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『素敵な歌と舟がゆく』

2008-03-20 | 映画ってホントに…
オタール・イオセリアーニ監督作品『素敵な歌と舟がゆく』(DVD)を観ました。イオセリアーニ監督の人生観…自分の感覚にはないものだったので、すごく興味深く感じてます。パリの街に暮らす人たちの人生模様が描かれてますが、出てくる人物全員が主人公っと言ってもいい、まるでモザイク画を観ているようです。そう、みんな影響しあって人生が成り立っている感じです。その人生たちは、ある意味いい加減でのんきな生活のように見えるけれど、奥底に厳しさや寂しさ、悲しさがあり、みんなしっかりと地に足がついていて力強く生き続けています。

原題“Adieu Plncher des Vaches”は、昔の船乗りの言い回しで「息苦しい地上にお別れだ」なのだそうです。映画のラストシーンは、まさに!っといった感じ。この映画、まだ理解しきれていないけど、なんか奥深い生き方の極意が表現されているんじゃないかな?って感じです。友とワインを飲み交わしながら歌を交わしている場面なんて最高でした。あぁ~、私の老後もこんな風にラフに素敵な歌や音楽を友だちと交わしながら過ごせたら最高やな~っと!「夢」が出来ました。絶対に実現!!デス!!そして、また再び、この映画を観たら、きっと今とは捉え方が違っているんだろうな。。。

街や人の動きのスピード感と物語ののんきな流れに独特な雰囲気があって、そこに街の音(喧騒)がすごくリアルに流れていて、生活する人々の息苦しさの中の自由奔放さやいい加減さが丁寧に描かれている。ペットのコウノトリも最高!イオセリアーニの世界、クセになりそうです!
コメント
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