鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

旅行1

2013年08月26日 | 日記
実家の土砂災害という不測の事態に見舞われながらも
なんとか予定通り旅行に行く!ということになった。

これもひとえに両親が無事であったことと、弟夫婦
ともに理解があったおかげだと思う…。

汗臭さと凝り固まったような不安を満載で我が家に帰ると
義父母がお風呂を沸かして待っていてくれた。

そして、娘が飛んできて慰めてくれた。

「ママ、たいへんだったね~。」って。

急いでシャワーを浴びて、夕飯の支度をし、食卓に着く。


お気づきだろうか、ここまでまったく彼の話題がない。

っていうか、まったく存在していない。

だって、実際ほとんど話してもいないし、顔を合わせても
いない。

この日の食卓にも彼がそろうことはなかった。


一度実家にいるときに電話が来たので、現状と旅行は予定通り
だから用意だけするように伝えた。

もちろん、帰っても用意した気配はまったくなかったが。


娘は水着だけ用意して、義父に大きな浮き輪を買ってもらっていた。

なぜなら、旅行の行き先は「スパリゾート ハワイアンズ」だから。


旅先の選定は私が一任した。

福島を行き先にしたのは、先の震災で自分自身何をしたわけでもなく
せめて現地に旅行することで少しでも…という気持ちがあった。

本当に自分ちのことでここ数年必死すぎて、周りを気遣う余裕がない。


正直、当初はアクアマリン福島だけを目的地にしたかったのだが
彼のたっての希望で宿泊先をハワイアンズに変更した。

義母の退職記念ってものあったし、やっぱり娘を喜ばせたかったから
しょうがないか…と。

翌朝、4時半起をして用意をはじめる。

旅行の用意やら、朝食の用意やら、彼の薬の用意やら…。

彼もちゃんと起きて、用意を始めたのだがその荷物の多いことったら。

何泊するの?って量だ。

ほとんどは洋服。そして靴を2足。

あとは日頃飲んでいるサプリやら化粧品。

しかもそれをビニール袋に入れたり、服をそのままハンガーごと持っていく
という。

恥ずかしいから…と私のバックを1つ渡すと

「最初から貸してくれればいいのに…。」と言われてムカついた。


朝の7時半にお義父さんの大きな車に乗って出発。

途中高速に乗ったところで運転を私が変わる。

彼はまったく運転する気なし。

それどころか途中インターに寄ると

「缶コーヒー買ってきて。」と当たり前のように言われてムカついた。


なんとか昼前に現地につき、ホテルに入る。

車を離れた駐車場におき、戻ってホテルの手続きをし、フロントで聞いた
説明をみんなにする。

運転しっぱなしの腰は痛いが、ホテルのフロントで待たされる時間も
長い。

その間みんなはロビーでくつろいでいるわけで、彼はにたにた携帯
いじってばかりで何一つ動こうとしない。

覚悟していたとはいえ、私は運転手兼添乗員…。

そのあと、昼食をみんな一緒に食べて、義父母は適当に散策、
私たち3人はいよいよ着替えてプールに行った。

何度かウォータースライダーに乗って、はしゃぐ娘と彼。

彼だけ疲れて先に上がったが、私は娘と一緒に泳いだり浮かんだり。


ここまでは許容範囲だった。

が、事は夕食時に起こった。


夕食は今はやりのビュッフェタイプ。

娘も義母も大喜び。

しかも義母の食べる量といったら…ビックリした。

が、ここでもやらかしてくれる彼。

いきなりワインが飲みたいと言い出し、フルボトルで注文をする。

食事もそこそこに、携帯で写真を撮ったり、LINEだか打ったりで
落ち着きがない。

いい加減キレた。

「携帯いい加減にしてよ。せっかくみんなで旅行に来てるってのに。」

と言うと、一旦はわかったようなことを言って携帯を置くがまた落ち着かなく
いじり始める。

娘にまで

「ご飯食べる時は携帯いじっちゃダメなんだよ。」と叱られる始末。

相手は中学生や高校生ではない。

40歳を過ぎたおっさんだ。

なんで、食事中に携帯が放せない。

すると、業を煮やしたのか

「もう、お腹一杯だから部屋に先に戻る。」と言って席を立った。


勝手にしろや…とは思ったが、ほってほいた。

残った4人で食事を終え、ハワイアンショーを見に行った。

その後一応…と思い、彼に電話すると見たいと言うので合流。

が、娘が途中で寝そうになったので私と先に引き上げると
しばらく後、義父母も部屋に戻ってきた。

しかし…ショーが終わった時間になっても部屋に戻らない彼。

迷子にでもなったか???と思って電話をするとラウンジで一人で
飲んで食べていると言う。

曰く、

「一人の時間を楽しみたいから。」だって。

ばっかじゃね~~~~~って。

家族旅行に来て、一人の時間を楽しみたい。

でも、支払はこっち。

在りえね~~~~~~って。

完全にブチ切れた。

「一人で楽しむのはいいけど、支払は自分でしてね。」と言って
電話を切った。

その後、しばらくして部屋に戻ってきたが、その後も携帯を長く
いじっていた。


彼は完全に携帯依存症。

心の病気の人で携帯やネットに依存する人って多いんだろうか?

ある意味現実逃避をしたいのはわかる。

もしかしたら、仮想な世界で、別の人間になっているのかも
しれない。

でも、一生そこだけに生存するわけにはいかない。

現実社会で起ったことは、現実社会でしか解決できない。

携帯やネットにさくエネルギーを現実社会に向けることはそんなに
たいへんなことなんだろうか?

仮想と現実のギャップにさらに悩みを深くすることはないのだろうか?


携帯をいじる彼といるのは、心ここにあらずなわけで、苦痛意外に
なにものでもない。

いっそ、いないでくれたほうがイライラせずに済む。


「絶対来年は(旅行)ないわ…。」

一人でつぶやいてみた。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿