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『ひらがな暦』 おーなり由子著

2007-03-10 | 私的コレクトBOOKS
三寒四温を肌で感じる今日この頃、日本って四季の移ろいがなだらかで、そこに住んでいる私たちは、自然の微妙な変化を感じ取る“敏感な感性”を持っているように思います。その証拠に?(mucky☆勝手に考)、我々の先人たちは日本の四季を二十四節季に分け、さらに七十二候に分けて、そのひとつひとつに語をあてています。すごいーって感心してしまいます。

最近のお寝書(オネショ!)として読んでいる本は、『ひらがな暦』(絵と文・おーなり由子・新潮社)です。二十四節季や祭事行司一覧、今日は何の日?っといった情報も丁寧に書かれているし、おーなり由子さんの視点で書かれた366日分の絵ことば歳時記を読むと(イラストがカワイイ)、気持ちが潤います。ちなみに本日(3月10日)のお題は「春の演奏会」で、春の音をテーマにしたお話です。

先日、TV asahi“素敵な宇宙船地球号”(3月4日放送)「日本ふしぎ“音”紀行」を見ていて、とっても興味深い研究結果を知りました。日本人は自然音(小川のせせらぎ、虫の声など)を聴いた時に、右脳が反応するのではなく、左脳が反応するらしいのです。(基本的に音は右脳処理されるのに)これは世界的にめずらしいらしく、自然音を感情的な音として聞いている証拠なんだとか。実際に欧米人に虫の声を聴かせた場合、「イライラする」「機械的な嫌な音」っという所感を持つ人がほどんどだったのに対して、日本人は「癒される」っとか「月を思い浮かべる」といった好意的な所感を持つ人が多かったんでですヨ。すっごい発見ですよねー。自然音を左脳で捉える珍しい民族なんですよ!私たちって。

*追記*
この本の参考資料欄に「こよみのページ」のURLが載っていたので覗いてみたら、すごい!詳しい!見応えあり!デスヨォ!
コメント (6)
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