19日、日本共産党都議団は「学校体育館の冷房化等の補正予算に関する申し入れ」を緊急に行いました。
政府が補正予算の概算について閣議決定し、熱中症対策などが盛り込まれています。
来夏に間に合わせるための対応が求められており、知事に対して補正予算でしっかりと対応すること、政府の補正予算への対応にとどまらず、学校の体育館、特別教室、給食調理室等へのエアコン設置、倒壊の危険性のあるブロック塀対応をはじめとした防災対策、熱中症対策について、都独自対策を盛り込んだ補正予算案を早急に編成し、都議会第4回定例会に提出することを求めました。
知事は、記者会見で「先日、国から第一次の補正予算案で、学校の緊急重点安全確保対策についての詳細が発表されたところであります。都といたしましても、即座に対応する必要があることから、小中学校などへのブロック塀の倒壊防止や、児童や生徒たちの熱中症対策として、空調の設置への対応などを、区市町村などとともに、スピード感を持って加速化するため、都独自に追加の措置を実施したいと考えております。…区市町村の皆様方には、都民の安全安心の確保のために積極的に取り組んでいただきたいと存じます。また、都といたしましても、しっかり検討・編成を進めて、第四回定例会に補正予算案を提出したいと考えているところでございます」と述べました。
以下、申し入れ全文です。
東京都知事 小池百合子 殿
2018年10月19日
日本共産党東京都議会議員団
学校体育館の冷房化等の補正予算に関する申し入れ
政府は15日に、平成30年度補正予算(第1号)の概算を閣議決定し、予定している財政措置について、都道府県、区市町村等に通知しました。
その中には、「学校の緊急重点安全確保対策」が位置づけられ、熱中症対策としてのエアコン設置822億円、倒壊の危険性のあるブロック塀対応259億円が盛り込まれています。政府が補正予算を組むのは重要ですが、その額・規模はきわめて不十分です。
日本共産党都議団は、第3回定例会の代表質問で、「学校の体育館の冷房化は待ったなしの課題」だとして、「来年の夏に間に合わせるため、補正予算を組むことも含めて直ちに取り組むこと」を知事に求めました。これに対して知事は、「都立高校の体育館への整備を速やかに進めていく。公立小中学校の体育館についても、体育館への空調整備が進むよう、補正予算を編成するなど緊急な対応を行い、区市町村を支援していく」と答弁しましました。
学校のブロック塀の倒壊防止対策についても、日本共産党都議団は、6月21日の申し入れで、区市町村への財政支援を要望しました。また、第3回定例会の代表質問では、住宅のブロック塀対策への財政支援を求めました。
ほかにも、防災対策、熱中症対策の緊急課題は山積しています。
政府の補正予算への対応にとどまらず、学校の体育館、特別教室、給食調理室等へのエアコン設置、倒壊の危険性のあるブロック塀対応をはじめとした防災対策、熱中症対策について、都独自対策を盛り込んだ補正予算案を早急に編成し、都議会第4回定例会に提出することを求めるものです。
以上
にほんブログ村←日本共産党池川友一のオフィシャルブログ「都政への架け橋」を見ていただきありがとうございます。一日1回、応援クリックをお願いします。