草丈が10㎝くらいの小さいマツヨイグサです。夕方ではなく昼に咲く花になるので、日中でもマツヨイグサらしい花姿を見る事が出来ます。がくや花柄、上部の茎にはキラキラと輝く腺毛が見られました。花弁上に見える透明感のある花脈も面白いですね。
(撮影日 2021/6/3)
草丈が10㎝くらいの小さいマツヨイグサです。夕方ではなく昼に咲く花になるので、日中でもマツヨイグサらしい花姿を見る事が出来ます。がくや花柄、上部の茎にはキラキラと輝く腺毛が見られました。花弁上に見える透明感のある花脈も面白いですね。
(撮影日 2021/6/3)
黄色と白の下地の上に赤紫の網目模様が走るアヤメです。網目模様の他に赤紫の斑点模様も見られます。昆虫を蜜へ誘導するための蜜標との事ですが、人の肉眼で見ても目を引く模様ですね。アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの3種の中では一番複雑な模様をしています。
(撮影日 2021/6/3)
ハルジオンの咲く頃になると、1枚目のようなピンク色の濃い花を見付けるのがちょっとした楽しみになっています。ピンク色の濃い花が咲く株は数が少ないので、数あるハルジオンの中から見付け出す事が出来ると、宝物を発見したような気分になります。
ピンクのハルジオンは花色の濃淡の違いで様々な姿を見せてくれますが、個体差による配色の違いも面白く、1つの花の中で白とピンクの2色にくっきり分かれる花などもあって、思ったよりも変化に富む花です。
花冠の口がパカッと大きく開いたようなラショウモンカズラの花です。花のお尻の部分が細いので、開いた口はより大きく見えます。シソ科の花になりますが、花姿はハマウツボ科のママコナやコシオガマに似た雰囲気があり、ちょっと面白く感じる花です。
(撮影日 2021/6/1)
花姿はこちらにあるユキグニミツバツツジとよく似ていますが、レンゲツツジに近い仲間になるからか、新葉の出方がユキグニミツバツツジと少し違います。出て来る葉の数も違いますが、ムラサキヤシオツツジの新葉は葉の縁の丸まりが強く葉姿が細く見えます。展開前の葉には赤みも見られました。花色はムラサキヤシオツツジのほうが若干濃いめでしょうか。
(撮影日 2021/6/1)
スカートのような形をしている漏斗状の花になり、花冠の縁は細かく裂けてギザギザしています。花色も鮮やかなピンク色をしていてよく目立っていました。葉の表面に光沢があり鏡のように見える事から「岩鏡」と付いたそうです。緑色の大きい葉は前年の葉、赤銅色の小さい葉は今年の新葉になります。
(撮影日 2021/6/1)
小さな白いベルがいくつも垂れ下がっているような花姿をしています。ユキノシタ科の花になり、花弁のように見える部分はがく片になるそうです。写真では分かりづらいですが、がく片の間にある花弁部分は糸のように細く、葯が無い雄しべのような姿をしています。花と比較して茎が太く直立しているので、オブジェや街灯っぽく見えるズダヤクシュです。
(撮影日 2021/6/1)
花が密に付くオランダミミナグサよりも花数が少なく、がく片の先端が赤くなるミミナグサです。花柄が長く伸びるのも特徴的ですね。花後の姿も花数が少ないせいか、オランダミミナグサと比較するとまばらな感じがします。
(撮影日 2021/6/1)
両種ともよく似ていますが、花の状態では、がく片の先端にある突起の出方でヤマガラシかハルザキヤマガラシかを見分けられます。蕾状態の時が分かりやすく、ヤマガラシは突起があまり目立たないので蕾先端が丸く感じ、ハルザキヤマガラシは突起が目立つので蕾先端がトゲトゲした感じになります。
花柱の長さで見分けらると書いてありますが、果実の成長が早く、観察した限りでは開花直後の花でないと正確な長さの比較はできない印象がありました。
判別するのには果実を見るのが一番分かりやすく、ヤマガラシの角果は比較的長く茎に沿って立ち上がり、ハルザキヤマガラシの角果は比較的短く茎に対して開き気味になります。
成長途中の果実の様子にも違いがあるようで、ヤマガラシは、果実先端に見られる残った花頭は萎んだようになりあまり目立たず、成長途中の果実の表面はポコポコしています。ハルザキヤマガラシは、果実先端に見られる残った花頭が目立ち、成長途中の果実の表面は比較的滑らかです。
👇ヤマガラシ
ヤマガラシの上部にある裂けた葉の裂片は、幅広で丸みがあるようです(2枚目)。4枚目は下部に生える葉になります。
👇ハルザキヤマガラシ
ハルザキヤマガラシの上部にある裂けた葉の裂片は、幅が狭くなり尖った感じになるようです(4枚目)
👇花部分をアップにしてみました。
左がヤマガラシ、右がハルザキヤマガラシになります。
ピンクのハルジオンの上にヤブキリの幼虫がいました。色の組み合わせ的にもなかなか絵になっているように感じます。日向ぼっこでしょうか、あまり気にしていませんでしたが今の時期はハルジオンの花の上にいるのをよく見る気がします。
(撮影日 2021/5/28)
庭にある白いツツジの花です。品種名は分かりませんが、昔からあるリュウキュウツツジでしょうか。去年に剪定してボリューム感を抑えたので、去年より花数は減ってしまいましたが、今年も元気に花を咲かせてくれました。
(撮影日 2021/5/23)
ゴマキの変種で葉が大きいマルバゴマキです。ゴマキ同様に葉は胡麻の香りがしますが、葉を揉むと胡麻の香りが一層立ち、若葉の時期や少し蒸れる日などは木に近づくだけで香ってくる場合があります。
ガマズミの花とよく似ていますが、花の中央にある雌しべの様子で見分けられるようです。ゴマキは花中央が凹み気味になり色は緑がかっていて、ガマズミは子房部分が少し目立ち色は透明感のある淡いクリーム色をしています。
👇マルバゴマキとミヤマガマズミの花部分をアップにしてみました。
左がマルバゴマキ、右がミヤマガマズミになります。
(撮影日 2021/5/23)
出始めは葉の白い綿毛が目立つのでサワオグルマの植物全体が白っぽく見えますが、茎が伸びて黄色い花が咲いてくると、綿毛があまり無い茎やツヤツヤした総苞の緑色と花の黄色が加わって、出始めの頃より華やかな色合いになります。黄色い花全体がツヤツヤしているせいか瑞々しい印象を受けました。
(撮影日 2021/5/23)
草丈が高く30㎝くらいあるスミレになり、茎はスッと直立して伸びるので、見慣れているスミレとは立ち姿の雰囲気が違って見えます。大きな葉と比較して花は小さく、花柱先端の球状に膨らんだ花頭が特徴的です。花の中央からぼかすように青紫の花色が淡くなって行く感じも面白いですね。1枚目と2枚目は同個体になります。
(撮影日 2021/5/22)
花径が大きく花色は淡い紅紫色をしていて、アメリカスミレサイシンのような密生する毛が側弁に生えます。葉は大きな長卵形をしていますが、ここの場所は虫に食われやすいのか葉に虫食い跡が多く見られました。花期はもう終盤になっていましたが、萎れていない花を1つだけ見付けたので、サクラスミレの綺麗な花姿をなんとか写真に収める事が出来ました。
(撮影日 2021/5/22)