痛かったら手を挙げろ

時々タイトルが変わります

酒とビデオの日々

2011年05月08日 23時00分08秒 | 今日の天使

 最近気がついたんだけど、今回のような形式のブログを書くと、昔「テレパル」って雑誌に連載されていたホイチョイプロダクションの「酒とビデオの日々」に似てきちゃうみたい。

(TV番組紹介雑誌の1ページでコラム風のビデオ紹介なんだけどね。適当な昔話なんかから話題に入って、なんやかんや紹介する作品につなげて、最後は張って置いた伏線にオチを付けるって流れ…)

テレビ雑誌ってネットの普及によって大分駆逐されちゃったね。何年も継続して読んでいたけどテレビ欄の確認っていうよりホイチョイの連載コラムが楽しみだったんだよね。残念だけど書籍化はされてないみたい。

ホイチョイで検索していたら以前紹介した作品が

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いつの間にかDVD化されていたよ。3部作中もっとも好きな作品。実際の内容は、うに猿世代的に約10年遅れで後追いなんだけど、すごく懐かしく感じてホイチョイにしては珍しく切ない話なんだよね。

この映画は『刑事コロンボ』みたいな構成でネタバレなので自粛を示してくれるので、安心して素直に物語の過程が楽しめたのかな?

 子供の頃からの悪い癖なんだけどさ、人の話を聞いている時にその話を素直に聞かずに最終的なオチを考えちゃうんだよね。

写真を撮るときも何となくオチのある話を考えちゃうし、漫画でも小説でも映画でも先読みしてそうしてしまうのよ。人生素直に楽しめない性格なんだろうね。

それでもさ、時々物語にドップリ入り込んでしまって先読みしなくなることがあってさ、そんな作品に出会うとうれしいよね。

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(ちょっと捉え所の無い話なので、アマゾンの書評でも呼んで気になったらね。作者の後書きが全てを表してる感じだよ。)

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(文芸作品かな?ガーンと頭を殴られたような良い場面があるのだがネタバレなのでね。)

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(一つだけ大きな嘘をついて矛盾がないように細部を詰めていく物語は少々アラがあっても大好物。でもさすがに半分までかな?良いエピソードが思いついて、それを細部まで練れば化けそうなのに…そこに笑いがあって最後に自然に泣かせたら言うこと無しだよ。映画はけっこう好きよ。ドラマは未見です。)

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 このブログもそうなんだけど、本当は、読んでいる間は悩みを忘れて何にも考えずに読めてさ、気がついたら終わっていて、なんだかちょっと幸せ?明日も頑張れるかな?みたいな感じが理想なんだけど、なかなか難しいよね。

今回も着地点を考えずに始めちゃったもんだから、いつも通り上手くまとまらないんだけど、性格的には無理やりでもオチを付けないと落ち着かないんだよね。

駄洒落かよ…

連休明けは新しい風が吹きそうだよ。


真剣師 小池重明

2011年05月08日 00時02分59秒 | 今日の天使

 院内生の頃も後期には真面目に頑張っている学生以外は案外暇な時間があってさ、控え室にはオセロや将棋などの娯楽が沢山転がってました。

いつ呼び出されるか解らないので基本診療時間内は外出禁止で、真面目で社交的な人は病院内をウロウロ、うに猿は控え室でウダウダしてました。

朝の点呼をとったら夕方の点呼までをどうやって時間をつぶそうかだけ考えるような毎日で、最高級の暇つぶし(現実逃避)は午前中から屋外でキャッチボールをして早めのお昼を外で食べたら午後は将棋…

 団鬼六の官能小説は世代的にも趣味的にも守備範囲外ですね。(『花と蛇』なんか有名だけど面白いのだろうか?)印象に残っているのは将棋の「小池重明」関連作品。

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発売日:1997-04

漫画化もされているみたいだけど、主人公はキャラ的に漫画向きな人ですね。近くには居たくないが、眺めている分には魅力的と言うか?人として足りないところが沢山あるが、将棋だけべらぼうに強いというステレオタイプな天才を地でいく感じです。そんでもって夭折。

団鬼六関係なくなっちゃった!食わず嫌いは良くないし、見識を広めるためにも『花と蛇』辺りから官能小説やSMの世界を覗いてみようかしら?

 合掌