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北京情報 154 - 萬菜&JIPANGU追加ワイン 遂に決定! -

2010年04月18日 17時58分27秒 | 北京ワイン会 / Beijing Wine Party
以前、ご紹介した『萬菜』のワインリストですが、北京ワイン会や友人のインポーターのご協力もあり、
この度ようやく完成しました!

お店のO氏からは、『xxx元以下の格安なワイン(お店の関係でお値段は記載できませんが!)を探して欲しい』という
非常に厳しいご依頼があり、決定までにかなり難儀をしました(笑)! 

日本と違い、さすがに、北京で格安ワインで美味しい物となると、選択の幅がぎゅっと狭くなりますね。
いくつかは、『JIPANGU』のワインと一緒のものもありますが、『萬菜』の方はお食事とワインを一緒に楽しむ、
『JIPANGU』はワイン単体で美味しい物と言うコンセプトで選んでみました。

北京でこの価格帯にしては、かなり良いワインだと思いますので、『萬菜』へ行かれた際はぜひ、
これらのワインをお楽しみいただけたらと思います。ワインは4/22にお店に納品予定なので、今週末位から
お店で提供されると思います。

尚、テイスティングを重ねていく中で、『萬菜』の日本食には強すぎるのですが、とても美味しいワインが見つかりましたので、
そちらを『JIPANGU』に追加する事にしました。 こちらも是非、お試し下さい!

【泡】
『Procecco -Bisol Jeio-』
 ブドウ品種:プロセッコ/ピノビアンコ/ヴェルディソ
  イタリアで造られるスパークリングワイン。 麦わら色を伴った黄色、青リンゴ、グレープルーツ、ユリ、
  などの爽やかな香りと、ピチピチした酸と泡がとても心地良いワイン。 
  淡い味わいの日本料理には、こういった爽やかなスパークリングワインで楽しみたいですね!

【ロゼ】



『Cuma OrganicMalbec Rose 2007 -Michel Torino-』
  ブドウ品種:マルベック
  ワインを造る時に補間品種としてよく使われるマルベックというブドウを、有機農法で育て、
  ロゼとして造り上げたワイン。 明るく薄いルビー゛色。 ブルーベリー、バラ、桜の花、梅干、白コショウ、
  ローズマリーなどの香り。冷やし気味で飲んでも心地よい香りがグラスに広がります。柔らかい味わいの
  日本料理にはとても合うはずです。豚肉のシャブシャブや梅肉を使ったお料理などにぜひ!

【白】



『Grain de Muscat Moelleux 2008 -Gerard Bertrand-』
  ブドウ品種:ミュスカ
  モワル-Moelleuxと言う言葉について、ワイン評論家のヒュージョンソン氏が『モワル(骨髄)のように柔らかい』、
  つまりクリーミーな甘口と表現した少し甘めのワイン。 キンモクセイ、マスカット、レモンのシロップ漬け、オレンジシャーベット、
  洋梨、ココナッツのような香りが広がり、南国のお花畑に迷い込んだかの様。 口に含んだ時の
  甘い印象と後味に残るかすかな苦味が印象的。 ぜひ、冷やした状態で楽しんでください。 
  とても美味しいですよ!

『Chardonnay 2007 -Select Vineyards-』
  ブドウ品種:シャルドネ
  オーストラリアでも良質のワインが造らている西オーストラリア州マーガレットリバー地区のワイン。
  この地区は、特にシャルドネの名産地。 このワインもお手頃な価格でありながら高品質!
  麦わら色がかった黄色、黄桃、メロン、シトラス、ナッツ、ヴァニラ、バター、トーストなど非常に豊かな香り。
  アルコールのヴォリューム感がある割には、酸味もきちんとあり、グレープフルーツの様な余韻が長く続きます。

『Maimai Creek Sauvignon Blanc 2006 -Stirling Vines-』
  ブドウ品種:ソーヴィニオンブラン
  以前はブドウを他のワイナリーに供給していたが、2002年から自社ワインを造り始めたと言う比較的
  若いワイナリー。 明るいレモンイエロー、グレープフルーツ、青草、タイム、重油、パッションフルーツなどのハーブと柑橘系の香りに
  少し暖かいニアンスを持った香りが印象的なワイン。 とても綺麗な酸と独特の苦味が後味に
  残りますが、少し冷やし目で飲むと実に爽やか! ポン酢やゆずの皮などを使った
  お料理にはとても合うのではないでしょうか!?



『DB Selection Chardonnay 2007 -De Bortoli-』
  ブドウ品種:シャルドネ
  デボルトリ社はオーストラリアでプレミアワインからお手頃ワインまで手がける大手企業。
  大手企業にありがちな品質がともなわないワインではなく、非常にコストパフォーマンスのある高品質ワインを
  造り出している庶民の味方! レモンイエロー、パイナップル、グレープフルーツ、バナナ、ヴァニラなどの香りと
  ヴォリューム感のある果実味と細かな酸がお料理を引き立ててくれるでしょう!



『Isola Del Sole Bianco 2008 -Argiolas-』
  ブドウ品種: ヴェルメンティーノ
  サルディニア島で取れたヴェルメンティーノというブドウから造られる白ワイン。
  濃い目のイエロー、レモン、グレープフルーツ、オレンジの皮、キンモクセイなどの柑橘系の甘く爽やかな香りと
  後味に残る独特の苦味が印象的なワイン。 潮風を感じる味わいは、貝類との相性が
  とても良いと思います。



『Chardonnay 2008 -The Islander Estate-』
  ブドウ品種:シャルドネ
  Jacques Lurton氏が南オーストラリア州のカンガルー島を新婚旅行で訪問し、その美しい自然に惚れ込み、
  1997年にワイナリーを開設。 薄いレモンイエロー。 バナナ、ヴァニラ、パイナップル、パパイヤ、マンゴーなどの
  暖かい所を連想させる果物やバター、トースト、ナッツなどの香り。 厚みのある果実味と後味に残る苦味と
  酸が心地よい。 ジャガバター、鮭の西京焼きなどに合わせてみると面白いかも! エチケットも思わず
  『ジャケ買い』したくなるようなセンスのあるエチケット!



『Cotes Du Rhone Belleruche Blanc 2006 -Chapoutier-』
  ブドウ品種:グルナッシュブラン・クレレット・ブールブラン  
  南仏のローヌ渓谷の雄として知られる名門シャプティエ社が手掛けるコストパフォーマンス大の白ワイン。
  ベルルーシュ(Belleruche)の意味は、ベル(=美しい)、ルーシュ(=ミツバチの巣箱)と言う意味。
  明るいレモンイエロー。 香りには、名前の由来でもあるハチミツ、洋梨、キンモクセイ、グレープフルーツ、レモン、
  黄色いお花などのニュアンスがあり、フレッシュな味わいと果実の香りの長い余韻が印象的。 

『Vina Esmeralda 2007 -Torres-』
  ブドウ品種:ミュスカ・ゲヴュルツトラミネール
  スペインでとても有名なトーレス社が造るお手頃価格な良質ワイン。『エエメラルド色のブドウ畑』という意味を持つ
  このワインは、スペインでは特に女性に人気とか! ミュスカ・ゲヴュルツトラミネールと言う普通では考えられないブドウの
  組み合わせですが、飲んでみるととても華やかで驚くはず! 明るいレモンイエロー、オレンジの皮、キンカン、ライム、
  ライチ、ハチミツなどの少し甘さとほろ苦さを感じる華やかな香り。 最初に口に含むとねっとりとした
  印象を受けますが、後から爽やかな苦味と酸味の余韻が長く楽しめます! ワオ!旨安!

『Pinot Grigio 2008 -Villa Sandi-』
  ブドウ品種:ビノグリ
  柔らかいレモンイエロー。 グレープフルーツ、レモン、オレンジの皮などの香りと少し強めの酸が味わいを
  爽やかにし、独特の塩味が魚介類にも良く合うと思います。 ミネラル感は貝類、後味に残る苦味は、
  つくし、ふきのとう、こごみなどの山菜の苦味にもピッタリのはずです! 

『Macon Villages 2007 -Joseph Drouhin-』
  ブドウ品種:シャルドネ
  北京では、お手頃で美味しいフランスワインを探すのはとても難しい!でもこのワインはいいですね!
  メゾン・ジョセフドルーアンは、1880年にブルゴーニュのボーヌに設立され、120年もの間、家族経営を続けている
  ネゴシアン&ドメーヌ。 1976年から農薬は使用せず、1988年からはオーガニックワインの醸造を始めています。
  薄く明るいイエロー、バター、パイナップル、ナッツ、黄桃、シナモンなどのいかにもシャルドネらしい香りが感じられ、
  綺麗な酸とミネラル感、余韻に残る適度なアルコール感と果実味など、とにかくバランスが良く、美味しい!

『Fleur de Lotus 2006 -Josmeyer-』
  ブドウ品種:ピノブラン/ゲヴュルツトラミネール /ミュスカ/リースリング
  アルザス地方でビオディナミ(バイオ・ダイナミクス)農法で造られる自然派ワイン。とにかく美味しい!
  ハニーイエロー、ライチ、ユリ、アカシア、杏仁豆腐、マスカットなどの複雑な香りが折り重なっており、
  口の中で溌剌とした酸と一緒になるとその味わいは、うっとりとする程。 
  ゆっくりと時間をかけながら、楽しんでもらいたいワイン! 本当に素晴らしいワインです!

【赤】



『The Red Mullet 2006 -Pikes-』
  ブドウ品種:シラーズ・テンプラニーニョ・ムールヴェードル・グルナッシュ
  可愛らしい魚の絵が印象的なPikes! それにしても色々なブドウを使っていますね。
  さすがはオーストラリア!自由な組み合わせです! とても濃厚な深い赤紫。
  完熟したブルーベリーやプラム、チョコレートなどの香りに、まろやかなタンニン。 少し高めの
  アルコールと陽気な印象を受ける酒質があるので、皆でワイワイ楽しむには良いのでは
  ないでしょうか!



『Cotes du Rhone 2003 -Jean Berteau-』
  ブドウ品種:シラー・グルナッシュ・ムールヴェードル
  南仏のコートドゥローヌで造られるお手頃な赤ワイン。
  グラスの回りはガーネット色で中心に向かって黒色。 ベリージャム、黒コショウ、カブトムシ、墨汁、甘栗、コーヒー、
  セロリ、ミルクキャンディーの様な香り。 口に含むと暑い夏を迎えた2003年らしくアルコールの
  ヴォリーム感とタンニンの強さを感じるが、酸の心地良さがうまくバランスをとっているので
  美味しく飲めます。 果実味も強いので、豚の各煮などの濃い目の色合いのお料理にぜひ!

『Alvear Crianza 2003 -Palacio Quemando-』
  ブドウ品種:テンプラニーニョ
  現在、注目のワイン産地スペイン。 中心に向かって深い赤紫色、ブラックベリー、カシス、コショウ、
  ベーコン、タバコ、バラ、乾燥ハーブなどの香り。 既に7年の年月を経ているのでタンニン(渋み)も
  こなれていて、スムースな味わい。 柔らかい果実香の余韻が長く、とてもバランスが良く、
  お値段も手頃で美味しいワイン!



『Cabernet Sauvignon Reserve Special 2007 -Gerard Bertrand-』
ブドウ品種:カベルネソーヴィニオン
  ラングドックの新星と呼ばれている『Gerard Bertrand』が造り出す果実味豊かな赤ワイン。
  ブルーベリー、完熟プラム、カシス、コーヒー、チョコレート、セージ、ビターチョコレートなどの香りと
  厚みのある果実、少し高めのアルコール、細かい酸を感じる。 タンニンの余韻が最初気になるが
  時間が経つにつれて心地よい印象に変わる。 フランスワインらしくバランスの取れたワイン。



『Spaetburgunder Rotwein 2007 -Oberkircher-』
  ブドウ品種:シュペートブルグンダー(ピノノアール)
  シュペートブルグンダーとはピノノアールの事。 バーデン地区はドイツの中でもピノノアールで優良な地区。
  明るいルビー色、イチゴ、ラズベリー、チェリーの砂糖漬け、シナモン、トリュフ、湿った土などの複雑な香り。
  優しいタンニンととても豊かな果実味。 柔らかい喉越しと長い果実の余韻がとても心地良く、
  美味しくてドンドン飲めてしまいますが、時間によって香りが変化するので、そちらも楽しんでください。
  マグロのお刺身(お醤油にちょっとこのワインを垂らして!)などにもきっと合いますよ!

『Chiaramonte Nero d'Avola 2007 -Firriato-』←こちらはJIPANGUにも追加!
  ブドウ品種:ネロ・ター゛ヴォラ
  キアラモンテと読むシチリア島のワイン。 グラスの液ふちは綺麗なガーネット、中心に向かって黒。
  黒コショウ、ナツメグ、スミレ、バラ、ブラックベリー、カリントウ、鉄クギ、チェリーと時間が経つにつれて香りが
  ドンドン変化します。柔らかい果実味と、アルコールのヴォリューム感、そして強めの酸が料理にも
  とても合うはず。 時間をかけてゆっくり飲みたい方にお勧めです!

【JIPANGU追加ワイン】

『Cabernet Sauvignon 2006 -Heartland -』
  ブドウ品種:カベルネソーヴィニオン
  天才醸造家と呼ばれるベン・グレッツァーの造るコストパフォーマンスの高い素晴らしい新世界ワイン。
  濃い目のルビー色。 シロップ漬けのブラム、ビターチョコレート、カシス、バラ、ユーカリ、ミント、ローズマリー、
  黒オリーブなどの複雑な香り。 口に含んだ時に甘めの果実味が広がる。 色合いの割には
  柔らかいタンニンとベルベットの様な優しい喉越しに驚かされ、そして非常に長く続く
  心地よい果実味の余韻にもうっとりさせられる。 さすがはベン・グレッツァー!



『Swan Bay Pinot Noir 2007 -Scotchmans Hill-』
  ブドウ品種:ピノノアール
  ピノノアールにしては濃い目のガーネット色。 香りが素晴らしく、ラズベリー、イチゴ、チョコレート、
  荒削りのかつおぶし、トースト、ディル、2Bの鉛筆、ベーコン、マッシュルームなどの色々な要素の
  複雑な香り。 高めのアルコールと強めのタンニンが最初は気になるが、時間が経つと落ち着いて
  非常に艶かしい香りとなり、もっと飲みたい!と感じになる不思議な魅力のあるワイン。
  ゆっくりとお楽しみください!



『Carrascal 2006 -Weinert-』
  ブドウ品種:マルベック・カベルネソーヴィニオン・メルロー
  辛口評論家のロバートパーカーからも高い評価を得ているアルゼンチンのWeinertが造り出す赤ワイン。
  チョコレート、ブラックベリー、檜風呂、ローズマリー、プラムなどの完熟した果実を凝縮させたような味わい。
  タンニンは柔らかく、ベルベットのような喉越しと、芳醇な果実の余韻が長く続く。
  まるで良質のクラシックなボルドーを飲んでいるかのようなワイン!

頼まれたので、簡単に受けてしまいましたが、いやはや、本当に大変な作業でした...ヘトヘトです...(涙)
でもお客様が楽しんでくれれば何よりです!





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1 コメント

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Unknown (陽気なコック)
2010-04-19 02:20:51
萬菜のコックです
本当に本当に このたびはありがとうございました! 
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