鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

終了

2012年10月31日 | 日記
私と彼の逆転生活はあっという間に終わってしまった。

彼の突き上げるようなイライラはどうやら消え去ったらしい。

私のワナワナ・ガクガク・ブルブルな感覚もそれ以外の諸問題で
ひとまず封印されてしまった。

結局、すべて元通りな生活…。

彼はひがな寝て、食べる生活。

私はそれにイライラしながら、日々あれこれ動き回る生活。


つまり…私が感情的に責めてしまうとこうなるってことなんだろう。

今回で学習した。

もう、絶対余計なことは言わない。

日々の嫌味くらいは言うけど。

嫌味って言ったって、食べすぎを注意したり、洗顔や入浴を促したり
する程度って意味だけど。



さて、私の諸問題とは?

ひとつは義理の両親の訪問。

週末、朝の7時からいらっしゃった。

それでも平日と同じ時間に起きていたからよかったものの、いつもの
週末なら寝てたかも…。

我が家のアンテナが土台の腐食により、不安定だったので取り替えるため
雨が降らないうちに…とのことで文句も言えないのだが…。

お義父さんは着いて早々屋根に上り、お義母さんは庭の野菜や草を取り始め
私は朝食もまだという二人のために、急に人数の増えた朝食を作り始め
娘は学校行事のため登校準備をして、彼だけコタツにぽつんと座っていた。

起きているだけマシな方なわけだが、食卓に並べるおかずをつまんで
みたり、お義父さんたちが持ってきてくれたみかんやらなにやらを
食べてみたりで、あんただけ何やっての?状態。

朝食を作り終えても二人とも家に入らないので、あわてて様子を見に行く。

ひとまず、はしごを上がり私も屋根へと。

たいして手伝うこともないが、屋根でうろちょろ。

続いて取っていただいた庭の草を袋に詰めるなどしつつ、またうろちょろ。

そのうち娘だけ登校。

でもまだ終わらない。

瞬く間に9時を過ぎて、彼はお腹いっぱい。私はお腹ぺこぺこ。

やっと一段落して、みんなで朝ごはんと思ったら彼は我慢できず、

「2階行って寝ていい?」とか言ってるし…。

1日あれこれと家の世話をしてもらい、彼とほとんど話すことなく
両親は帰っていった。


そして、翌日娘は代休でお休み。

私も休みたいけど、そうも行かず出勤。

彼は朝も起きずでそのまま放置。

娘は友達と午前中遊び約束をしていたのだが、11時を過ぎて電話が鳴る。

出ると、泣きじゃくり。

聞くと、友達とケンカして、そのまま怒って帰ってしまったらしい。

「ママ~、ママ~っっ」って言われても…

なんともしょうがなく、落ち着くまで話を聞いて、一旦電話終了。

そのあと昼休みなってあわてて一旦帰宅。

結局、翌日学校で仲直りができてよかったものの、こじれたらどうしよう…
ってずーっ落ち着かなかった。

また学校行きたくないって言い出すんじゃないかって…。

それでも私に気使って無理して行くのもかわいそうだし…って。


そう…私の抱える諸問題は彼ばかりとは限らない。

っていうか、当然のことながら私にとっては

娘>彼

なわけで、今さならながら、娘と自分を大切に生きていこうと誓うのだった。


そこで、問題。

実は今週末、私の誕生日なんだが、自分の実家にかえってしまおうかと
画策中。

どうせ、彼はおぼえちゃいない。

去年も、きれいさっぱり忘れていた。

自分の誕生日にあれこれ、ご馳走作る気もしないし、ご馳走してくれるって
両親も言ってるし、娘も遊びに行きたいって言ってるし。

でも…あとでバレたら、彼きっといい気がしないよなぁ…と。

う~~~ん、どうしよう…。



逆転

2012年10月26日 | 日記
ここ最近、彼は昼休みになると電話をかけてきていた。

出ると、

「辛い…。」って。

私も、

「そっかぁ…」って。

その後、ご飯食べたか?とか薬飲んだか?とか言って、
あとはまったく関係ない話とかしてで、しばらくすると

「疲れたから、寝るわ…。」って言って彼が切るみたいな。

そんなやり取り。


が、先日電話に出ると

「イライラしてどうしようもない…。」って。

その途端、すべてが逆転してしまった。


躁転?

また?


それまで不平不満ではちきれそうだった私の感情が急にしぼんで
身体の中で、ぎゅっと固まって、不安と恐怖で騒ぎ出す。

心がざわざわして、耳がわぁーんって圧力がかかったみたいになって
ひざがガクガクしそうになる。

今さらだけど、そういう病気なんだということを思い知らされる。


でも、なるたけ落ち着いた声で、

「どんな風に?」と聞くと

「なんかを投げつけたるくなるような…。

 車どっかぶっ飛ばしに行きたい感じ…。」


あわてて停める。

車ぶっ飛ばして、事故でも起こしたら目も当てられない。


そんな話をするうちに、頓服を飲んで眠気がするのかいつもと
同じように、

「寝る…。」とって電話を切った。


それから、就業時間まで躁転についてネットで調べたりしながら
過ごし、あわてて帰る。

2階に上がると、寝息を立てて寝ていた。

台所に入ると、タバコが置いてある。

やっと夏前に止めたばかりのタバコ。

きっと私と電話した後で買ってきたものだろう。


また?

またそっからやり直し?


春先に調子にのって金髪にしたり、タバコばかり吸って
私と娘とどんなに嫌がっても家中を臭くして、焼け焦げをあちこち
作って、自分勝手なことばかり言っていた時がフラッシュバックする。

あわてて、お義父さんに電話する。

落ち着いて考えれば、あだ躁転したと決まったわけじゃない。

でも、どんなにお義父さんに言われても落ち着いて考えることができない。

そのうち娘がやってきて、タバコのことを説明すると泣き出してしまった。


それで電話を切って、娘を抱きしめて落ち着かせるともう1度
彼の様子を見に行く気になった。

窓が開きっぱなしになっているので、閉めてると彼が目を覚ました。

「どう?」と聞くと寝ぼけた声で

「うん…、大丈夫…。」と言ってまた寝息を立てる。


何が大丈夫なのかわからないけど、その声色がいつもとそう変わらない
ような気がして、少しだけ安心した。

それから、極力普通にして娘とご飯を食べ、TVを見て、お風呂に入り
一緒に寝た。

明日目を覚ましたら、鬱でもいいから、いつもの彼でありますようにと
願いながら寝た。


翌朝、いつもの時間に起きて、娘を起こすと彼も目を覚ました。

そう思って見るせいか、目つきがちょっと険しい気がする。


「どう?」と聞くと

「えっ?」と言うので

「イライラするの?」と再度聞くと

「うん…。」と答える。


それでも、起きてご飯を食べると言うので用意する。

そして、ご飯を食べている途中で

「あっ…。」と言うので、

「何?」って聞くと

「急に落ちた…。」と言う。

?と思って聞くと、イライラした気持ちが落ちて、反対に不安感で
一杯になったということらしい。

そんなものなのだろうか…。

それでもタバコは一応キープしておきたいと言うことで保留になった。


以前、大エピソードを起こしたときも私が文句を言ったあとだった。

私が感情的になって話すといつもこうだ。


いつもは私の機嫌を伺っていたであろう彼。

それとは逆転した生活がまた始まった。





限界

2012年10月24日 | 日記
前回のブログの内容からしてもどうも、私も限界に
近いのだろうなぁ~と客観的に思ったりする。

前のめりになればなるほど、彼を追い込む結果になることも
充分分かっているつもりなのに…。

そこで、私にできることのラインを考えてみることにした。

私が彼にできること。

1.薬の管理
2.診察への同伴
3.食事や起床時間など生活リズムを整えるための協力
4.孤独にしない
5.私自身なるたけ機嫌よく過ごせるようにする

って感じかなぁ…。

1と2はそのまんま。

ただし3はあくまで協力であり、強制はしないこと。

そして4はついつい、こもりがちで話もほとんどしないので
声掛けとともに、なるたけ娘と過ごせるようにすること。

あと自分から話してきた時はできるだけ聞き役になること。
(これは口数の多い私には結構たいへん…)

さらに、結局は私の機嫌(体調)によりあたりがきつくなるので
心穏やかに過ごせるように努力することが一番の彼への貢献かと
思ったりする。

あとは、彼の病気であり、彼の問題だと割り切ることだろう。

彼の人生であり、彼の心のありようでこの先どうなるかが決まるんだろう。


私は私で、娘と二人仲良く、なるたけ機嫌よく健康に過ごせるように
心がけよう。


昨日は帰ってから、娘と二人和室を掃除してコタツをだして、お鍋を
作って二人で食べた。

彼は私が帰った時は、娘と一緒にいてくれたけど、あとはお役ゴメンと
ばかりに2階に行って寝てしまった。

それでも、娘は久しぶりにパパと遊んだと喜んでいた。

話を聞くと、娘が彼に折り紙を折ってあげて少し話を聞いてくれたって
ことらしい。

「パパとっても優しかったよ~~~」と本当にうれしそうだった。


別に諦めたわけではないし、見放したわけではないつもりだ。

でも、無理をしないことは私のためでもあり、彼のためでもあるのだろうと
思うしかないかなぁ…今は。





理解

2012年10月22日 | 日記
とある、双極性障害のブロガーさんの記事に

「気合でなんとかるなら、死ぬ気でするわっ」的なのがあった。

そして、その記事に対するコメントに

「健常者に理解なんて無理」

「理解する気さえないだろ」

的なものが多かった。

(本来なら、トラックバックとかアドレスあげるべき?)


確かに、双極性障害やうつ病などの精神疾患は気合でなんとか
なるものでないことを、私は理解しているつもり。

精神といいながら、その実脳機能の病気であると理解しているつもり。

もちろん、本人が辛いのも、しんどいのも理解しているつもり。


ただ…反論や批判を恐れずに言わせていただけるなら、
正直、理解だけ求めらても…というのがあるわけで…。


日曜日、朝起きたらものすごい頭痛…。

私は偏頭痛持ちではないので、この場合は原因はコリからくると思われ。

肩コリやら、首コリから頭痛になるのである。

しかも、日曜日なのに朝の6時より前に(平日より早く)娘が起き出し
ギャーギャー騒ぐので、尚更イライラが加算され気持ち的にもCLOSEする。

しかし、どんなに寝ようと頑張っても7時を過ぎればご飯を作らねばならず
一通り準備して自分が食べた後、速攻ソファで横になった。

娘は不満たらたらだが、なんとかシャットアウトして寝たおす。

10時を過ぎると、彼がやってきて目を覚ます。

その日は珍しく、買い物についてきて荷物持ちをしてくれるハズだった。

が、私が動けない。

頭と身体が重い…鉛詰まってる?くらい。

加えて起きようとすると、めまいしそう。

「ごめん、買い物今無理…。

 ○○(娘)連れて、お昼用にお弁当買ってきて…。」

と言って、お金だけ渡し、また意識が飛ぶ…。

帰ってきたときには「お帰り」を言ったが、あとはまた落ちる…。

次に気が付いたのは午後1時過ぎ。

でも寝ている間も、あれをしなきゃとか、これをしなきゃとか…
そんなことばかり考えていた。

でも、頭痛はちょっと治まっていたので私の分のお弁当をいただく。

まったく今月は財政が超厳しいのに…と罪悪感たっぷり…。

食べ終わり、この勢いで買い物をしようと思い、娘に頼んで彼を呼んできてもらう。

しかし彼は、娘の残した弁当を食べたきり、行きたくないモード全開。

私がふらつこうが、頭痛を訴えようがなんら関係なし。

調子悪いから、無理一辺倒。

しかも、

「菓子パン買ってきて…」だって。

朝ごはん食べたあとの洗物もそのまま流しに投げっぱなし。

おかずやら、娘の箸やらはテーブルに出しっぱなし。

片付けてくれる気などさらさらなし。

半分泣きべそかきながら、買い物に行く。

だって、今日買わないと冷蔵庫の中空っぽなんだもの…。

それでも娘はついてきてくれて、荷物を持ってくれた。

ありがたや~~~~。


帰ってからまた速攻横になる。

夕方暗くなるまで…。

途中娘が「さみしい~~~」と言ってじゃれてきたのにはちょっと付き合う。

それで精一杯。


彼は私たちが帰ってきても2階から降りてこず。

夕方降りてきたと思ったら、トイレにいって、菓子パンだけ食べて
私にも娘にも声をかけずまた2階に戻っていった。

その日彼から、「大丈夫?」などの心配する発言は一切なし。


今朝も調子が悪いのか、起こしても起きてこず、そのまま放置して
会社に来たら、さっき電話あった。

「今日調子が悪いんだ…どうしたらいいかな~。」だって。


辛いんだろうし、しんどいんだろうけど、知るかそんなん!って思う。

私がしんどくたって、何もしてくれないくせに、自分だけ泣きついてくるな。

求めるだけで、何かしてもらうことが当たり前で、自分のことしか
考えられないっていうなら、一人で生きていけ!って思う。

give and takeとは言わないが、一方的な依存は関係性に無理がある。


こっちだって生身の人間だ。

具合の悪いときもあれば、機嫌の悪いときもある。

でも常に、give・give・giveだけでは付き合いきれない。


理解して欲しい。

優しくして欲しい。

世話を焼いて欲しい。


欲しい・欲しい・欲しい…それだけでしょ?

自分はいったい何をしてくれるの?


もろん、これは我が家の・彼の話である。

双極性障害や精神疾患をかかえる人が全てそうだとは思わない。


しかし、精神疾患を抱える人だけが痛みを抱えているわけではないと
思うのだ。

病気を抱えていようがいまいが、要は人間関係だ。

相互理解なければ、成り立たないのではないか。





突然

2012年10月19日 | 日記
昨日の私の書き込みを読んだせいではないだろうが
今朝彼がお風呂にいた。

朝5時過ぎ起き出していつまでも2階に戻ってこないな~って、
また台所でバカ食いしてんだろうなぁ~って思って、
でも朝から怒るのも嫌だから、知らない振りしていつもの時間まで
寝て、やおら1階に行ったらお風呂の電気が点いていた。

こっそり様子をうかがうと、シャワーの音がしてた。

昨日は私と娘が2階に行くまでまったく起きずに、ずーと寝ていた。

お昼に用意しておいたおにぎりも食べずに、昼用の薬も飲まずに
たぶん1日寝ていたんだろう。

私が帰ってからこっそり見に行くと、締め切られた寝室は彼の臭いが
充満していて、あわてて窓を開けたときにちょっとどけ起きて、寝ぼけた声で

「どうしたぁ~?」と言うので

「臭いが充満してて臭い…。」って

思いっきり言ったのが気に障ったのかもしれない…。


まぁ、それで3週間ぶりにシャワーできたのなら、いいとするけど。


でもお風呂から上がったら、つめ切ってた。

これも以前から私が言っていて、足の爪だから怪我する前に切りな~って。


う~~~ん、どういった心境の変化だろう。


まぁ、単なる気まぐれかもしれないからあんまり期待するのはよしとしよう。


朝家を出るとき、すっごい久しぶりに彼を正面から見たら、
大木凡人さんみたいだった…。

ほんの半年前は、金髪の細身の遊び人風だったのに…。

人間そうも見た目が変わるものかと、妙に感心してしまった…。