日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

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府中社保協の「緊急社保学校」で、きこえのバリアフリーのお話をしました──参加された方の発言から本当にたくさんのことを学びました

2019-09-20 | 活動のこと

 府中社会保障推進協議会の「第15回緊急社保学校」が開催され、「きこえのバリアフリー」──加齢性難聴と補聴器の支援というテーマで学習会の講師をさせていただきました。

 学校長からは、「たたかうための学校」「憲法12条の不断の努力を行うための学校」だと紹介がありました。さすが学校です。講師を務めた私の方が学ばされたことは間違いありません。

 私の話の柱は、

  1. 「きこえのバリアフリー」──目に見えないバリアを取り除く
  2. もっとも重要なのは「生活の質の向上」
  3. 高齢期の難聴(加齢性難聴)の特徴
  4. 共産党都議団が取り組んだアンケートの結果について
  5. 都議会での到達点──6月に行った一般質問の内容を中心に
  6. その他の問題意識──聴覚検診、医療費控除、白内障眼内レンズの運動から学ぶ

 という感じです。

 その後、参加者からご自身の体験や都政や市政への要望など、本当に活発な議論になりました。他の学習会と比較しても発言される方々の実体験や切迫感がリアルに語られたと思います。いくつか紹介します。

  • 中等度難聴者。補聴器ユーザー。小学校から聞こえなかった。言葉が理解ないことがあり、実際に後から違ったとわかることも。都の包括補助について、市の担当者も使えると知らなかった。市議会で質問したことで、調べたら他の自治体も知らなかったということが明らかに「その他」事業になっているのがわかりにくい。小児の中等度難聴のように、わかりやすく。包括補助もわかりやすくしてほしい。
  • 有名な眼鏡屋で補聴器を買った。両耳で60万円と言われた。補聴器を使用して、左は聞こえように改善したけれど、右は全然聞こえず。現在は右耳は使用していない。
  • 検診のたびに高音が聞こえていないと言われた。学校の教員をしていたが、高音域の女子の声が聞こず、コミュニケーションが困難だった。これまで、補聴器を3つくらい買ったが、使っても全然ダメ。雑音も増幅される。現在は使っていない。飲み会でも隣の人の会話が聞こえないので行きたくなくなる。学習会も通じて、調整とトレーニングが大事なんだとわかった。そのことが多くの人に知らせないとダメ。トレーニングが大事だということを広げてほしい。

 この他にも、次から次に意見が活発に出されました。

 感想の中では、「池川さんが来ると聞いて来たけど、正直学習会の内容はまったく期待していなかった。ところが、その予想を覆す内容で本当に来てよかった」というものも。疲れも吹き飛びました。

 各自治体で運動が広がり、都や国の制度に位置づくように私自身も学びながら力を尽くしていきます。

 (冒頭の写真は、竹内ゆう子府中市議が撮影したものをお借りしました)

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