上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

「熊本市役所建替えの賛否を問う住民投票」実質上のスタート・・・8月20日に「すすめる会」で請求代表者申請を市へ提出

2024-08-24 11:04:35 | 熊本市庁舎建替え問題
市役所建替えは、市民で決めましょう!
「熊本市役所建替えの賛否を問う住民投票」実質上のスタート

8月20日に「住民投票をすすめる会」で請求代表者申請を市へ提出
「市役所建替えの賛否を問う住民投票」を始めるための「請求代表者」の証明を市から交付してもらうための「請求代表者申請書」を、8月20日に「住民投票をすすめる会」で提出しました。
請求代表者に名乗りを上げたのは、227人。
市の窓口は「庁舎建設課」、申請された請求代表者を確認するのは各区の選挙管理委員会です。
227人すべての確認が了承され、証明書が発行・告示された日が「市役所建替えの住民投票」を行うための条例設置を求める署名がスタートする日です。
スタートすれば、署名の期間は「2カ月」と決まっています。8月末までには署名スタートの見通しです。
申請書の提出には、請求代表者が集まり、庁舎建設課へ提出、その後記者会見も行いました。

  

請求要旨は、以下のとおりです。
「熊本市新庁舎建設の賛否を問う住民投票条例」制定請求の要旨   
 「熊本市本庁舎等整備の在り方に関する有識者会議・耐震性能分科会」が2022年11月に公表したまとめ「熊本市本庁舎の耐震性能について」では、熊本市が2017年度に実施した「熊本市本庁舎整備計画作成業務委託報告書」ならびに2020年度に実施した「本庁舎の基礎杭及び地下連続壁の効果等に関する 耐震性能の検証業務報告書」の調査結果は妥当であるとの結論から、現庁舎の耐震性能は不足するという理由で、市長は現庁舎建替えの方向ですすめてきました。しかし、この間市が開催した市民説明会や「市長とどんどん語ろう」などでは、疑問の声が相次ぎ、市役所建替えに市民の理解は得られていません。2024年3月には「基本構想(素案)」、6月には「基本構想(案)」が提示され、6月24日の市議会庁舎問題特別委員会では市役所本庁舎と議会棟はNTT桜町に移転する方向が示され、続く7月16日の特別委員会では中央区役所を分棟にして花畑別館跡地に整備する方針が出されましたが、いずれも市民への説明機会は設けられていません。「基本構想(素案)」「基本構想(案)」はパブリックコメントも行われていません。市民サービスの拠点として、市民のための施設である市役所の建替えで市民の声が聞かれず、踏むべきプロセスを踏まずにすすめられています。現庁舎の建替えでは、1年かけて4つの候補地から現在地が決められています。提案からわずか1カ月ないし2カ月で移転先を決めるのは、あまりにも拙速であり、市民が意見を述べる機会もなく、市民不在のすすめ方となっています。
市役所建替えの事業費は、2024年7月の時点で「619億円+α」と説明されており、この先、事業費がどれだけ増えていくのか全く不透明であることも、市政史上最大のハコモノであるだけに、市民への説明責任を欠いています。しかも、2025年3月までに「基本計画・基本設計・実施設計」を一括契約するという異例の契約手法もまた市民の疑問です。
市役所建替えには、賛成意見もあれば、反対意見もあります。意見が分かれたまま、合意形成を図らずにすすめるべきではありません。熊本市自治基本条例「自治の基本理念」では「主権者である住民の意思を反映した信託に基づく市政」が掲げられ、住民投票も規定されています。市役所建替えに、住民の意向を確認する手段として住民投票を実施するための「熊本市新庁舎建設の賛否を問う住民投票条例」制定の請求を行うものです。
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障がい者作業所として、地域に開かれた「カフェレストラン みなみのかぜ」

2024-08-21 10:07:47 | 地域の中で
障がい者の方々が生きがいをもって働けるよう応援したい
障がい者サービス報酬の改定によって、地域の作業所に大きな影響が出ています。
いろいろ工夫しながら収益を上げて頑張っておられるものの、その苦労と、置かれた状況は想像以上です。
少しでも協力していきたいと思います。
同時に、福祉と相容れない収益を現場に求める国の障がい者福祉の考え方は根本的に間違ってがいると思います。
制度の基本をつくっている国、運用している自治体、両方へ当事者の立場に立った障がい者福祉となるよう、求めていきたいと思います。

そんな中、熊本市中央区の出水ふれあい通りにある作業所「カフェレストランみなみのかぜ」では、地域の中に開かれた活動に取り組まれています。
先日もお店を覗くと、造形盆栽と水彩画のコラボ展示が行われていました。
見に行って、ランチする、お茶をするだけでも応援です。
メインは餃子、こちらも是非。

障がいがあっても地域で暮らしていく、そんな当たり前のことが、当たり前になってほしいと思います。

水彩画には、私の故郷の荒尾駅の絵もありました。

    
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市役所・区役所の移転は、市民への説明と合意が大前提・・・慎重・丁寧に決めるべき!

2024-08-19 22:49:57 | 熊本市庁舎建替え問題
地方自治法・住民の利害に大きく関する市役所の位置変更は慎重であるべき
市役所・区役所の移転は、市民への説明と合意が大前提

市役所・区役所の移転は、市民説明が行われていない
今年4~5月の市民説明会以降に、市役所建替えは大きく進展しました。
6月の特別委員会で、本庁・議会棟を「桜町NTT」に移転する案が提案され、7月の特別委員会では中央区役所を「花畑別館跡地」に移転する案が提案されました。
さらに、8月の特別委員会では、本庁・中央区役所の移転先を明記した「基本構想」(案)が示されました。
 しかし、市民への説明は一切行われていません。
しかも、「基本構想」(案)に対するパブリックコメントすら実施しません。

市役所の位置変更は、市議会の「3分の2」の特別多数決
地方自治法第4条は、「地方公共団体の事務所の位置」を規定しています。熊本市はこの規定に基づき、市役所の位置を「熊本市の事務所の位置を定める条例」で定めています。
地方自治法では、市役所の「位置条例」改正は議会の「3分の2」の賛成が必要となる「特別多数決」によると定めています。
住民の利害に大きく関わる市役所の位置決定は極めて重要であり、慎重に決めるべきです。本市のように、市民への説明や意見聴取も行わず、拙速に決めるべきではありません。

現庁舎の場所は、「100年間」市役所がある熊本市の顔
1923年に、現庁舎の前の旧庁舎がこの場所に竣工しました。その後、1981年に現庁舎が同じ場所に竣工しました。今年は2024年、旧庁舎の竣工から約100年間、「手取本町1-1」は、市民サービスの拠点・公の場所・熊本市の顔としての長い歴史を持つ場所です。
1923年に、現庁舎の前の旧庁舎がこの場所に竣工しました。その後、1981年に現庁舎が同じ場所に竣工しました。今年は2024年、旧庁舎の竣工から約100年間、「手取本町1-1」は、市民サービスの拠点・公の場所・熊本市の顔としての長い歴史を持つ場所です。

地方自治法「逐条解説」では、
 「事務所の位置は住民の利害に関する点が特に大きいので、その決定、変更にあたっては慎重にさせるという意味である」
と解説しています。

「基本構想」(案)・移転先候補地についての各会派の意見
特別委員会では、「基本構想」(案)・移転候補地に対し、各会派の意見が述べられました。
日本共産党「市民への説明責任・意見聴取という前提条件を欠き、拙速に出された基本構想・移転先候補地の案には賛成できない」
自民党「いずれの内容も承認できるものである」 
熊本自民「本来1年かけて議論すべき。正しい判断材料がない」
市民連合「基本構想も、移転先の場所も賛成」
公明「ベターな案だと考える」
という意見でした。
市民への説明責任も果たさず、意見も聞かないで進めている市役所建替えに対し、市の提案をただただ追認するような市議会・賛成会派の姿勢は問われるのではないでしょうか。

何より、市政史上最大のハコモノ、その是非が市民に問われるべきです。
市民による「住民投票」実施を求める直接請求の動きがあります。
議会は、市民の意見を尊重すべきです。
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高すぎる国民健康保険料は引き下げを!・・・「熊本市国保をよくする会」で市へ要望

2024-08-18 21:33:41 | 住民とともに
高すぎる国民健康保険料は引き下げを!
「熊本市国保をよくする会」で熊本市へ要望
8月16日、「熊本市国保をよくする会」で熊本市へ、国民健康保険料や介護保険料の負担軽減、子ども医療費助成制度の完全無料化などを求めて要望を行いました。

<参加者の声>
・政令市で中位の保険料というが、低所得者には負担が重い。他都市と比べても高い均等割・平等割の負担を軽くしてほしい。
・子ども医療費無料化は、7億円でできるならば、早急に実施してほしい。
・他の自治体から転入してきた人が、国民健康保険料が高くて払えないと言われていた。
・後期高齢者医療保険料の高くて払えないの声がある。
・国民健康保険は、他の医療保険と比べても負担が重く不平等である。
・高い保険料を払っているのだから、他の医療保険のように傷病手当を支給してほしい。
・マイナ保険証への不安の声がたくさん聞かれる。マイナ保険証がなくても、病院に受診できることを周知してほしい。
などの声がありました。

【要望事項】
⑴今年度から国民健康保険料・介護保険料が改定され、市民への負担増となりました。特に均等割りの引き上げは全ての被保険者が引き上げとなり(平均 4,964 円/人)物価高騰の中、大変な負担です。熊本市の国民健康保険料は、全国的にも 
 低い市民世帯の所得と比較しても高い状況です。この間、一般会計繰り入れは20億円も減らされている状況です。今回の保険料値上げは撤回し、保険料の負担を軽減してください。
⑵地方創生臨時交付金を活用し、国保料の減免や市独自施策を実施してください。
⑶未就学児の被保険者均等割額の減額制度(5割減額)について、未就学児に限定せず、所得のない 0~18 歳まで免除対象となるように制度改善をしてください。また、「子どもの医療費完全無償化」は 43 自治体に広がり、県下で一部負担金 
 の窓口負担が残っているのは熊本市を含む 2 市となりました。熊本市でも医科・歯科の医療費一部負担をなくし、18 歳までの完全無料化を実施してください。
⑷ 災害・失業などの特別な理由で申請ができる「医療費の一部負担金の減免」(国保法 44条)の制度をポスターなどで市民に広く知らせ、困ったときに使える制度に改善してください。
⑸介護保険料は、1号被保険者の滞納率が県下でも1番多く 7.1%の方が給付制限を受けています。今回、提案されている一部の所得段階での引き上げは撤回して保険料を抜本的に引き下げてください。また、滞納があっても介護サービスに
 ぺナルティをしないでください。
⑹マイナンバーカードの取得は任意であり、取得を強制されるものではありません。そのマイナンバーカードと健康保険証を一本化し、現行の健康保険証が廃止されれば、マイナンバーカードの取得が困難な方などのマイナンバーカードを持
 たない人が医療から遠ざけられ国民のいのちと健康を脅かす危険性があります。マイナンバーカードと健康保険証の一本化はやめて、現行の健康保険証を残すよう、国に対して意見書を提出してください。
⑺傷病手当金について、事業主でも対象となるように制定をしてください。


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8月15日「終戦の日」・・・「戦争の準備ではなく、平和の準備をしよう」集会

2024-08-16 17:19:23 | 平和
8月15日「終戦の日」・・・「戦争の準備ではなく、平和の準備をしよう」集会
8月15日「終戦の日」、熊本市中央区の辛島公園で、「憲法改悪を許さない!熊本ネットワーク」主催による「戦争の準備ではなく、平和の準備をしよう」集会が行われました。
敗戦から79年目の夏、岸田政権は銀慈悲を大幅に増額し、大軍拡・大増税による戦争への道を急速にすすめようとしています。
熊本でも、健軍自衛隊の司令部地下化がすすめられ、攻撃対象となることを想定した準備がすすめられています。
オスプレイの飛行再開や、自衛隊と米軍による大規模な軍事演習が行われるなど、戦争への道を進んでいる中、改めて、アジアで2000万人、日本でも300万人の人が犠牲となった過去のアジア・太平洋戦争の教訓に学び、平和への道を進んでいくこと、再確認しなければなりなせん。

夕方5時からの座り込みに続き、6時からの集会では、野党各党の挨拶の後、集会声明が採択され、辛島公園から通町まで、サンロード・下通をパレードしました。
8月15日、敗戦の日、「戦争の準備ではなく、平和の準備をしましょう!」の声を広げていかなければとの思いを新たにしました。

 
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