「今も猶(なほ)やまひ癒えずに告げてやる 文さへ書かず深きかなしみに」。
歌人・石川啄木が肺結核で亡くなる約4ヶ月前、病床での心境を詠んだ短歌がつづられた1912年の年賀状が北海道・函館市文学館で初公開されています。
函館の歌人仲間に送ったもので、啄木最後の短歌とみられています。
「まだ病気が治らないと知らせる手紙さえ書いていない。あまりにも悲しみが深すぎて」という内容で、文学館の森館長は、死を覚悟した心情が詠まれていると解説しています。
(山形新聞より)
歌人・石川啄木が肺結核で亡くなる約4ヶ月前、病床での心境を詠んだ短歌がつづられた1912年の年賀状が北海道・函館市文学館で初公開されています。
函館の歌人仲間に送ったもので、啄木最後の短歌とみられています。
「まだ病気が治らないと知らせる手紙さえ書いていない。あまりにも悲しみが深すぎて」という内容で、文学館の森館長は、死を覚悟した心情が詠まれていると解説しています。
(山形新聞より)