すいません、長々と回想録が続いています。
書きながら、1つ1つ整理している感じです。
で、結局どうなったん?さっさっと書けや!
て思っていらっしゃる方もいるやもしれませんが…
すいません、もうちょい続きます。
お盆休み、彼の実家で、彼と義両親と義兄一家と
2日を過ごし、自分の実家に移動した。
実はこの休み前、人の世話ばっかりやいていて、自分の
携帯を持ってくるのを忘れた。
娘には、「宿題ちゃんと持ってて~。」とか
彼には、「薬忘れないで~。」とか。
今考えれば、きっとそう言いながらもどっか壊れていたんだろう
と思う。
この休みまでは…って思いながらの毎日だったから。
車で30分以上走ったときに、気が付いたのだが高速に入ったことも
あり、
「まっ、携帯なくても生きていけるわ~。」
と諦めてしまった。
彼なら、絶対戻ってたと思うけど。
でも、実家に戻るころには携帯のない生活に慣れてしまってて。
会社からかかることはそうそうないし、電話をくれる娘や彼とも
ほとんど一緒だったし、自分の友達とも約束なんかできてないし。
だた、実家に戻ってから、彼からの電話を受けないで済むのは
ちょっといいかも…なんて思いながら、実家への道中考えていた。
が、そんなん思いっきり甘かった。
実家に着くと、いきなり実家の家電に彼から電話が入っていた。
これは今日2本目だと実母に言われた。
家に着いて、早々になんだよ…と思いながら、電話を代わる。
「もしもし、どうした~?」
と、なるたけ鷹揚に聞こえるように話し出す。
「ちゃんと着いたかなって思って。」とか、どうでもいい感じの話。
そのあと、あ~だこ~だ話して、ちゃっちゃと電話を切った。
なんか、歯切れ悪かったかも…って切ったとに思ったような気も。
なぜなら、そのすぐ後にまた電話があって、今度は
「向こうから電話がきた。」って言い出した。
向こうとは、彼が身分を偽り、長く付き合いを重ねて、それが
もとで口論になり、自殺未遂をしたうえに、つきあいを止めたといいつつ
復活させ、先日とうとう私と直接対決した人のことを言う。
確かに、電話を切るときに、また話したいといわれたが、彼がLINEを
消してしまい、連絡さえ取れないのだといわれていた。
もちろん、何度か直接会っている人のくせにLINEしか知らないってのは
おかしいって思っていたけれど。
向こうから直接電話が来ると思わなかった。
しかも、
「今さら、何なん?」と聞くと
「会いたいから、こっちに来るって言ってる。」って。
「はっ~ぁ?」だった。
独身だって偽っていた彼。
自分の病気をいいように利用し、それでも心配かけていた彼。
私が直接話した後、携帯の不具合を理由にたぶん本当に自分から
一度も謝罪していない彼。
そんな、彼に会いたいからってもう一回こっちに来る???
しかも、交通費使ってだよ!
しかも、泊まりにくるって言ってるって!
その人は彼が無職なことを知っているので、会うときは
わざわざ新幹線代自分で払ってやってきてたらしい。
もちろん、あっちこっち観光させてあげるだけの余裕も
ないし、食事だってファミレスどまりらしい。
そんな男にどんだけ未練?
私が、「家族がこの先どうなるかはわかりませんが」とか
言っちゃったから?
騙されてたんだよ、わかってる?
もう、すべてが私の理解を超えていた。
「何しにくるの?」と一応聞くと
「俺に、会いたいって…。」としゃ~しゃ~と話す彼。
で、しょうね…それはわかっていますよと。
やり直したいとかそういうことなんですかと。
聞いていて、気が遠くなりそうだった。
もうね、怖いよ。
怖い。
ネットで、あれこれ言い合って、精神疾患の病気持ちで無職の男に
しかも嘘までつかれてて、自分だって子供いるのに、それでもそれでも
身銭切ってまで、会いたいってか。
「で、それを相談しているあんたは私にどうして欲しいってか?」
と彼に聞いてみた。
「うん…、どうしよう。」だって。
「会わないって言えばいいじゃん。」
「そう言ったけど、どうしても来るって言うから。」
「来ても、会わなければいいじゃん。」
「う~ん、そうなんだろうけど…もう約束したちゃったし。」
「約束したなら、それ以上どうしてみようもないよね…。」
ほんと、何度も思うけど、こいつはバカだ…って。
「その人と、また付き合いたいってことなん?」と聞くと
「ううん、それはない。」って。
「じゃ、なんで会うの?」って言うと黙る。
たぶん、この辺で、ブチ切れて電話を切ったような気がする。
気がするってのはあんまり覚えていないのだ。
こっちの考えがまとまる前に、またすぐ彼から電話が来て
あ~だこ~だ話して、切って、また来ての繰り返しで。
いい加減、実母も心配し始めるし、娘は私がたびたびいなくなるので
不機嫌だし。
とうとう、夕飯にビールを飲んで、酔いが回ってきたころに来た
電話にブチ切れだ。
「勝手にしれさ!
その人と継続したいなら、こっちを切ればいいでしょう。
こっちと継続したいなら、今度こそきれいさっぱり切れてこい。
それがはっきりするまで、家に帰ってこなくていい。
この休みが終わっても、迎えになんて行かない。
自分一人で帰ってこい!
それから、こっちもゆっくり考えたいから、もう電話しないで!」
もう…10年だよ。
10年、頑張ってこの仕打ちだよ。
貧乏も我慢した。
病気もよくなるようにっていっぱい努力した。
薬だって、睡眠だって、食事だって、よくなる
ように頑張った。
育児も家事も全部一人でやった。
仕事だって、たいして稼げもしないけど働いた。
そうやって、そうやってやっと守ってきた家族の形が
こんなに無残に打ち壊されるのかって…。
酔いも手伝って、ひとりっきりなのをいいことに
久しぶりにしみじみと泣いた。