「ピース フロム ナガサキ」(Peace from Nagasaki)──。9日、一つひとつの言葉を紡ぎだし、被爆者に徹底的に寄り添った、格調高い長崎平和宣言(以下、「宣言」。全文はコチラ)。
「宣言」の中には、「原子爆弾は戦争の中で生まれました。そして、戦争の中で使われました」というワンフレーズがあります。
そして、「宣言」は次のように続きます。
原子爆弾の凄まじい破壊力を身をもって知った被爆者は、核兵器は存在してはならない、そして二度と戦争をしてはならないと深く、強く、心に刻みました。日本国憲法における平和の理念は、こうした辛く厳しい経験と戦争の反省の中から生まれ、戦後、我が国は平和国家としての道を歩んできました。長崎にとっても、日本にとっても、戦争をしないという平和の理念は永久に変えてはならない原点です。
核兵器(=原子爆弾)をなくすことと、戦争を起こさないことは切っても切れない関係だと私は思っていますが、この「宣言」は被爆者の実相に寄り添いながら憲法とはどのような魂が込められているのかを明らかにしたものだと感じました。
それは、被爆者代表として命をかけて発言した谷口稜曄さんの言葉の中にも強く現れています(全文はコチラ)。
戦後日本は再び戦争はしない、武器は持たないと、世界に公約した「憲法」が制定されました。しかし、今集団的自衛権の行使容認を押しつけ、憲法改正を推し進め、戦時中の時代に逆戻りしようとしています。今政府が進めようとしている戦争につながる安保法案は、被爆者をはじめ平和を願う多くの人々が積み上げてきた核兵器廃絶の運動、思いを根底から覆そうとするもので、許すことはできません。
谷口さんの被爆体験は、長崎を訪れた時にうかがう機会がありました。被爆者の証言を託された一人として、次の世代にこのことを伝えていかなければならないと強く思っています。
「宣言」にはそのことについても次のように書かれています。
70年を経た今、私たちに必要なことは、その記憶を語り継いでいくことです。
原爆や戦争を体験した日本、そして世界の皆さん、記憶を風化させないためにも、その経験を語ってください。
若い世代の皆さん、過去の話だと切り捨てずに、未来のあなたの身に起こるかもしれない話だからこそ伝えようとする、平和への思いをしっかりと受け止めてください。「私だったらどうするだろう」と想像してみてください。そして、「平和のために、私にできることは何だろう」と考えてみてください。若い世代の皆さんは、国境を越えて新しい関係を築いていく力を持っています。
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