「落ち込むこともあるけど、私は元気です。」
「とりあえず生きています、そこそこ元気です。」
患者さんの二十歳くらいの女の子に何処か具合悪いところ無い?って聞いたら「100%元気です。」って笑顔で言われたことがあったな~。
アラフォーにもなると常に何処か調子悪くてね、朝起きて100%って感じる事はなかなか無いよね。
現在30%かな?症状の急激な悪化はありません。ただしサドルに座ると、新たに右側のお尻が痛いのを発見しました。強烈な投げ技に受け身を全身でとった様なモノなので、腰を中心に全身が重い感じです。自転車には普通に乗れたのですが、自転車を持ち上げる事は難儀します。生活はゆっくり動けば特に不自由しません、一番辛いのは寝返りを打つと腰が痛いこと。
飛んでいるときは、刹那の中、今までの人生が走馬燈の様に頭の中をよぎりました。一瞬が永遠に感じる事って本当にあるんだな~って思ったよ。(嘘)
本当は松の枯葉が進路に落ちていたため曲がれない!と諦めたのが比較的早く、下ハン持っていたのにタイヤが滑るほどブレーキは握りませんでした。(あきらめが早い?潔い?)
コースアウトするのは仕方ないと思った直後、舗装路の先が笹藪で地面が見えていなかったのですが、そこでスピードダウンしようと素直に突っ込みました。
結果は悪い方、笹藪に遮られて見えなかった地面は落差30㎝以上は有り、前輪が落ちた瞬間に、モリオ君曰く、テレビで見たことあるような感じで、又を開きながら飛んでいったらしいです。
自分の記憶にあるのは前輪が落ちたのと、体が笹藪に落ちるのと同時に聞こえたモリオ君の悲鳴、次は笹藪越しに空を見上げる自分でした。モリオ君が先に行って直ぐに戻ってくると思っていたので、仰向けに倒れた体制で体の各部分をチェックしていました。
とりあえず三途の川も見えないし、痛みも無いので起き上がると、なぜか?数メートル後方にモリオ君がいました。私が宙を飛んだと言うあまりの衝撃によるパニックブレーキで、貰いスリップ事故でした。
カーブの外側で、何でモリオ君がそこにいるのとか、私が何で落ちたかなんか話していたのですが、車が来る前にとりあえずカーブの内側に移動しました。
落車するとチェーンが外れるんだな~とお互いにアホな会話をしながら自転車と体を確認して、とりあえず体は走れそうなので、自転車を応急処置をしてから、携帯のアンテナは表示されるのですがなぜか?WAさんに繋がらなかったので、先行するWAさんを追いかけました。
今後の反省と、同じ過ちを繰り返さない為、以下に記します。
自爆後、パンク修理やモリオ君の曲がったSTIを治しているときに脳震盪の為か左耳が良く聞こえてませんでした。20分ぐらいで治ったのですが、本当は動いてはいけなかったな。
大丈夫大丈夫と言ってる奴が、翌日に普通に死んじゃうんだろうな~。今これを書いているので、とりあえず生きています。脳出血は無さそう。
えーとね、非常に運が良かったです。少しでも条件が悪ければ何かしら怪我をしていたでしょう、後遺症が残る様なね。
Q なぜ何十回も下っている道で、今回だけ曲がれなかったか?
R500+ルビノ2からスピナジー+RR1に変えた事と、補助ブレーキを外した影響が大きかったと思われます。簡単に言うと、今までより前荷重が足りなくてアンダーステアでオーバーランしました。
これ以下は愚痴みたいなモノなので興味がない方はスルーで。
今までの八方ヶ原の下りでは、何ヶ月も補助ブレーキをメインに使い、下りの急カーブではハンドルを押さえつけるように前輪に荷重をかけて曲がっていました。この乗り方を何十回も繰り返して、少しずつ下るスピードを上げていったので、ライン取りやスピードなどが自分の中である程度極まってきていて、それを体で覚えていました。
パーツを交換してから、ブラケットポジションでも下ハンでも下りカーブでは、今までよりアンダーステアな感じはしていたのですが、さらに数日前にサドル位置を数ヶ月ぶりで変更して、後ろよりにセッティングしていたので、より前輪への荷重が足りなかった気がします。
パーツを交換後、何回かミツモチ山までは行ったのですが、下りでのスピードの乗りが悪いのと、2カ所のヘアピンカーブでアンダーステアな感じはしていましたが、こちらのコースは元々スピードの乗る急カーブはそれ程なく、今までよりスピードの乗りが悪いのと相まってそれほど気にしていませんでした。
正確に言うと気にしてないと言うよりも、補助ブレーキに頼らない乗り方に慣れるのを優先していて、ステムをひっくり返したり、ハンドルを回転させたりしながら、ブラケットポジションと下ハンのポジションを出すのに試行錯誤していた段階でした。
その後、ある程度ポジションが落ち着いてから大間々まで行った事があるのですが、その下りの九十九折りで、やはりアンダーステアが出てちょっとおかしいな?とは思っていたのですが、下りのスピードの乗りが悪い方が先に気になっていて、下りでペダルを回す練習を先にしていました。
その時、結構スピードが乗るカーブでさらにペダルを回したところ、ペダルと地面を思いっきりぶつけて飛びはねて、非常に怖い思いをしたので意気消沈して、その日は大人しくゆっくり下ってきました。
そんなこんなで昨日の自爆の日を迎えました。ヒルクライムを終えると、今シーズンはもう来ないだろうと、すっかり葉が落ちた森の中で残り紅葉を撮影しながらゆっくり下っていたのですが、杉の植林地辺りまで来ると景色に変化がなくなった為、数分先行しているWAさんを追いかけるためと、ダウンヒル納めと思いペダルを回して下って行きました。
その後自爆!カーブでは、それほどスピードがでていたとは思っていなかったし、今までの感覚では曲がれたコーナーだったのですが、現在の装備とそれにあった乗り方が身についていなかった為、以前と同じ様に曲がることが出来ませんでした。
これが最大の原因かな?もちろんスピードを控えていれば回避は出来たでしょうが、盲点だったのが装備とポジションの変更による、自転車の挙動の大きな変化です。
今回の教訓
- 慣れた頃に調子に乗るのが1番危険!
- プロじゃないんだから、下りは常に控えめに!
- パーツとポジションを変えたら、それに慣れるまで慎重に乗る!
早めに諦めると良い目が出ることもある!
コースアウトは右コーナーで!
- 頭を打ったら客観的にみても落ち着くまで動かない事!
今回はあり得ないくらい幸運だったと思って反省してます。今後は無理せず楽しんでいこうと思います。
おしまい
P.S.マリモ君モリゾー君マリオ君モリイゾー君モリオ君!破れたインナーは通販ならまだ手に入るのでは?
(これが人生最後の写真になるとこだったよ。高原山通に言わせると、八方ヶ原の紅葉の見所は、晩秋の落葉広葉樹林に点在する残り紅葉らしいです。大間々付近まで高度を上げると、ほぼ葉が落ちきった落葉樹の中に、時々真っ赤に紅葉した樹木が点在しています。私も大人になったよ、確かに雰囲気はあった。良い写真が無いので、是非ご自分の目で確認して下さい。)