もう殆ど1ヶ月前になるけど、地元の夏祭りの話をエントリーしたい。
成田市には成田祇園祭というかなり大きなお祭りがあるが、それとは別に私が住む町内にも小さいお祭りがある。
成田祇園祭に遅れること20日あまり、毎年7月下旬の週末になると、その季節がやってくる。
お祭りって、とっても伝統的で古き良き日本を感じさせる行事だよね。 (^-^
でも、何の為にやってるんだろう?
確かに昔は、五穀豊穣や無病息災を祈って、神に感謝し、奉るのが主で、他に娯楽のない民が普段の生活の鬱憤を晴らして、どんちゃん騒ぎする位置づけもあった行事だったとは思うんだけどねぇ・・・・。
だけど、その当時の殆どが農民で、生活も価値観も同一だった時代のものを、そのまま伝統という形で未来永劫引き継いでいく事はかなり難しい気がする。
世の中の仕組みが劇的に変わり、職業も千差万別、多岐に亘って、価値観も生活も趣味も多様化して、そんな中で昔っからの伝統ある行事であるお祭りをうまく維持運営していくのは、大変なのは当然といえる。
だけど、不思議に全国のメジャーなお祭りには、この種の悩みはあまりないようで、参加者集めにも困らない感じがする。
が、小さい町ではどうだろう?
いっそ、そういう伝統に縛られない新興住宅地の方が現代風のお祭りで大いに盛り上がってるケースが多いのではないか。
神社や仏閣とは関係なく、地域住民が1つになって触れ合う現代のお祭りはいくらでもある。
まぁ、模擬店やカラオケ、ミニライブショー、なんかが中心だと思うけどね。
わが町の伝統ある祭りは、年々参加者が減って甚だ盛り上がりに欠け、何もかもが中途半端になっちゃってる。
運営の中心は生え抜きの地元で生まれ育った人達。
しかも、自営業や商店主ばっかりでサラリーマンはお呼びじゃない。
そしてそれをサポートするのが子供会。
今回は娘が山車の先陣である”てこ舞”を務めるということで、参加したがあくまでオブザーバーという立場。
まぁ、娘はともかく私とカミさんは、参加者というより見物人に近い。
こっちがどうしても祭りに本格的に参加したいといえば、決して拒絶はされないと思うが、私のようなよそ者には、何か見えない壁のようなものがあって、なんか居心地が悪い。
そして、頼まれもしないのに、そこまでこっちから積極的に入り込もうとする情熱も理由もない。
この祭りを地域住民のために、もっと盛り上げていくにはどうしたらいいか、オープンな形で協議するような機会があれば、いくらでも協力したいとは思うんだけどねぇ・・・・。
所詮、わが町も小さな村社会の延長線に過ぎず、閉鎖的なんだねぇ、残念だけど。
今後は子供会も少子化で益々、少なくなって、この先が思いやられる。
新規世代が育たなかったなら、老人会祭りになっちゃって、山車も引けなくなる。
地域住民の1割も参加しない祭りって、本当に誰の為のモノなのか、改めて疑問に思った夏祭りだった。