鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

常識

2012年01月31日 | 日記
自分の常識は他人の非常識。

他人の常識は自分の非常識。


つまり、私の常識は彼とお義父さんの非常識。

だから、彼とお義父さんの常識は私の非常識。


もし、子供がおもちゃ売り場で高額なおもちゃを前に

「あれ買って~」とか「これ買って~」とか駄々を捏ねていたら?

貴方が親ならば、どうしますか???


「しょうがないなぁ~」とみっともないし、面倒くさいから買っちゃう?


それともここぞとばかりに親の威厳を振りかざし、断固として買わない?



幸いなことに娘はこのようなことはほとんどなかった。

まぁ、そうなった場合でも私は絶対に後者である。

ダメなものはダメ。

泣こうがわめこうが、そうそう甘い顔はしていられない。

親がなめられてどうする。


とはいっても、娘の場合はほとんどお菓子とか小額なものなので
買っちゃうこともあるけれど…。

1回の買い物につき、好きなお菓子を1つだけ。

そう決めてしまえば、多少値段が高かろうが文句は言わない。

高いって言ってもお菓子だったらせいぜい300円以内だし。


ただし、もちろんこれは娘の話ではない。

彼の話である。


お義父さんはあくまでも前者だということだ。

彼が欲しがるおもちゃを買ってやろうとおっしゃる。

お金だってもうすっかり我が家が食いつぶしちゃってそうそう余裕が
あるとも思えないのに…。


「それが病気だから…」とおっしゃる。


私は

「それは双極性でもうつ病でもなく、我が侭病だ!」と反論するが、

あくまでも余裕を持って笑って私を制する。


「そう言うなって…」だって。



彼の責任において、彼の車は無くなった。

だったら、その責任をどうとるか?

当然中古の軽で我慢しろ!というのが筋ではないのか?

中古の軽が悪いというなら、せめて前の車よりもグレードを下げて
我慢するのが当然ではないのか?


それが私の常識だ。


が、彼とお義父さんは違うらしい。


彼の思う車を買わないと、また病気が悪くなると悪いから。

それで彼が気分をよくして、快方に向かってくれればそれでいいから。


そんな理由で私の思う非常識を通そうとする。


昨日、彼はI-Phoneの調子が悪いと言ってアップルだか、SOFTBANKだかに
電話していた。

初期不良らしいのだが、長々と話をして自分の思うとおりにしてもらうらしい。


私と娘のいるリビングに来て、ご飯を食べるというので用意すると

「俺って交渉がうまいよな~」と自慢げに言う。

「そうやって私もお義父さんもたらかされているような気がする…」と言うと

※たらかす=だまされる、ごまかされるの意

持っていた箸をぶん投げて、部屋に戻ってしまった。



入院しろといってもしない、車も自分の意見を押し通す、なんでもかんでも
反論するこっちが根負けするくらい御託を並べて言い負けない。


結局彼の思い通りにことが進んでいることは確かなのである。


まったく…、付き合いきれないのである。





破綻

2012年01月30日 | 日記
週末、本来の予定であれば私は私の実家へ。

お義父さんは金曜日から自分の家へ。

そして彼は一人で家に残る…というはずだった。


もちろん、彼を一人にする不安はあったけど、でも今回は
どうしても実家に帰りたかったし、何度聞いても彼

「大丈夫、安定してるじゃん。」

というので、土曜日ギリギリまでその予定でいた。


しかし…。

今、とある理由で彼には車がない。

当然地方である、我が家では車なしでは生活に支障が出る。

ただ先立つものが乏しいので、そうそう新車やいい車を買う余裕など
まったくない。

ただ彼はそれが理解できないのか、分に合わない車ばかりを欲しがる。

そんな車買えないし、無理して買ったとしても燃費悪くて維持できないと
何度言っても聞かない。


そんなやり取りをもう出かけなきゃという時間にし始めるので、
それだけでイライラするし、話をしていてもまったく平行線で時間だけが
過ぎるし…。

で、とうとう、また破綻してしまった。

「なんでそんなに理解してくれない。

 どうして俺の気持ちがわからない。

 俺なんて、俺なんて~~~~」って

泣きながら、わめき倒して、お義父さんに電話している。

ほおったまま彼を残して出かけるわけにもいかない。


このままではラチがあかないので、私が電話を代わり

「一人でいられないって言うから、これからそっち連れて行く。」

と言って、取り敢えずのものを持って彼を車に乗せる。

私の実家と彼の実家は車で1時間くらい。

かなりの遠回りになるが、背に腹は変えられない。

運転中、一言も話さず彼の実家に着くなり、お義母さんに

「ごめんなさい、よろしくお願いします。」とだけ言い

娘と二人実家に帰った。


もう彼に振り回されるのはごめんだ。

今までも実家に帰りたくても帰れない…という状態が続いていたが

私には私の親を大事にしたいという望みがある。


今回、除雪も手伝いたかったし、父親が旅行で出かけているので母親の
話をゆっくり聞いてあげたかった。

いつも、いつも心配かけているから、年老いて色々不安の出てきた
親に少しでも孝行したかった。


本来だったら、彼に付き添い実家に帰るのを止めるべきだというのは
よくわかる。

でも私は彼に振り回されて、私だけ我慢するのはもうイヤだった。

私と娘は彼に関係なく、普通にしていたかった。


そういう意味ではもう彼との関係も破綻しているのかもしれない。

もう色んな意味で限界は過ぎているのかもしれない。




義父

2012年01月27日 | 日記
今日お義父さんが帰ると決まり、昨日家に帰ると色々
とんでもないことになっていた。

まず、カップラーメンやスナックが山のように買ってあった。

あと娘が好きなピザが何袋も冷蔵庫に入っていた。

それから、輪をかけてあちこち片付けられ整理されていた。


お義父さん何もしなくていいのにぃ…。

本当にいつも甘やかしてくれてありがとう。


って…、いつも思うのだがこれって本当に彼のためになっている???


デプロメールを減らされた結果か、彼の過食が始まった。

ご飯やバナナやお菓子を食べまくり、布団の周りに食べた後の食器や
バナナの皮、お菓子の袋が散らかっている。

落ち着かないので、食に走る…その気持ちはよくわかる。

私にだっていくらでも覚えがある。


しかし、だからといってご飯はともかく、カップラーメンやスナックなど
山ほど用意されていたら、「どうぞ好きなだけ食べていいよ」って言っている
のと同じではないのか?

カップラーメンもスナックも多少であれば、おいしいだろう。

しかし、過食して食べるものと考えると塩分も油分も多すぎる。

身体に影響がでないわけがない。


彼の実家では、子供たち(娘や娘のいとこ)がご飯の用意が出来る前に

「お腹がすいた~。」と言うと

「そこにお菓子あるから、それ食べてて~」とか「パンあるよ」とか

ってお義父さんやお義母さんが答える。


普通なら、

「もう直ぐご飯だから、我慢しなさい!」って言わないか?


もちろん、私もお義姉さんもそんなことを許すはずもなく結局我慢させようと
するのだが、彼もお義兄さんもそういう親のもとに育ったんだ…と思うと
ぞっとする。


あと食卓に大皿にもったおかずがあって、それをおいしそうに食べると
自分はまったく手をつけず彼に食べろ食べろと言って全部食べさせる。

そして彼はそれが当たり前のように、一皿全部食べてしまう。

娘や私が食べたたかどうかもあまり気にしない。


これもどうかと思う。


昨日朝食に娘の好きなベーコンを焼いた。

すると娘は2切れあったベーコンを食べる前から

「もっとほしい」と言い出した。

明らかにお義父さんのを狙っている。

当然のようにお義父さんは、

「ほら、おじいちゃんの食べな。」と言って全部差し出す。


私は許さなかった。

もらえるって思ってそう言っているその思考が許せなかった。


「食べたいなら、明日また焼いてあげるから人の分まで取るなって。」


結局、1切れもらってしまったが今朝同じように用意すると何も言わない
うちにお義父さんが自分のお皿にあるベーコンを娘にあげようとした。

今度は娘は受け取らなかった。

そして、

「また明日焼いてね。」と私に言った。

「うん、また明日ね。」って答えた。


これでよくないか?


私の実家ではいただいたおいしいものは家族全員で分けていた。

それにこの時期の除雪についても、それぞれに体力にあわせ
仕事量や分担は違うけど、それでも親と一緒に子供も全員させられた。


そうやって育った私は、彼の実家のやり方にとても違和感を覚えるのだ。


子供だからと言って好きなものを好きなだけとか、あるいは親が我慢して
好きなようにとかやっていれば、オヤジ世代になってもそれが当たり前に
なってしまっていないか?

親には甘えられるときに甘えて何が悪いって考えるような大人気ない
大人になってしまっていないか?


私はダメなものはダメだと教えることが親の仕事だと思う。

許せることと、そうでないことの境界を考えさえるのも親の仕事だと思う。

子供と親の関係性だけではなく、親のバックには世間というか他人の目が
存在しなければいけないと思う。

子供はそうしないと、いつまでも世間や他人の目がわからないのではないかと
思う。


彼は確かに病気ではあるが、病気と関係ないところでその考え方や行動が
自分本位で他人を目を気にせず自分をセーブできないのは子供の頃からの
親の接し方に原因があると思えてならないのだ。


今日家を出るとき、お義父さんに

「お義父さん気をつけて帰ってね。

 お義母さんにもよろしく伝えてください。

 本当にごめんね…。」と言うと

お義父さんは片手を出して

「よし、パチンしよう」と言う。


これは娘とお義父さんの儀式みたいなもので、お義父さんが寝室に行くとき
娘が学校に行くとき、片手を出してぱちんと娘がタッチすることを言う。

娘と同じように私が出るときにそういうお義父さん。


パチンと手を合わせると、思わず泣いてしまった。


「お義父さん、ごめんねぇ…」


どんなに文句を言っても、私達家族が今一緒にいられるのはお義父さんの
お陰だ。

たくさんの援助とそして家を離れ、お義母さんと離れても私達の家にいてくれて
彼を見守ってくれて、彼のわがままを聞いて付き合ってくれて、それでも
彼に文句を言われて…そんな状況でも私達家族の幸せを一生懸命考えてくれて。

確かに、そのやり方は甘やかし過ぎだけど、でもお義父さんがいてくれたから
今があることを私は充分に知っている。

だから、文句も言えるんだと思う。

結局私までもお義父さんに甘えているんだと思う。


お義父さん、ありがとうねぇ…。

本当にごめんなさい。




急転

2012年01月26日 | 日記
話が急転直下、お義父さんが明日帰られることになった。

大きな要因として彼が落ち着いてきたことは間違いない。


なんでまた急に???

思い当たる要因は1つだけ。

医者を変えたことで、抗鬱剤がちょっと減った。

彼はデプロメールとサインバルタという2種類も抗鬱剤を飲んでいた
のだが、これがより不安定にさせると指摘され、デプロメールを50mg
減らしたのだ。

変わりにワイバックスが増えていたようだが。

それだけだとしか思えないのに、なんだか目つきが変わった。

偏狭的な、ガラス玉のような、人をにらむような目つきをしなくなった。

あと、常にカチカチ奥歯をかみ締めていたのもなんだか少なくなった。


ただし、不安傾向が強いせいか常に嘔吐感があるらしく、後処理を
するたびにこっちもつられてしまうのが辛い…。


しかし、人の話をちゃんと聞くようになった。

それだけですごい進歩のような気になってしまうのもどうかと思うが…。


たった3日でそうもかわるのか???

まだ予断は許さないが…できればこのまま落ち着いてくれるといいのだが。


あと、お義父さんが帰るもう一つの要因として、ドカ雪。

降雪地帯であるこちらでは、除雪作業が必要になる場合がある。

そのせいで家に残っているお義母さんが一人その任にあたるのが
とても心配で、是非にと帰ってくれるよう私達からお願いしたのだ。

もちろん、ここ半月いるだけでお義父さんの疲労が目立つのもあるのだが。


週明けから私達オリジナル3人の生活が再スタートする。

本当に3人だけでやっていけるのか、非常に不安ではある。

しかし、お義父さんの負担や、お義父さんがいることで彼の甘えが
出てしまうことを考えればここは思い切って帰ってもらうことにした。


朝、彼が

「○○(私)と相談したんだけど、俺もう落ち着いたから
 お父さん帰ってもらって大丈夫だよ。
 お母さんも心配だからさ。」

と言うとお義父さんは思わず、

「そうしてもらえると、助かるよ。」って言っていた。


心からの本音だろうなぁ…と思った。

ごめんね、お義父さん…。





趣味

2012年01月25日 | 日記
貴方のご趣味はなんですか?

それに月にどのくらいお金をかけていますか?



私が答えるとしたら、

「私には趣味がありません。ですので、お金はかけていません。」

…と、まぁ、現状はこうだ。


なぜこんな話題かと言うと、昨日彼と趣味について話をしたから。

やはり面接して会社は不採用だったとのことで、本気で受かると思って
いた彼にとっては相当ショックだったらしい。

そもそも人事の方が言ったという

「問題ありません。」という言葉を額面どおりに受け止めているのも
どうかと思うが…。


そろそろ娘を連れ立って2階に上がろうかと思ったときに、彼が

「あとで話聞いて…」と言ってきた。

正直疲れていたし、眠くもあったのでぶっちぎりたい気もしたが、
病気の人が話を聞いてくれといったんだから、そこは聞いてあげないと…
と改心し、一旦娘を寝かせてから部屋に行くと約束した。

が、娘と一緒に読み出した本が長く1時間近間経過し、やっと読み終わったと
思ってからダラダラと話をして、結局娘が寝たのは1時間半後だった。

せっかくあったまったお布団を出るのは非常に決心がいったけれど
なんとか這い出て彼の部屋へ行った。

すると、なんてことはない不採用の愚痴なんて話題ではなく、
如何に自分の趣味にお金を費やすことが可能か?どうしたらもっと
充実させることができるのか?…みたいな話をし始めた。

ん?と思いながらしばらく聞いていると要は自分の趣味にもっと
お金をかけたいからこそ、やっぱり自分は働きたいと思うというような
内容だった。


なるほどねぇ…確かに自分のことしか考えない君らしい発想だよ…と
気が遠くなった。

ちなみに、彼の趣味として家計から出費されるものは、

 1.モバイル系(I-Phone、スマートフォン、Wi-Fiなど)
 2.車代(ガソリン代・保険税金など)
 3.美容代(化粧品・美容院代・皮膚科の薬代など)

まぁ、こんな感じ。

ありえなくねぇ?

無職で無収入の人間が自分では我慢していると言いつつ、使っている。

金額の総額をいうとちょっとシャレにならないので、そこは差し控えるが。


途中で話をぶったぎり、反論。


「じゃ~さ~、私は何で働いていると思う?
 自分の趣味をあれこれしたいからだと思う?」と言うと


「それは生活のためでしょ。
 俺がこんなで働けないからでしょ。」と言う。


私が働くのは生活のためで、自分は自分の趣味のために働きたい?

なんだそりゃ…と思ったら、眠気がぶっとぶくらいイラっと来た。

嘘でもいいから、苦労かけている家計のやりくりを助けたいから
頑張って働きたいと思う…って言えないのかしら…。

いつもの口先だけでもいいから、家族を俺が養いたいって思うって
言えないのかしら…。

ものすごく残念な奴だなぁ…。

なんでこんなに残念な奴なんだろう…。

…でも直接言うにはまだ不安定な彼だから、早々に切り上げて
2階に戻った。



私の趣味、旅行や温泉に行くこと。

おいしいものを食べたり、お酒を飲んだりしに外にでること。

買い物も好き。あと読書。映画も見に行きたい。


やりたいことはたくさんある。


しかし、どんなにやりたくてもできないのが現実。


せいぜいお布団に入って、娘とぺったりふっつきながら
眠りに落ちる時間だけが唯一の安らぎの時間…。

 
どうやったら、自分の趣味にお金や時間をかけられるのか?

本当に聞きたいのはこっちのほうだ…。