私が愛した池田大作 「虚飾の王」との五〇年 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2009-12-22 |
第四章 「政治指導者」として より
弟子の「永久名簿」 その1
公明党ができてまだ三年。これからどうなるか先がまったく見えない。海のものとも山のものとも分からない段階である。だから池田氏も、何かと党を気遣っているようだった。
~中略~
あるときなどいきなり、
「映画を見に行こう」
と誘われた。二月二八日。まだ創価大学を作る準備をしていた時期のことである。大学の建設計画申請を八王子市に出したのが、この年の五月八日。その準備のために、審議会を開いて終った後だったと記憶している。
新宿の映画館で、見たのは『アルジェの戦い』だった。フランスからの独立を目指す、アルジェリアの抵抗運動を描いた作品である。これを見ようと指定したのも池田氏だった。池田氏と秘書、私と何人かでブラブラ見に行ったと記憶している。当時はそのように、池田氏を囲んで数人で映画に行けるような、気楽な感じだったのだ。今ではとうてい考えられないことである。
~中略~
映画を見終わった後は、学会本部近くの学会系のレストラン『博文』で一緒に食事した。その場の流れで一緒に食事するなど、これまた今ではありえない光景だろう。
この前日には「永久名簿」が作られている。池田氏の認めた忠実な弟子だけの名前が連ねられた弟子帖、弟子名簿である。
これはもともと法華経にあるもので、「授記」と言って許可を与えることを意味する。お釈迦様が「お前は何々菩薩」「お前は何々如来」というように、五〇〇人の弟子に仏の尊号を授けたという話に由来している。
その2に続く・・・
池田氏とブラブラ映画なんて、今の若い学会員さんたちが聞いたら卒倒しそうなくらい羨ましがるんじゃないでしょうかw
池田教池田教ってよく言われて実際その通りなんですけど、池田教の信者が信奉しているのは実は「山本伸一」ではないかと思ったりもするんですが、山本教だと何のこっちゃ分からない感じがするのは私だけでしょうか(。・w・。 ) ププッ
話を戻しまして、弟子の永久名簿。浅い「永久」ですな。
次に書きますが、この名簿はいつでも池田氏の気分一つで削除できる仕組みだそうで、一種の脅しに使われるようになるらしいです。
今でもこの名簿は効力を発揮しているんでしょうかね。ていうか五百人、当時の公明党議員は全員載ったらしいですが、他は誰の名が記載されているんでしょう。これは私が知らないだけで公にされているのかな?
矢野氏の記述では、弟子が望んで名を載せてもらったのではなく、池田氏の独断と偏見で勝手に弟子に選ばれたようです。まあ、端から見ればいい迷惑ですが当時の選ばれし弟子たちはとても有難がっていたようですね。
そうして池田氏への忠誠心をより高められたと、そういうことのようです。
前回記事へのコメントに河童さんが書いてくださったのですが、聖教新聞にて「弟子の生命は永遠に若い」っていう長編詩が掲載されたそうです。
この中で池田氏は自分が師匠であることを前提として「弟子とは如何なるものか」みたいな姿勢を説いているわけなのですが、自分で言うなよ!っていうツッコミはもう今更な感じがしまして新鮮味が欠けますねw
しかし今まで、明らかに池田氏自身がそう望んでストーリーを描いていることはバレバレなんですが、あくまで弟子の側から師匠と求められてっていうスタンスでした。
そしてここに来て遂に(自ら師匠と)言っちゃったなって感じだったのですが、実は昭和40年代から既に「自称・師匠」やってたんですね。自称・師匠・・・語呂が悪いですがw
師匠とは弟子が決めるもので、自ら師匠を名乗るような制度のものではありません。
女房が押しかけてくるのとはワケが違うんですから、押しかけ師匠なんて恥を知れ!って感じですね。
これ書くのも3回目ですが、自分で自分のことを師匠と言っちゃうような人間、その場でオカシイと思わなきゃオカシイでしょ。矢野さんだけじゃないけど、その場で気づけ、その場で!