「1人が狂うと皆が狂う」って、死んだ小動物は隣の川へ投げ捨てに行く大正一桁生まれの婆ちゃんが、後に言ってたね。
一家の大黒柱が突然の要介護度最高ランクとね。
院長が診療室から突然永遠にいなくなるとね。
そりゃ皆が狂うさ。
でもさ、果たして最初に狂ったのは院長だったのか?大陸から渡ってきた院長の爺さんだったのか?婆ちゃんが狂っていたのか?あるいは、俺自身がもっともっと以前から狂っていたのか?
開業して見えてくる事も、歳を重ねて見えてくる事もあるのだが、、いや、本当は見えていた事を現実問題として改めて確認する事もあるのだが、、でも、そういった真っ当な人生からは降りてしまったので、一生分からないと思う。
いや、正直、物心ついた時から真っ当な人生には乗っかってさえいなかったな。。