僕の感性

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日大山形 真紅の大旗を目指せ!

2013-08-19 13:55:40 | スポーツ
日大山形 ベスト4進出おめでとう!!


日大山形4-3明徳義塾



 1点リードされた日大山形は八回、ヒットで出た1番・青木をバントで送り、3番・峯田の左中間を破る三塁打で同点。4番・奥村敬遠で得た2死一、三塁の得点機に5番・吉岡がライト前タイムリーヒットを放ち4-3と逆転に成功した。

 明徳義塾は一回、2死二塁からの4番・岸の二塁打で先制。日大山形も三回2死二塁で、1番・青木が三塁打を放ち同点。明徳義塾が四回に5番・西岡のタイムリーヒットで再び1点差とすると、日大山形も六回に4番・奥村の三塁打で同点として両校が互いに譲らぬ好ゲームになった。

 明徳義塾は同点の六回、3番・逸崎と5番・西岡のヒットでリードするも、八回の1死満塁のチャンスにスクイズを失敗するなど、日大山形・庄司の好投の前に6安打に抑えられ、あと一歩及ばなかった。庄司は3試合連続の完投。明徳義塾・岸も3連続完投だったが涙をのんだ。


ドキドキした! ワクワクした! 心揺さぶられる良いゲームだった!

峯田君が頑張ってくれた。思い切り振った打球が風にも乗り、センターオーバーのタイムリー三塁打。
スカッと溜飲を下げる長打を放ってくれた。
彼は2年の春にけがをしてつらい時期を過ごした。けがが治った後は、練習外の努力の重要性に気づき、素振りや早朝のウエートトレーニングと精進した。この度の左バッターの勇姿に多くの観客が魅了されたことだろう。

5番の吉岡君も逆転のタイムリーヒットを放ち、それが決勝点となった。
彼は中学生のリトルシニア時代、練習後お父さんと500球のティーバッティングを続けた。
また日大山形では、それまでなかった朝練習を定着させたのは、寮の朝食後、奥村君と二人でグランドで練習を始め、仲間がどんどん増えた結果だった。
今回見事に好投手岸の球を適時打し、彼の努力が花開いた瞬間だった。

庄司君もふんばった。再三のピンチにも心を乱すことなく気持ちで押し切った。天晴れと言ってあげたい。
フォアボールやデッドボールなどで度々ランナーを背負うピンチに立ったが、要所要所を外野フライや内野フライで凌いだ。
不規則で癖のある投球フォームがかえって相手打線を苦しめた。疲れからか少々球がうわづっていたが、徐々に本来の投球に戻っていった。
彼は以前、今ほどのスピードがなく、あることがきっかけで10キロ以上スピードアップしたのだ。
長身から繰り出されるナチュラルシュート気味のストレートや、ストライクコースからボールに変化する角度のあるスライダーが見事だった。
明日一日休養日があるので、また英気を養って再び会心のボールを見せてくれることを望む。

できることなら、初の白川越を、初の真紅の大優勝旗を手にし、栄冠を勝ち取ってほしい!

【栄冠は君に輝く】

雲は湧き 光あふれて

天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ

若人よ いざ 

まなじりは 歓呼にこたえ

いさぎよし 微笑む希望

ああ 栄冠は 君に輝く