鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

極論

2010年12月27日 | 日記
本日年内最後の受診日でした。

ここ3週にわたり、二人で書き留めたノートを
持って二人で受診しています。

行く前に必ず彼は

「話せないから、代わりに話して…」と言います。

そう言われて必ず私は

「その時はねぇ…でもできるだけ自分で話して~」と言います。

結局先生の前ではそれなりに話しているので、最後の薬の処方
などのときに話しますけど、そう出しゃばることなく診察を
終えることになります。


この半年間双極性障害だとわかってから、あ~だこ~だと
このブログにも書きつらってきましたが極論たどり着いた考えが
あります。

『周りがどんなに頑張っても、結局は本心次第』ってことで。

本人が自主的に病気に立ち向かわなければ、薬だって家族の
努力だってそれは補助的な意味合いにしかならず、本質的な改善は
見られない…と思い至りました。

だから敢えて、自分の思い、自分の症状を自分の口で先生に説明する
ことが必要だと思っています。

私主導ではなく、先生主導ではなく、彼主導でこの先治療方針を
決めていく…それは難しいことなのかも知れませんが…
一生二人三脚でこの病気と付き合っていくのならば、必要な覚悟
ではないかと思っています。

現実はまだまだそこまで至りませんが、そうなれるように…
彼と二人また来年も頑張って生きたいと思っています。

占いなどによると二人ともよい年回りではないようですが…
ぼちぼちとやっていけたらなぁ…。




歪み

2010年12月27日 | 日記
なんとか無事にクリスマスも過ぎました。

会社の昼休みと帰りと2度に分けて食材の調達に走り
ケーキをGetしてクリスマスの食卓を整えました。

先月の娘の誕生日は彼には辛いだけだったらしく
今回はちょっとでも楽しんでくれるといいなぁ…と思って…。

心療内科の先生にも「クリスマスを楽しんで」と
言われましたし…。

でもチキンをたらふく食べて、ケーキを食べて…
あとは一人先に寝てしまいました…。

娘は初めて飲むシャンメリー(お義父さんが買ってくれた)
を飲み喜んでおりました。

「サンタさん今どのヘンだろう…」と言いながら…。


翌朝、ゴソゴソとプレゼントを娘の枕元に…。

彼も早くからゴソゴソしていて、カメラやビデオを
枕元において鬱々していました。

朝方うっすら目を開けて、娘がプレゼントを確認すると
自分のリクエストのおもちゃがあることに安心した
ようでした…。

内心、「反応うっすぅ~」と思っていたので
娘がお遊戯会でやった原作の絵本と同じシリーズの本2冊
を手渡し、

「なんか、これもあるよ~」というと

その場でジャンプして大喜びしていました。

私は喜んでくれてよかったなぁ~と思いつつ、
彼はカメラやビデオを撮っていました。

娘は

「なんでサンタさん頼んでもいないのに
 ○○ちゃん(娘)がやったお遊戯会の本
 わかったんだろう…」

と言うので

「きっとサンタさんは○○(娘)のことを
 よ~く見ているんだと思うよ…。
 それできっとわかったんだよ。」

と言いました。

すると

「今もサンタさん見ていてくれるのかなぁ…
 サンタさんってやさしいね…」

と言ってました。

母サンタは心の中で、「ありがとう」って思いました。


翌日、彼と差し向かいでコタツに入り

「クリスマスどうだったぁ~?」と聞くと

「○○(娘)の笑顔がいつまで続くんだろうって
 思うと辛かった…」といいます。

「……」

完全に認知が歪んでいます…。

溜まらず、

「それは病気に歪められた考えなんじゃないかな。
 まず、○○(娘)が喜んでいることを喜ぼうよ。
 で、それができた環境を感謝しようよ。」

「どうしても、そう考えてしまうならそれはそれで
 しょうがないかもしれないけれど、せめて
 そう考えた後に、“この考えは病気で歪めらたもの”って
 思えないかな…」

と言うと

「うん…」って力なく言ってました。

私はカウンセリングもできないし、医療従事者でもない
ですがそうやって自分で認識することも必要だと思うんです。

クリスマスもお正月も自分自身楽しむにはまだまだ
程遠いですが、家族が楽しめるようにすることが
自分の楽しみだと思うことにします。





自責

2010年12月22日 | 日記
先週から3日間、娘の部屋をリフォームするために
業者さんが家で仕事をしている。

うるさくて寝れないかも…と彼と話をしていたのだが
想像以上に彼にダメージを与えてしまった。

騒音だけでなく、他者の存在を意識してか落ち着かず
さらに「仕事」をしていない自分と対比してしまい
どんどん、どんどん調子が悪くなっている。

何の考えもなく、リフォーム屋さんに言われるとおりに
工事を始めてしまって申し訳ない…と言うと、彼は

「いつ始めても、そう変わりはないよ。」

と言ってくれるのだが…。

色んなことが不安でしょうがないらしく、最近はお義父さんの
部屋で寝ていたりすることが多くなった。


そして、ここ何日か彼がノートに書くために携帯にメモを
残すようになった。

基本『辛い…』ってことが書いてあるんだけれど
昨日の書き込みに『自分を責めてしまう』という箇所が
繰り返しあった。

『妻と娘は頑張っている、それに引き換え自分は…と
 自分を責めてしまう』

『落ち着かなくて、ビールを飲んでしまった。
 自分を責めてしまう』

『仕事をしていない自分を責めてしまう』

といった具合だ。

この『自責の念』が彼を苦しめている最大の敵だと思う。

常に自分を許せないで責めて、責めて、責めて…そして消えたくなって
しまうのかなぁ…と思う。

希死念慮と一緒で、病気がそう思わせているだけなんだよと
言ってはいるが…、なかなかそこから抜け出せずに寝ているとき
以外は常に頭にこびりついているみたい…。


今朝もとても不安そうに玄関で見送ってくれた。
どうしたら、自責の念の嵐から彼を救ってやれるんだろう…。


迷惑

2010年12月21日 | 日記
彼と同じ病気の方にこのブログを読んで
自分の存在が迷惑なんだと思った…という内容の
コメントをいただいた。

この方には以前、このブログからは彼への愛情が微塵も
感じられないとも言われたが…。

まぁ、どう感じられるかは私の制御外というか…
甚だ無責任ではあるが、読まれる個人におまかせするしかない。

もしくはただただ素直に、不愉快な気持ちにして申し訳ありません
としかいいようがない…。

ただ、どうもこの「迷惑」という言葉に違和感があった。

「他人様の迷惑にならないように…」とかいうときの「迷惑」

もし彼が「迷惑をかけて…」というようなことを言ったら
きっと「何他人行儀なことを…」を言うだろう。

つまり、私が思う「迷惑」って他人にかけるもの、もしくは
他人から被るものという定義なんだと思う。

例えば、子供が家のものを汚してもその親にしたら迷惑ではない。
そりゃ~めんどくさいし、困ることにはなるかもだけど。
でも他人の家で汚したら、「ご迷惑を…」ということになる。

もし親が認知症を患って、外を徘徊したとしてその子供にしたら
迷惑というだろうか。近所の人に一緒に探してもらったら
「ご迷惑をおかけして…」ということになると思うが…。


私と彼は家族だし、夫婦だし…。
だから迷惑だなんて思っていない。

この先私が病気をしたときに、例え苦労をかけることはあっても
彼は迷惑だなんて思わないだろう。


家族って持ちつ持たれつっていうか、そんなもんだよなぁ…と
考えたりする。





クリスマスプレゼント

2010年12月16日 | 日記
クリスマスまであと1週間ちょっとですね。
もうクリスマスプレゼントは用意されていますか?

娘のサンタさんリクエストにはリカちゃんハウスの
ペットショップがご希望だそうです。

でもリカちゃんには興味なしらしく…。

これ以上細かいおもちゃが増えるのはとても切ない感じです。

大きいのは大きいのでかさばるのでたいへんなんですが…。

ネットで頼もうと思っていたら、ネット販売では売り切れ~。
以外に人気商品でした。

娘、お目が高い…のかな。
まんまと…なのかな。

で、しょうがないので会社の昼休みにトイザラスへGo!

なんとかGetできました。

でもリクエストしたものがもらえるだけでも充分な気も
しますが、やはりサプライズも欲しい…と思うので
娘がお遊戯会でやる劇の原作絵本を追加しちゃおうかと
考えています。

お金は大事に使わないとだけど、でもね…。
誕生日とクリスマスくらい…と思ってしまいます。


彼と朝話していると、本当は娘のプレゼントを
買いに行ってやりたいって思ってくれていたみたいです。
私の時間がタイトなのも気にしてくれているみたいだし。

でも今外に出れるような状態ではないし、ましてクリスマス
ソングのあふれるおもちゃやさんではハードルが高いですね。

でもそう思ってくれているってだけでもちょっとうれしかったです。

何をやっても、それが当たり前だって思っているような
気がしていた時期もありましたから。

ただし、彼へのクリスマスプレゼントは早々に拒否られました。

毎年、私にはくれなかったけど、彼にはプレゼントしてたんです。

去年は段々うつ状態になり睡眠が取れなかったので、ぬいぐるみの
抱き枕をあげました。

ちょっとは不安がやすらぐかな…と思って。

1年間はそのままソファーの上に飾られていましたが、
最近そのぬいぐるみ(名前はみどりくん)を抱きしめて寝ています。
どうやら、肥ってしまった分、もしくは寝すぎな分身体のおさまりが
悪いみたいで…。

私、人にプレゼントするの好きなんです。
もちろんプレゼントいただくもうれしいですけど。

その人が欲しいものを、必要なものをよくよく考えてプレゼントする
って楽しいです。

その考える時間や買いに行く手間もプレゼントのうちで
その人のことを考えていられるのもうれしいし…。

でも彼は私にプレゼントできないし、自分だけプレゼントをもらうと
余計切なくなる…って。

お金のことも気になっている様子だし…。


だから、今年はあげられません。

残念ですけど、今はしょうがないかな…。


「もし、○○(娘)が大きくなって家を出て二人で住むように
 なってもクリスマスツリーを飾るのとクリスマスケーキを
 食べることはずーっと続けようねぇ。」

朝そんな会話をしました。
そんなやりとりがちょっとしたプレゼントになればいいのに…
と思っています。