乱脈経理 創価学会VS.国税庁の暗闘ドキュメント 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2011-10-21 |
第四章 ルノワール事件と宗門戦争より
「ルノワール事件」 その7
翌日の読売新聞は『ルノワール絵画取引 創価学会副会長が同席 仲介の学会員らも』との見出しで、絵画取引の現場に、学会副会長とコンサルタント会社経営者、マネジメント会社社長の三人が同席していたことを伝え、コンサルタント会社経営者へのインタビューも載せていた。このコンサルタント会社経営者も学会員だった。
ルノワール事件における絵画取引の異様さは、取引当日の模様をたどればおのずと浮き彫りになる。読売の記事やその後、朝日が報じた記事などをもとに、この複雑極まる絵画取引の模様を改めて再現してみたい。
そもそもルノワールの「浴後の女」「読書をする女性」は欧州市場から国内に入った。最初に買った名古屋の絵画販売会社は、一九八八年に東京・渋谷区の画商に「浴後」八億六〇〇〇万円、「読書」一億九〇〇〇万円の合計一〇億五〇〇〇万円で転売。渋谷区の画商は一ヵ月後に港区の画商に計一一億円でさらに転売した。
このころはバブルが弾ける前で、土地、株とともに絵画ビジネスは「第三の財テク」ともてはやされていた。
~中略~
絵画には不動産の公示地価のようなものがなく、登記も不要で、名義や取引実態が表に出にくいことから投機熱が高まり、脱税など犯罪の温床にもなっていた。
~中略~
渋谷区の画商から一一億円で二点の絵を買った港区の画商は、「浴後」を担保に金融業者の「アイチ」から融資を受け、その返済のため八九年三月、港区青山の画廊「アート・フランス」の社長に二一億円で販売を委託した。
・・・その8に続く。
前回の記事では「売り手の裏金だよ~」ってことになっていたんですが、仲介業者まで学会員さんで固めてよそ様の裏金作りに協力した、と・・・。
何か弱みでも握られてるの?みたいなw
そもそも架空のフランス人って出発点で問題になったわけで、その言い訳はないわ~、ってならないんですかね。
そうなると裏金を手にした「売り手」が誰なのか、というように遡っていかなくてはなりません。時はバブル絶頂期。絵画の転売に転売で、その度に数億円がどなたかの懐に入っているのが良く分かりますね。
あるところにはあるもんだ。
ところでこの仲介業者が学会員さんで・・・っていうところでふと思ったんですが。
学会の資産運用にこうした学会員経営者のような方が話を持っていくということがあるんですかね。
それは信心ゆえに、創価学会にちょっとでも美味しい話を~っていう感覚でしょうか。ハッキリ言って清い信仰ならこのような怪しい話を持ちかけることもそれを受けることもできないと思うんですが。
あるいは「学会員」とは名ばかりで、その立場を何らかの優位に利用できるから・・・というビジネス感覚の人なのか?
それともそれとも、学会のお抱えの「裏金作り実働部隊」みたいなものなのか。
どれが真実でも驚きがないというのが素晴らしいw
いや、私ごときの貧弱な想像ではたどり着けない、もっと斜め上の真実があるのだと思いますがね。
今週はこれにて。
もう今年は次の更新が最後になるかな?早いものですね。
クリスマス頃からもっと寒くなるようなので、皆様元気に年越しできるようくれぐれもご自愛くださいね~。