宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

AIは気を発せられるか

2020年02月04日 | テレビ・ラジオ・映画など
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』がおもしろい。
日曜8時は大河という家だったのだけど、私自身は歴史や時代劇はむしろ苦手で、この時間帯は時に苦行、脱落もしばしばだったのだが。
台詞が説明調じゃないのに、しぜんと登場人物の関係性とかそれぞれの性格とかが分かって、しかも味わい深い。割と義務感で観ていたのがついつい引き込まれてしまった。
カメラワークもうまいなーとシロウトながら。

それにしても、本木雅弘さんの美しさよ。
斎藤道三はすごいチャレンジングな役だと思うんだよねー。
声音とかまるっきり変えててすごい。
はっきり言えばほかにもっとハマる俳優がいそうなんだけど、現代では見当たらないから白羽の矢が立ったのかなとも思う。
かつてうちの母親が「北大路欣也が(または津川雅彦が)こんな人だと思わなかった」とか驚いていたことがあって、若い頃のイメージを知らない自分には「?」だったが、その順送りで、これが初見の世代にはモックンはこういう人って受け取られるのかもねー。って「モックン!?」って感じか・・・ま、でもジュリー、ショーケン、カツシン、バンツマとか別に変と思わないんだからいいか。

話題の川口春奈さんも、私全然知らなかったんだけど、がんばってていい感じ。
初登場時は立ち姿が現代人だなーって感じだったけど、場面を追うごとに馴染んできてる。
それにしても仲間由紀恵さんに似ている。
(そういえば仲間由紀恵さんてまだ若いけどロールモデルになりそうな偉大な女優さんだなとあらためて。大河の主役もやってるし。で、そういえば双子がいて、そういえば旦那が浮気してなかったっけ…と余計なことまで思い出した。あの人はそこまで世間で糾弾されてなかったような)

で、観ながらふと思ったことは、AI(人工知能)は俳優をやれるのかということ。
時代劇は台詞回しとか所作とかが独特で難しそうだけど、それらが完璧ならいいってもんじゃないなとあらためて感じた。
「たたずまい」というか、気迫とか凛とした空気感とか、その時代の人らしさとか、そういうものが大事なのね。そういうのははたしてAIで現すことができるのかしらん。