問題は過去を克服することではありません。さようなことができるわけはありません。後になって過去を変えたり、起こらなかったことにするわけにはまいりません。しかし過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。
改めてこの言葉を紹介します。ドイツのヴァイツゼッカー元大統領の言葉は、過去の問題にどう向き合うべきかの指針となるものだといつも感じています。
NHKが3日連続で、「731部隊の真実 ~エリート医学者と人体実験~」「樺太地上戦 終戦後7日間の悲劇」「戦慄の記録 インパール」を放送しました。すべてを視聴することができませんでしたが、特に731部隊の回は新しい資料を用いた内容で、とても衝撃的でした。
かつて、731部隊に所属していた方から、証言を聞いたことがあります。その時に聞いた話とも重なりました。
政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
この憲法前文に刻まれた決意を新たに、安倍政権を倒し、立憲主義が大切にされる政治へと転換するために市民の人たちと手をつないでいきます。
(写真は長島可純さん撮影)
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