鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

御挨拶

2015年01月28日 | 日記
このブログをお読みいただいていた方へ。

このブログを書き始めてから、実に4年半が
経ちました。

正直、あまりにたくさんのエピソードがありすぎて
時間的な感覚は失われています。

長く長く永遠かと思えるくらい長かったようにも
思いますし、つい先日のことくらいにも思えます。

そして、何より未だその渦中にいるような錯覚さえ
あります。

でも、私たちは別々の道を選び、今に至ります。

このブログの存在は、私にとってとても大きなものでした。

デトックスの意味もあれば、自分を客観視するために
とても大事なものでした。

ここまで、自分自身病まずにこられたのはこのブログと
そして何より、娘の存在があったからだと思います。

読んでいただける方の数は少なくても、誰かに見て
もらえている。

そのうちの何人は、似たような境遇にあり、そして
共感してもらったり、応援してもらっているんだと
勝手に思っていました。

だから、お読みいただいていた方へ心から感謝申し上げます。

そして、このブログを投了することをご報告させていただきます。

彼が双極性障害との診断を下された頃は、今ほどこの病気に
注目されていませんでした。

ですから、ネットを探しても情報は少なかったです。

その中でも、患者さんではなく、患者さんのご家族が書かれたものは
本当に少なかった。

そして、今も継続されているブログはさらに少ない。

サーバーを引越しされて継続されている方もいらっしゃるかも
ですが、不意に更新がされなくなったものもたくさんありました。

だから、私はいつかこのブログの更新をやめるときにはきちんと
御挨拶してから…と思ってきました。

自分が思っていたよりも、随分と早くこの時が来てしまいましたが。

特別な要因がない限り、平日はほぼ更新してきました。

私にとっての日課にもなっていますが、双極性障害をとテーマに
上げた以上、今彼と別々に生きている現状は、テーマとは内容が
かけ離れてしまいました。

閉鎖するべき?(サーバーよりの抹消)とも思いましたが、
自分自身最初から読み直してみたい気もするし、月に1回くらい
更新しようかとも思っているので、しばし開店休業状態にしようと
思います。


このブログをお読みいただいた方へ。

本当にありがとうございました。

娘と二人、これからもがんばります。


そして、このブログにご縁があったということは
もしかしたら、心の不調を抱えていられたり
そういうご家族をお持ちの方がいらっしゃるのかも
しれません。

どうか、そんな方々に平穏な日々が訪れますよう
心からお祈りしています。


ありがとうございました。

それでは、また…。



風邪

2015年01月27日 | 日記
彼が風邪をひいたらしい。

まぁ、病気がら免疫力が低い。

加えて、食生活が壊滅状態と思われ
この時節がら当然の結果だろう。

が、こうなると鬱落ちに歯止めがきかない。

所謂、「咳をしてもひとり」ってやつだ。

誰が心配してくれるわけじゃない。

誰がご飯を作ってくれるわけでも、薬を用意して
くれるわけでもない。

独りってそういうことだ。

で、挙句に元家族に

「生きている意味がわからなくなった…。」

とかLINEで送ってくるわけだ。

その状態が手に取るようにわかるわけだ。


で、元家族としては想定内なわけで、

「自分が幸せになるために、大事な人を幸せにするために

 生きろ。」

って正論で返す。

大事な人が誰なのかは、問わない。

でも、そういう生き方を望んだからこその今なわけで。

しかし、向こうもそういう返しは想定内なのか、あっさりと

「ありがとう。」

だけで、終わらす。

なんだか微妙な距離感だ。


そっちはともなく、娘もなんだか体調が怪しい。

既に、同じ学校でインフルエンザによる学級閉鎖も出ている。

が、インフルエンザの症状ではない。

単なる腹痛…もしくは、メンタルからくる腹痛。

去年来のごたごたで、娘はよくお腹が痛いと訴える。

子供の腹痛やらなんやらは、結局かまってちゃんの結果だったりする。

もちろん、お腹が痛いのを疑っているわけでなく、その起因が
内科的なものでない場合もあるという話。

だって、一人でゲームに熱中している時間は、そんなこと全然言わない
んだもの…。

カイロをお腹にはったり、お腹をなでたりするうちに治まったりする。

この他になにもせず、ただ自分に向き合ってくれる時間ってのが
一番の処方箋だったりする。

ただ何もせず、ってのは意外と難しい。

ご飯食べながらとか、テレビ見ながらとか、はたまたこっちもゲームしながら
とか、そんな会話は結構ある。

でも、きっとそれじゃ埋まらない何かがあるんだろう。

自分はテレビ見たりゲームしたりして、こっちの話をスルーすることも
多々あるくせに、私が何かをしながらだとダメってどんだけ、不条理なん?
とも思うが、同じ土俵で争うわけにいかない。

だから、昨日は夕飯に牛乳おかゆと簡単茶碗蒸しを作り、ゼリーをデザートにつけ
8時を過ぎたら一緒に布団に入った。

お腹をなでながら、二人であれこれ話をする。

学校のことやら、家のことやら、なんやらと取り留めのない話。

最近やっと彼の話をしても、そう怒らないようになった気がする。

でも、彼に似て…的なことは一切禁句だ。

二人で、ふっついてあったかくなった布団には抵抗できず、結局
9時ごろに寝てしまった。

彼には、ちょっとハンデありすぎだな…と思いつつ、自業自得・因果応報と
つぶやくように寝落ちした。

それでも、薬も食べ物もないっていうから、家にあったあれこれを
小さな段ボールに入れて送る。

まったく、縁を切っても私は過保護だなぁ。





成人

2015年01月26日 | 日記
最近のお子様は1/2成人式ってイベントが
学校で行われる。

20歳の1/2で10歳の時に、お祝いをしようって
ことらしい。

年齢的にも難しいお年頃に差し掛かっているわけで
ここで自己愛やら親子愛やら育もうって算段かしら。

学校のイベントに先立って、娘は娘のいとこ(実弟の息子)
と一緒に記念写真を撮った。

いとこは一昨年から始めた剣道着姿で、娘は特に何もないので
ペットのウサギを抱いて。

そして、そのあと、実両親、弟夫婦、いとこ、娘と私、
総勢7名で写真を撮った。

私の家族はこの人たちなんだって覚悟ができた。

この先、彼や彼の両親と会うことはあるかもしれないが
でも、もう家族にはなれない。

そう思う覚悟ができた。

写真撮影の後、みんなでお食事会。

娘はとても楽しそうだった。

まぁ、めったに外飯なんて食べないせいもあるし、大勢の食事も
久しぶりだし。

できれば、両親には二人の孫が成人するまで元気に長生きして
もらいたいものだ。

で、1/2成人式にはつきものなんだろうか、それとも子供時代には
そうなのかもしれないが、「将来何になりたいか?」的な
発言が求められるそう。

ちなみに、私は小学校高学年くらいの作文に

「そんな先のことはわからない。」

って書いた記憶があるほど、かなりひねくれたお子様だった。

本当は、サラリーマンつまり勤め人になりたかった。

休みがちゃんと決まっていて、月収が決まっていて、さらにボーナスが
もらえるような。

なぜかって、父親が自営業だったから。

でもなんか、それを書くには夢がない感じだったり、親の手前
書きづらかったのかも…。

娘は、小さい頃からパテシエーヌ(ケーキとか作る人)かデザイン系な
仕事になりたいって。

それが、このイベントを機会に、

「誰にも言わないでね…。」と言いながら教えてくれた。

なんと、彼が仕事をしていた時と同じ仕事したいって。

一応、建築系のデザインの仕事。

「ママ、怒らないでね…。」って。

怒るはずがないじゃない。

母、うれしすぎ。

彼が家を出るときに、残して行った仕事の資料と言うか、
写真集。

それを見ながら、彼と同じ仕事をしたいという娘。

最高じゃん…。

そうやって、どっかで彼とつながっていてくれたら。

散々私が彼をこけ下してきたことが、許してもらえるなら。

もちろん、そんな先のことはわからない。

でも、現状そう思っていてくれる娘はやっぱり私や彼よりも
大人だと思う。


喪失

2015年01月23日 | 日記
何で、こんなに泣けるのか考えてみた。

くどいようだが、後悔はしてない。

何度考えても、あの状況であればこの結果は
いたしかたないとしか思えない。

消防や救急車のサイレンを聞くと、尚更だ。

未だに身がすくむ。

彼の起こしたあれこれのエピソードで私と娘は
完全にトラウマになってしまっている。

あのまま、何も変えずに行ったなら私たちは
一生あの音におびえながら生きていく羽目になった。

私はともかく、娘が不憫でならない。

だったらなぜ…?

と、考えて思い至った。

この半端ない喪失感だ。

このぽっかり空いた穴こそ、彼の私の中の存在跡
なんだと思い至った。

まるまる10年以上、彼のためにとまでは言わないが
自分の思考や行動の基準になったものや、心の内の
娘のことを除いたほんと全てを占めていたものが
すっぽり抜け落ちたのだ。

そりゃ~収まりが悪いわけだ。

私は心の中の再置換をしないといけない。

彼のことでおざなりになっていたものを復活させることで
心の穴を埋めないと。

例えば、自分自身の楽しみとか実家とのつきあいとか。

それなりに長い年月を生きているので、こういう場合
時間が解決することしかできないことを知っている。

独りであれば、遊びに行く飲みに行くなどそれなりの無理も
しようがあるが、私の場合そうもいかない。

それでも、以前に比べたら多少の自由は手に戻ったし。

彼のそれと違って、私の自由には責任はあっても、孤独はない。

だって、娘がいてくれるもの。

彼は私に娘を残してくれた。

だから、私がこんな喪失感に打ちのめされている場合じゃないのだ。

だって、無くしたものは彼の方がデカいのだから。

ここが正念場と思って、時間に身をゆだねてみる。

大丈夫、塞がらない傷はない。

徐々にでも、確実に自分の人生取り戻して見せる。


現状

2015年01月22日 | 日記
さて、その時までのことを書き終えてしまったので
現在のことを少し書いていきたいと思う。

まず、彼のことを。

あれから彼とは電話で2回くらいしか話していない。

もっぱらLINEでやり取りするくらい。

それも、最近はほとんどしない。

なるたけ、私からはしない。

きっと用があれば、向こうからくるだろうし
下手に刺激して彼のペースを壊したくない。

今彼は、シェアハウスとは名ばかりの1畳半しかない
個人スペースの布団の上で、鬱落ちしていることだろう。

ご飯だってたぶん満足に食べていない。

薬だって…頓服はたくさん飲んでいそうだけど。

でも、私には「大丈夫」としか言わない。

私も、それに「無理すんな」としか返さない。

彼の言うそれは、強がりだってわかっている。

でも、それをむやみに折ることはできない。

仕事はまだ無理だそうだ。

人ごみに行くことができならしい。

想定内だと思うが、今のままではよくないと思う。

しかし、それをどうこう言うことはできない。

彼は彼のペースで無理なくなるしかないのだろうと思う。

一緒の時のように、励ましたり、誘導したり、代行したり
することはできない。

お互いにそれがわかっていながら、この結末になったのだから。

彼が独りになって、2週間…たぶん、こっから1週間が一番辛い。

1か月を越してしまえば、なんとかペースがつかめると思うんだけど。

彼がLINEでいつも書くのは、

「俺が助ける」ってのと

「○○(娘)は?」ってこと。

彼の想定(妄想)では、仕事をして、お金持ちになって
私と娘の助けになりたいってことらしい。

頭から否定することはしないが、私は

「こっちは、大丈夫だから。

 今の自分を大事にして。」

と返す。

彼には自由はあるが、それ以外何もない。

お金はある程度渡したけれど、きっと怖くてそう
使えないだろうし。

でも、もしかしたらまたSNSとかで楽しい仲間を
増やしているかも…と楽観的に考えてみる。

彼は

「俺のこと信じろ」って言うけれど。

やっぱり、あまり説得力がない。


今、私にできることを考える。

それはやっぱり、娘と幸せになることなんだと思う。

彼が一番望んでいるのはそれだろう。

そして、彼を信じてあげることか。

信じて、祈ること。

もう、それしかできないのだと言い聞かせる。


ダメだ、やっぱり泣けてきた…。