彼の年金受給がめでたく更新されたって話。
彼は障害者年金の3級の受給をしていた。
もちろん、すべての手続きを行ったのは私。
文字通りボロボロになりながら、書類を作った。
精神的につらっかった時期に、順序立てて理路整然と
過去のエピソードやらを書きつらうのは、更に傷をえぐる
ようで本当に辛かった。
2級には認定されなかったけれど、それでもそのお金は
ありがたかった。
ところが、その更新書類が発送されていたにも関わらず
彼の手元に届かなかった。
もちろん、書留なわけでなく、確認の電話が来るでなく。
気付いた時には期限が過ぎていて、あわてて再手続きを
どうにか終えたという話を聞いていた。
更新なので、医師の診断書でいいらしいけど。
以前にもまして、彼にとっては命綱っていうお金。
それがもし認定されなかったら…と思ったら、大きな不安
だったと思う。
東京都は更新できる比率みたいなのか結構低いらしいし。
都道府県で認定や更新の比率に差があることが問題になっていたり
ここ最近の改定で受給がなお厳しくなることは
彼には話せなかったけど、私にも大きな不安だった。
でも、それが更新できてほっとした。
きっと、そういう人たくさんいるんだろうな…。
何年ごとの更新かよくわからないけれど、それを綱渡りのような
気持ちでやり過ごす人。
生活保護と同じように、ズルしてる人だっているだろうけど
でも、ほとんどの人はどっか良心を痛めながら、それでも生きていく
ためにそうせざるを得ないわけで…。
みんな、生きてていいんだから、みんなが助けられるといいなと
思うわけです。