全に頭にきて
しまった私は2日目まったくの無視を決め込んだ。

ただし、朝食の席での相変わらず携帯をいじりながらの
態度には苦言を呈しておいた。

いち早く席を立つことにもこの際どうでもよくなっていた。

たぶん、今の経済状態を思えば、今回ほどのホテルには
この先いつ泊まれるかまったく予定が立たないので
娘とゆっくりとリッチなホテルの朝食を楽しむことにした。

ちなみに義父母は彼の携帯にはまったく文句を言うことなく
義母に至ってはタダひたすらに食べまくり、みんなが席に
揃わないうちにデザートにまで食べる勢いでビックリした。

2日目の予定は午前中にアクアマリンを見てあとは昼食べて
帰るだけ…。

あちこち回るにも体力と資金がおぼつかないのである。


アクアマリンはまだ震災の復興途中ではあるが、それなりに
見ごたえもあり、釣った魚を買い取ってそのまま調理して
食べるというスポットがあり、娘があっという間にアジを6匹
吊り上げてしまい、あやうくお腹一杯になるほど食べてしまった。

途中、あまりに彼が自分を撮るように言うので、それを無視しつつ
とうとう3人ショットをまったく撮らずで終わってしまった。

いちいちどうせそれネットに上げるためでしょ…と思うと、
何一つ協力したくなかったから。

私に頼むことを諦めた彼はいちいちお義父さんに頼んでいた。


アクアマリンを出て、適当におみやげ物を物色しつつ、あとは
お昼を食べて帰ることにした。


しかし、帰る途中にまたまた大きなトラブルが…。


朝チェックアウトの前に、義父母から渡されたお金は2人分には
充分すぎる金額だった。

この旅行に誘う際に、自分たちの宿泊代は絶対に自分たちで払うから
という約束で一緒に行くことにしたのだった。

だから何度も何度も返すのだが、それを無理やり娘に渡されとうとう
根負けしてしまった。

が、こうなるともう無理からできることは全部やらないとって思って
率先して運転をかってでた。

とはいっても、その前々日、前日の運転もあり、正直腰も痛いし
運転そのものが苦でしょうがなかった。

高速に入り、疲れがピークになったころ、バックミラーに写る
彼を見ると、にたにたしながら携帯をいじっている。

きっとたくさん撮った写真をUPして面白おかしく書いていることだろう。

そう思ったら、またイラついてきた。

なんで私がこんなに切ない思いをして、運転しているのに彼はのんきに
携帯いじってるんだろうって。

すると、スピードが出すぎでしまったのか覆面に捕まった。

大馬鹿なのは私だ。

勝手にイラついて、勝手にアクセルを踏み、捕まった。

サイレンを鳴らされ、誘導される。

娘は寝ていたのに、サイレンの音に飛び起き、車を停めて私が出ていくので
半狂乱人になって泣き喚く。

「スピード違反しただけだから、連行されたりしないよ。」と言っても

寝起きだからまったく理解できないらしい。

ひとまず義母に頼んで、取り合えず警察車両へ。

すると、彼がその様子を写真で盗み撮りしている。

あまりにかっとなって、警察車両から飛び出た。

彼に向かって

「何、写真撮ってんの!止めて!」と叫ぶ。

もちろん、後部座席に座っている私が写るわけがないのはわかる。

しかし、家族が捕まってるのに野次馬のように携帯で撮っているって
理解できない。

彼が車に乗ったのを確認して、もう一度娘に声をかけ警察車両に戻った。

あまりの勢いに警察の方もビックリしていた。

規定の手続きのもとに、釈放される。

当然、私の手には違反切符と罰金の払込表が…。

ここに来て、こんな出費は痛すぎる…。

まぁ、そんなことを今さら言ってもしょうがないとはわかっているが…。


車に戻ると、娘がしがみついてきた。

「ほら、ちゃんと帰ってきたでしょ。」と言ってしばらく抱きしめていた。

運転はお義父さんが代わってくれて、しばらくみんな無言だった。

しばらくして、彼が軽い調子で

「罰金いくら取れれるの?」と言ってきた。

もう、またもや切れまくり。

金額は答えずに、冷たい声で聞き返す。

「自分が色々しでかしたとき、私が一生懸命警察に何度も頭下げてんのに
 私が捕まってるの携帯で撮るっていったいどういう神経したらできるの?」

すると、一瞬の間があり、彼が走行中のドアを開け、車外に飛び出そうとした。

ドアの付近にお義母さんが寝ていたので、スムーズに移動できなくてもたつく
ところをベルトを掴んで私が引き倒す。

あわてて起きたお義母さんがドアを閉める。

娘もまた泣き喚く。

車内大パニック。


彼も泣き喚きながら

「もう、ここにはいられない。
 どっかにいってしまいたい。」

どっかって、結局そういう意味なんだろうなと思う。

が、そんなこと言われても「はい、そうですか」というわけにも行かない。

スピード違反で使った挙句、交通事故など起こしている場合ではない。

まったく、手が掛かってしょうがない。

取り合えず、頓服を飲ませ、涙と鼻水を拭くティッシュを渡す。

娘を再び抱き寄せ、なんとか落ち着かせる。

お義母さんだけが、わけもわからず、かといって状況を聞ける雰囲気もなく
また黙って寝てしまった。


県内に入る頃は、みんなが一応落ち着いていた。

帰りが夕方になったので、義父母は我が家にもう1泊。


私は夕飯の支度をしつつ、洗濯機を回す。

そして、思う。

「いやいや、こんなことで根を上げていられない。

 だって、私は明日実家で復旧作業をしなければならないのだから。」と。


そう、楽々旅行の余韻を楽しむわけにも、彼の諸行を恨んでいる余裕などないのだ。

私たちが旅行に行っていた間に、実家の覆った木の伐採作業が終わっていた。

その後には残った木材の撤去と、庭に積もった土砂の撤去作業が待っていた。

明日朝早くに、実家に移動し週末にかけて復旧作業をしなければならない。

何より、両親のことが心配だった。

私には、やななければならいないことがある。


彼は夕飯も食べず、薬を飲んで早々に就寝した。

荷物の片付けも、何もせずただ寝逃げした。


私にはもうどうでもよかった…。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿