うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

ユキグニミツバツツジ

2021-06-04 | みんなの花図鑑

雌しべが1本雄しべが10本、花糸や花柱、葉柄には毛が生えず、葉裏の基部にある主脈上に毛が密生するユキグニミツバツツジです。主に日本海側で見られるミツバツツジになるそうです。ミツバツツジの仲間の特徴を少し調べてみましたが、同じような花姿でも毛の生える箇所や毛の生え方などに違いが現れるようですね。微妙な違いですが、比較的違いが分かりやすい種はそれぞれ特徴的だとも感じました。

(撮影日 2021/5/22)


マルバアオダモ

2021-06-04 | みんなの花図鑑

雌雄異株になり、雄花と雌花(両性花)があります。雄しべの葯は黄色い色をしていますが、強く日が当たるなどの影響か、葯の一部分が赤紫色になる事がるようです。花粉を出し切った葯の色は黒ずんだ暗い色合いになり、花粉は黄色い色をしています。
成熟した雌しべは赤紫色になり、黄色い葯を持つ2本の雄しべと一緒に出て来るので、雄花と比較して雌花は花の色味が少し豊かになります。

しべには注視していなかったので、撮った写真の中では雌しべの様子がハッキリ写っているものはありませんでした。来年は雌花をじっくり観察してみたいですね。

                    👇雄花
雄株のほうが花付きが良くなりモコモコとするそうですが、付ける花数は年による違いもあるみたいです。花数が多くなるせいか、1枚目の蕾状態の雄花はわしゃわしゃっとしています。

                 👇雌花(両性花)
1枚目の蕾状態の雌花には、まだ成熟していない緑色で棍棒状の雌しべがチラッと見えています。遠景で撮った花を拡大してみると緑色の若い翼果が出来ていました。2枚目と3枚目は同じ株の花になります。

(撮影日 2021/5/22)


ミヤマニガイチゴ

2021-06-04 | みんなの花図鑑

木苺の仲間のミヤマニガチゴです。高さは1mほどになるとの事ですが、伸びる茎は這うというか斜上するような感じになるので、膝下あたりで花を咲かせているのをよく見ます。葉の形は3裂する中央の裂片が長く伸びて、モミジイチゴのような雰囲気があります。

(撮影日 2021/5/22)