東京&北京情報 ( ワイン/食べ歩き/音楽/映画などなど )

北京駐在中&日本でのワイン会・食べ歩き・音楽・映画などの情報満載!

北京情報 63 -日壇公園-

2009年05月30日 23時08分20秒 | 中国 / China
今週は木曜日から中国は連休! 特にこの2日は、風も吹いてとっても空気が良く気持ちが良い日が続いています!
あまりに気分が良いので、近所の『日壇公園』へ散歩へ!

北京には東に『日壇公園』、西に『月壇公園』、北に『地壇公園』、南に『天壇公園』があり、
その中でも『日壇公園』は1530年につくられた北京で最も古い公園の一つ。
かつては太陽を祀る祭壇が置かれたとの事! この四つの公園の名前に共通して使われている「壇」とは、
昔は「皇帝の庭」と言われていたらしいです。

                        

自宅からは歩いて15分程度。大使館街の美しい緑と武装警官を横目に見ながらの散歩....
公園に入ると日本の日比谷公園とは違う面白い光景が現れます。

                 

まずは、池で20元払って15分間のリモコン船を操縦したり、金魚釣りをしていたり、凧をあげていたり、太極拳を学んでいたり。。。
う~ん、日本の公園とは違う....(笑)

  

そして、本日のNO1は『鉄棒マッチョマン』!凄いんですよ!これがっ!グルグル回る!回る!
それを見てやんや!やんや!楽しんでいる中国の人々...!

                        

地元民の居住地区では『路上散髪隊』も出現!
こう言う光景は日本では中々報道されないかもしれませんが、中国の人々の微笑ましい日常であり、
最近、こう言った日常の面白い光景を非常に気に入っているんですよねぇ~!

 

空気も大分綺麗になり、赴任当時の2年半前とは比べ物にならない程、改善されてきている北京! 
残りの赴任生活をより有意義にしなくてはと感じる今日この頃....!



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北京情報 62 -BBQ-

2009年05月30日 22時21分23秒 | 北京ワイン会 / Beijing Wine Party
最近、北京は空気が大分良くなってきました。
と言うわけで我々の『北京ワイン会』も外でBBQを実施しました!
住んでいる長富宮公寓(ニューオータニサービスマンション)には小さいですが中庭があり、そこで昼からワインを開けて
BBQを楽しみました!総勢30名程度ですが、肉の仕込みは大変です!

まずは、お肉が出るまでの腹ごしらいとして用意したのは、

1.チーズとアンチョビのシュウ これが塩加減が微妙に良く、白ワインと合うんですよ! 
これは公寓のTさん作成、Oさん寄贈の品でした。。。(笑)!

              

2.チラシ寿司                           3.ラタトゥイユ

                

4.キノコと鶏肉の冷菜                        5.シーザーサラダ

 

前菜を出した所で、いよいよBBQ開始! まずは鶏肉を塩コショウして焼いたものにソーセージを加え、
トマトとバジルのソースで食べてもらい、その後は、一週間塩/ニンニク/ローズマリーで漬け込んだ豚バラをBBQ!
焼くときもローズマリーの香りを加えて、ワインに合わせます!

  

焼いた後は暖かい所に少し置いてお肉をロゼに仕上げてレンズ豆と夏野菜の煮込みを添えて
頂きました! このお肉のローズマリーの香りがカベルネソーヴィニオンに中々合いましたねぇ~!

 

そして、豚の次は牛肉のステーキ!タレは赤ワインとトリュフのソース!これに『黒山豚』と言う中国のブランド豚のレバーを
リンゴ・蜂蜜・ニンニク・ナツメ・ショウガなどを合わせた自家製特製のタレで焼いた物を添えました!

 

これが大正解!レバーの血っぽい感じと甘めのタレが皆さんが持ってこられたワインとも合って非常に楽しむことができました! 
やはり、ワインと食事は相性が大切ですね! この日も総勢30本ほどのワインが空き、いやはや飲んだ!飲んだ!


 

でも晴天の空の下で気の会う仲間とワインと美味しい食事と言うのは、実に楽しいですね! 北京の生活環境もかなり良くなってきました!

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北京情報 61 -緑舌頭-

2009年05月30日 20時39分58秒 | 中国 / China
『緑舌頭』と書いても良く分からないと思いますが、結局はアイスクリーム&ゼリーです。

先日、初めて目にしてあまりにもビックリしたのであえて今回ご紹介いたします。

               

こいつは緑色のおどろおどろしい色でまさに人の舌のような形で、昔日本で流行ったスライムの様で、
全く緊張感もなくデロォ~ン』とだらしなく、プニプニした緑色のゼリーがメロン味のアイスを覆っているという
とっても『キモイ!』!形状なのです!

 

日本ではまず見かけないと言うか、こんなアイスを何で造ったのか良く分からない形と味付け! 
いやはや、こんあアイスがある事自体、中国の食は奥が深いなぁ~!と再度感じた3年目の春でした。。。。(笑)!


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北京情報 60 -誕生会2-

2009年05月26日 21時56分05秒 | 北京ワイン会 / Beijing Wine Party
誕生会などと言うのは無い年には全く無いのに、今年は立て続けに数回開催していただきました...感謝!感謝!
 
その中でも面白かったのは私の新しい歳、すなわち『42』をベタに表記したケーキを続けて2日食べた事でした..(苦笑)!

           

しかも、日本語、中国語、英語、フランス語の4ヶ国語での合唱付きです...!いやはや恥かしいの何の...(笑)!

さてさて今回は先週土曜日(誕生日前日)の自宅での誕生会をご紹介します。

前菜は、『カポナータ』、『モッツアレラチーズをハムで巻いたコロッケ』と『熱々ジャガイモコロッケ 黒トリュフ乗せ』、『夏野菜とカニのゼリー寄せ』

  

ワインは、シュールダルクの『Bulle de Blanquette【1】』と言うBlanquette de LimouxというAOCのスパークリングワインで開始!
何かワインエキスパートの試験を思い出すAOC!ブドウは、モーザック90%,シャルドネ5%、シュナンブラン5%、中々渋いセパージュ!
シュールダルク自体は『トック・エ・クロシェ』が有名で名だたる3つ星レストランのワインリストにも載ってますが、
このスパークリングはシャンパンと同じく瓶内二次発酵で造られ、20ヶ月も熟成されて世に出てきた物です。

この【1】は、造られたリムーという土地で1531年に修道僧が世界初のスパークリングワインを発明したという理由で
【1】と名が付けらていて、シャンパーニュのドンペリニョン僧より早くスパークリングワインを造っていたんだぞぉ~と言うストーリー付スパークリングワインです!

日本では3000円前後で購入できるのですが、どう言う訳か北京で99元(1500円以下)という日本の半額以下で売っていて
試しに今回試飲してみた所、蜂蜜、青リンゴ、ナッツ、トースト、白いお花などの心地よい香りで大満足!
1500円以下のスパークリングとしては、かなり良いので、飲んだ後直ぐにお店のストックを買い占めました..(笑)! 

北京ではこう言ったDAILY WINEに出会うのはかなり貴重です!と言うか何で日本の半額なのだろうか?
ありえない!きっとお店の仕入れ担当が間違えているんだ!気づかれる前に、買い占めよう(笑)!

                     

さて続いて、『イカのトマトパスタ』、『オーストラリア牛のステーキ 赤ワインと黒トリュフのソース ホワイトアスパラ・スナップエンドウ・マッシュルームのソテー添え』

             

続くワインは、Camus Pere&Filsの『Gevery-Chambertin 2003』とLa Jota Vineyardの 『Cabernet Franc 1999』をのんびりと!

             

CamusのGevery-Chambertinは1999を飲んで非常に感動して、数本購入したものの残念ながら期待はずれのボトルが多かったが、
今回のボトルは微笑んでくれました!この造り手はボトル差がかなりあるようです。
土、腐葉土、サクランボのリキュール漬けなど複雑な香り。 2003年という猛暑だった年の割りには酸がしっかりしていて
とてもバランスが良いワインでした。

そしてLa Jota Vineyardの 『Cabernet Franc 1999』!もう単純に美味しい!
これはハワイに行った時に『HIROSHI』というレストランのマスターソムリエのMr.Chuckから頂いた貴重なワイン!
ハワイで飲んだときもあまりの美味しさに『売ってくれぇ~!』と頼んだら『そんなに言うなら持って行けぇ~!』と
なった曰くつきのワインだが、この日も素晴らしかった!ボトルを開けた瞬間、瓶の中で発酵していたのかワインが『ばぁ~ん!』と
破裂した感じで出てきたので駄目かなぁと心配したが、デキャンタして落ち着かせてみたら以前飲んだ素晴らしいカベルネフランに戻りました!
カベルネフランと言うと青臭いイメージがありますが、このワインはあまりそんな事を感じさせず、
完熟したプラム、ブルーベリー、トリュフ、腐葉土、湿った森、血、濡れた動物の様な、とにかくイヤラシイ感じのワイン(笑)!
シルクのような感じで喉を通り、そのキノコや土の様なアフターがいつまでも続く。。。!
たまに出会うんですよねぇ~こう言うエロイ感じのワイン!
ジビエと合わせたら最高なんでしょうね!でももう無い...!アメリカにいる友人に頼んでおこう!

こんな感じでダラダラとワインを飲み、上記『42』のケーキを食べて、歳をまた一つとったのでした....

前々会も書きましたが、色々な方々にお祝いしていただき、本当に感謝で一杯です! 有難うございました!

【もう誕生会のお話、おしまい!】


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北京情報 59 -ワイン会-

2009年05月23日 12時12分52秒 | 北京ワイン会 / Beijing Wine Party
北京には私が開催している『北京ワイン会』の他にもう一つ『北京ワイン会』が存在している話は知っていたのですが、
やっとスケジュールが合ったので出席させてもらいました!

この会の主催者は某情報誌のCさん。本当にワインに情熱を注がれていて、最近では我々のワイン会にもご参加いただいております。
(実はこのブログからアクセスしてこられ、それからのお付き合いです。。。!)

さて、ワイン会ですが、何と今回で第63回!Cさん、凄すぎる!
場所は『イゴッソ』と言う北京では有名なイタリアンレストラン!
(残念ながら土地開発の関係で6月いっぱいで今の場所は立ち退かなくてはならないそうですが。。。)

今回のテーマは、『ボルドー・サン=テステフ特集』!
5本のワインを12名(今回は11名)で試飲していき、最初の印象で一番良かった物、食事と合わせて
最後に一番良いと思った物を挙手で決め、最後に入手価格を公表すると言う進行。

          

今回のラインアップは以下の5本! 聞く所によると北京での価格は1本500元(約7200円)前後との事!
ウウウ~ッ、やはり高い!

                ① La Chapelle De Calon 2004
                ② Ch.Phelan Segur 2005
                ③ Le Pagodes de Cos' 2002
                ④ Ch.Les Ormes de Pez 1993
                ⑤ Ch. De Pez 1998

最終的に今回は⑤ Ch. De Pez 1998がNO1に決まりました。。。。!
(③も最初は華やかで評価は高かったのですが、⑤の時間による変化の面白さが勝っていたという感じでしょうか...)

食事も終わりワインの評価が終わると皆さんご挨拶をされてさぁ~っとご帰宅されるという流れに少々驚きながら、
私も帰宅の途につきました... 極めて真面目にワインと向き合うとても良いワイン会でした。

そしてこのワイン会に参加してみて、私のワイン会がいかにカジュアルな会だと言う事を再認識したのでした。。。(笑)!
Cさん、ご苦労様でした!また参加させていただきます!



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北京情報 58 -誕生会-

2009年05月23日 11時47分30秒 | 北京ワイン会 / Beijing Wine Party
いやはや、この歳で誕生会をやってもらえるとは...

場所は前回書いた『PALETT VINO』!天気も空気も良く、中庭でどぉ~んと食事会!
ここはどこ?イタリアの田舎町?などと勘違いするほど気持ちが良い!

       

16名もの友人に参加頂き、プレゼンドでもらい、お店のオーナーからはスパークリングワイン!のサービス!
ケーギで持ち込んでもらい!いやぁ~、感激!感激!

  

さすがは北京ワイン会のメンバー!イタリア、フランス、オーストラリア、ニュージーランド等など、次から次へとワインが空いていく...(笑)!

 

やはり持つべきものは楽しい友人!ですね! 感謝!感謝!



*今回は出席者の許可を得てお顔を出させていただきました。。。!
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北京情報 57 -食べ歩き編 15 Palette Vino-

2009年05月10日 11時31分58秒 | 中国 / China
ワイン好きにはたまらないお店が北京にできました!いやぁ~、このお店は実に良い!
あまりに気に入って2日連続で行っちゃいました...(笑)
          
                   Palett Vino
                   東四十一条5号
                   6405-4855

        

大通りからちょっと裏道へ入ったところに現れるこのお店は、入り口からセンスが良い!
中に入ると四合院風の中庭に木が2本!この木の雰囲気が実に心地良く、外でも飲める!
内装もオレンジがかったワインレッドと木の床が落ち着いた雰囲気を出している。

   

外の庭を見れるテーブル席、カウンター席、そしてワインに囲まれて飲める席などがあり、気分によって使い分けられる。

          

料理は前菜、パスタ、メインの3つを選んでたったの98元!激安!
そして、最も驚くのがワインの価格!ほぼ原価、または原価を割っているんじゃないの!?と思うほど安い!
そしてその品揃えのセンスの良さは北京ではピカイチだと思う!(あくまで北京で手に入るワインとしてはですよ!)
フランス・イタリア・スペイン・NZ・オーストラリア・チリなどバランス良くお手頃価格のワインを揃えている。

料理は本格的だが、もう少し味付け、塩・火の入れ方などに改善が欲しい!
でも、メニューの内容についての方向性は悪くは無いので時間が発てば良くなるような気がする。
今は残念ながら満足いく味と火入れではない。

でもその欠点を補うほどのワインの安さ/品揃えと雰囲気の良さがこのお店を支えている!

とにかく今日はワインを飲みたい!と思ったら迷わずこのお店へ直行!

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北京情報 56 -1997年 5大シャトーセカンド水平試飲-

2009年05月04日 21時31分13秒 | 北京ワイン会 / Beijing Wine Party
先日、北京ワイン会メンバーのI氏より『5大シャトーのセカンドがあるので一緒に飲みませんか?』との驚きのお誘い!!
『もちろんOKです!飲みましょう!飲みましょう!』と即回答!

結果、北京では考えてもいなかった非常に楽しいオフ会になりました!

ヴィンテージは、何と全て1997年!
(ボルド-地区は開花のバラツキと夏の雨によって2重の挑戦状を突きつけられた
 ビンテージ!-Hugh Johnson-) 

PAVILLON ROUGE de Chateau Margaux 1997
LE PETIT MOUTON Pauillac 1997
CARRUADES de LAFITTE Pauillac 1997
LES FORTS de LATOUR Pauillac 1997
CHATEAU BAHANS HAUT-BRION Grave 1997



こうなると料理が大変!1週間ほど間悩み考えたのは以下のメニュー:

前菜盛り合わせ               パスタ
・生ハム パパイヤ添え            キノコと鶏肉のパスタ 黒トリュフ添え 
・フォアグラのパテ
・牛タンの燻製
・ピクルス



ここでI氏がウナギの蒲焼をお土産にご持参されたので、急遽メニューを1つ追加!

リゾット                    メイン   
ウナギの蒲焼 パルミジャーノのリゾット添え     牛テールの赤ワイン煮 春野菜を添えて



デザート&チーズ
AwfullyChocolateのチョコレートケーキ
ロックフォール・ゴーダ リンゴ添えと自家製干しブドウ



干しブドウはオーブンで自家製で作ってみました。

さて、水平試飲のスタートです。
今回は、6名予定が1名が風邪でダウンした為、贅沢にも5名でテイスティング!

今回のワイン達のオーナーのI氏、
翻訳&『北京で「満福」』の美人著者 Kさん
セレブ達が愛してやまない某隠れ家ホテルAリゾーツの美人MGR Sさん
某有名商社美人秘書 Sさん
と美人3名と男性2名と言う何とも主催者側の一方的な人選で
開始されました...(笑)!



まずは、白ワインからスタート!
『Brougogne Hautes-Cotes de Beaune -Domaine Chevrot-2007』
 マランジュの造り手。私と同じ会社の元客室乗務員の奥様を持つ事でも
 日本で有名(Kさんから伺ったのですが...)
 綺麗な薄黄色に緑を若干持つ色合い。
 青リンゴ、パイナップル、バニラと言ったシャルドネらしい香りがするが、
 決して新世界で見られるような果実味だけが突き出てくる訳でなく
 繊細な白い花のニアンスが多く、時間が発つと大胆な黄色い花の香りも出てきて
 時間と香りの変化なども楽しめる。
 味わいは、底土にはジュラ紀時代の石灰土、表土には自然に灌漑された粘土と
 白亜の混合土に育っていると言うこともあるのか非常にミネラルを感じる。
 酸もバランス良くあり、食事ともバッチリ合うワイン!美味しい!

『PAVILLON ROUGE de Chateau Margaux 1997』
 コルクはボロボロ! でも中から出てきたのは驚くほど華やかな香り!
 バラ、フラックベリー、プラム、プルーン中心にブラックカナント、など複雑な
 香りがうわぁ~っと小さなボトルの口から一斉に部屋中に広がる!
 ワオ!これは凄い!グラスに注ぐとやや中心に黒みはあるが、
 液ふちは既に優しくオレンジ色がかかった紫色。
 シルクやビロードのような喉越し、舌の両側に残る酸、歯茎にまだ少し残る
 タンニンの収斂性。あと1~2年たってからでも大丈夫そう!

『LE PETIT MOUTON Pauillac 1997』
 この一本は実に面白い。。。ワインでした。 最初はガチガチに硬くて
 閉じこもっちゃっていたのに、食事も終盤にかかった時
 見事開花! カシス、シダ(湿った感じの森)、ローズマリー、赤い花、
 トリュフ、コーヒー、ベーコンなど最初は何だったの?という変わりよう!
 こちらは樽使いの関係か、まだタンニンがこなれているとまでは
 言えないが、テクスチャーが非常にしっかりしていてポテンシャルが
 非常に大きい印象を受けた。 やはりワインは時間をかけて飲むと
 楽しみが増えますねぇ~という勉強になったワイン!

『CARRUADES de LAFITTE Pauillac 1997』
『LES FORTS de LATOUR Pauillac 1997』
 この2本は期待の割には残念ながら睡眠状態。。。。閉じていて
 華やかな面を見せる事はありませんでした。しかしながら
 さすがは5大シャトーのセカンド、閉じていながらも香りや味わいは複雑。
 LAFITTEは、針葉樹、鉛筆の芯、西洋杉、松の葉、干し杏、シダなどの香り。
 味わいはミネラル分が多く、タンニンもしっかりしているがそれ程重さを感じない。   
 まだまだ若い印象。
 LATOURは、カシス、すみれ、ブラックベリー、葉巻、ユーカリなどの香り。
 色々な味わいが複雑に幾つもの層で共存している感じで
 味わいのバームクーヘン状態(笑)!いつまでも口の中に味わいの
 余韻が長く残る。これで香りが開いていたらさぞ、
 桃源郷ワインだったんだろうなぁ~! これも一期一会仕方ない!

『CHATEAU BAHANS HAUT-BRION Grave 1997』
 いやはや、このワインは良い状態の熟成メルロー炸裂!という感じでした。
 (持ち、カベルネソーヴィニオンやカベルネフランも感じましたが...)
 グラスに顔を近づけた途端、一同、『ニンマリ』...
 濡れた動物、血、湿った杉、干しアンズ、プルーン、トリュフ、ベーコン、腐葉土、シダ、
 ブルーベリーなどジビエのような動物的なニアンスと甘い完熟した果実の
 何ともエロティックな香りがグラスの中を支配!
 色合いは、他の4本に比べメルロー比率が少し多いからか液ふちのグラディエーションが
 他と比べると少しだけ薄くオレンジ色のかかった綺麗な紫色。
 味わいは、非常にシルキーなタンニン、そして豊満な果実味が口に広がる。
 後から綺麗な酸がしっかりと残る。バランスが非常に良い。
 Latourのセカンド同様、余韻が長いが、こちらは今回は香りも炸裂
 しているので味覚、嗅覚が共に共感し上記のような『ニンマリ顔』に(笑)!
 『キノコと鶏肉のパスタ トリュフ添え』にとても良く合った!
 


実はこの後更にアルゼンチンの『GRAFFIGNA MALBEC Grand Reserve 2005』を開け、
新世界ワインとの比較もしたりして夜は更けていったのでした。。。(笑)

いやはや、こんな素晴らしいワインをご持参いただいたI氏に感謝、感謝!
北京でこんな会ができるとは思ってもいませんでしたが、北京の生活環境も
素晴らしい友人達のお陰で大分良くなって来たという事でしょうかね!?
   
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北京情報 55 -食べ歩き編 14 旺順閣-

2009年05月03日 23時22分13秒 | 中国 / China
我らが東郊市場の側の魚の頭を食べるお店!

                 旺順閣 大望路店
                 朝陽区大望路88号
                 010-8589-8800

             

外観は良くある中華大箱レストラン。 ギラギラとしたネオンが微妙な雰囲気...(笑)
店内に入るとこれまた普通の中華レストランなのだが、とにかくお客さんが多い!
予約をしていなかったら30分も並ぶはめに...! 見渡すとどのテーブルにも大きなお皿に魚の頭がどっかぁ~ん!
とのっている! ん!? おおおっ~!このお顔は確か東郊市場の魚売り場にいた『草魚』さん達ではないか!
こんな所で食べられていたのかぁ~!

              

さてメニューの方は、一般的な中華料理なので安心。しかし、やはりここは名物の『草魚』の頭を頼みたい!
出てきた頭は真っ二つに割られ何ともシュールなお姿なのだが、この煮込んでいるタレが微妙な味付け!
つまり嫌いな人は嫌い...(笑)そんでもって、このタレで煮ている頭の上にインドのナンの様な薄いパン状の物を
かけてタレをしみさせて食べる!少々タレが濃いのだが、草魚の頭をほじくりながら肉と食べると中々のお味で、
いけるんですよ!これが!微妙な味付けなのに食べ続けちゃうタレと草魚の絶妙なハーモニー...!

 

以前ご紹介した『鴨の激辛頭』といい、この『草魚』の頭と言い、日本では中々食べれないでしょうから、
ご興味のある方はぜひ!
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北京情報 54 -食べ歩き編 13 DUCK de CHINE(全鴨李)-

2009年05月03日 00時12分32秒 | 中国 / China
今北京ダックを食べに行くならどこ?と聞かれたらこのお店!

              DUCK de CHINE(全鴨李)
              朝陽区工体北路四合院「太平洋百貨南側」.
              010-6501-1949

  

もちろん以前紹介した『大董』も皮を楽しむと言う点ではダントツで一番だと思うのですが、
このお店は店内の雰囲気や北京ダック以外の料理の美味さなどトータルにお店を評価すると自分の中では北京NO.1です!
お店は太平洋百貨の南裏の『1949-THE HIDDEN CITY』というニュジーランド人が作った場所の中にあり、
画廊、クラブ、地中海料理、麺専門店、バーが併設されていて、非常にスタイリッシュな空間を作っています。

 

店内は暗く、紫の照明、店員は黒い服装で統一、ウェイティングバーもあり、ボランジェなどのシャンパンがずらっと並んでいます。
ワインも充実しているんですが、少し価格が高いのが難点。。。もう少し低価格の良質なワインがあるともっと楽しめるんですがね。。。!

ここは北京ダック以外の別のメニューも非常に美味しく、種類も充実しています。
『大董』で茹でてある『鴨の舌』は、このお店では香ばしく揚げています。冷たいビールのつまみには最高!
『ユリネとキクラゲとキヌガサの炒め物』はそれぞれの火の入り方と塩加減が絶妙!

 

そして一番お気に入りの『酢豚』!肉はカラッと揚がり、他の食材と酢が絶妙に絡みご飯が欲しくなる!
春巻きも侮れない!エビがブリブリを入っていて、そのサクサクした食感と熱々のエビが何とも言えません! 
美味い!

 

そしてドラの音と共に北京ダック登場!皮のサックリ感よりはその香りと適度な脂の残り方が『大董』と違う所かな。
甜麺醤もどちらかと言うとサラッとした濃度でネットリ感は少ないが、旨味は深い!ダックとの相性もバッチリ!
希望すればこの甜麺醤は小さな壷入りで購入可能。ただし蓋が紙一枚なので要注意(笑)!

  

この香りの良さは薪の良さなのかも知れない。
竈は店の奥にあり、ゲストは見に行く事が可能。お店の人によると薪は松を使っていると言っていた。
焼き場にはこんがりと焼けた鴨の頭もあり、こちらも後から食べたがやはり美味しかった!

 

ちょっとスノッブなイメージがするかもしれませんが、店員も気さくで実は居心地のとても良いお店なのです!
是非是非!

 
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