明らかに私はこの所、ニコチンではなく、脳内麻薬に犯され、中毒になりつつある。これは自分自身で生成するので勿論、合法なのであるが、やめられないという点では立派な中毒患者である。
多量の汗をかき、呼吸困難になり、心拍数も上がり、時には筋肉の痙攣 さえ起きてしまう。恐ろしい、中毒症状だ。自分で自分を観察したことがないので、分からないが恐らくその最中は苦痛に顔を歪めながらも、ある種の恍惚感さえ浮かべていると思われる。
これは、いわずと知れたランニング中毒で、結構全国規模で広がってい るらしい。私も以前は全く縁がなく、フィットネスクラブでたまに走るが、それもたかだか3km程度を月1ぐらいなので一切の中毒症状はなかった。ケージの中のマウスじゃあるまいし、ランニングマシンでグルグル走って何が楽しいのか、全く理解できなかった。よそから冷静に見てると、滑稽すらある。うまいものを食い過ぎて、太り過ぎて、痩せる為に機械で運動するなんて、まるで見えない誰かに管理・飼育されてるみたいで、現代文明の大いなる皮肉だと思えてしょうがなかった。
それでも、痩せる努力もせず、本能のままに生きているよりはましだろうなんて、考え始めたのが多分きっかけだったように思う。それがここへ来て、5kmを走るようになって、少しずつ変わり始め、今や7kmにまで達し、週3回走りたくてウズウズしてしまう。よーし、今日もやっどー!ていう風に仕事の終わった後に叫んでいるぐらいだ。
何がこうまでさせるのか?当事者の私ですら分からない。いや、中毒だから分かるはずもないが、思いつくのは、走った後の達成感と気持ちよく汗をかけることだろう。普段の生活では中々いい汗はかけない、嫌な汗はしょっちゅうかいてるけどね・・・。いい汗はスポーツ全般につきものだが、自分の好きな時間に好きなペースで好きなだけ出来るのは他に中々ない。ランニングマシンだと、さらに時速は勿論、距離や経過時間、はたまた消費カロリーまで数字で把握できるので申し分ない。そして天候にも左右されない。やりたい気持ちを阻害する要素は一切ないのである。誠に便利この上ない。
しかし、もしかすると、この中毒の真の正体は自分自身を苛めて喜ぶもう一人の自分がいるせいなのかも知れない。これは苛める事で喜ぶのか苛められて喜ぶのか、恐らくその両方なのだろう。私の中に棲むマゾとサゾが・・・、話が別な所へいきそうなので本日はここらでやめときます。(笑)
最後に、冒頭の脳内麻薬に関する引用はt-baby氏のブログ”やせるドットコム”より拝借した事を付け加えさせていただきます。13年の実績を誇る氏のジムトレに興味のある方は是非、どうぞ!
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