こだわりの生活

ヒゲオヤジの何でもやってみよう、見てみよう挑戦日記

一年を振り返って2006

2006-12-31 09:48:33 | 日常生活

凄くいい事も無かった代わりに特に悪い事も無く、ブログ生活2度目の年の瀬を迎えている。

年初にカミさんが会社で倒れたという事件があったり、私が走りすぎて膝を痛めてしまう事や潰瘍性大腸炎という病気が発覚したりした。

健康への心配が明らかになったが、生命にかかわるほどではなく、これはある程度年齢を重ねてくると避けられないことと言えるだろう。

そして、普段の生活は、とりたてていい事もない代わりに、悪い事もない普通というのが一番のようだ。

私個人の生活の変化としては会社の組合の役員が回ってきたくらいだが、1年限りのお勤めなので、悲壮感や使命感など感じることなく淡々とやっていくしかないと思っている。

それより息子の高校受験の方がよっぽど頭の痛い問題だった。

受験のない中学生活を、と思って中高一貫教育のそれなりの私立中学へせっかく入れさせたのに、他の高校を受験したいと言い出して親を唖然とさせたものだ。

それも学校レベルが上を受験したいのなら分るが、偏差値が5も下の高校を受けると聞けば驚くのは当たり前だ。

ひとえにバスケットの強い高校へ行き、活躍したいという想いからだけだったのだ。

挙句の果てにプロまで夢見るとは、親としてビックリして言葉も出なかった。

息子の普段からのバスケットボールへの情熱や努力を考慮して、ついには認めてしまったが、今尚それで良かったのか、後悔の念が心の底に渦巻いている。

しかし、今となっては、もう後へは引けず、2ヶ月を切った受験で合格する事をただ祈るだけである。

さすがにそこまで我が儘を通した息子だけに連日塾通いを続け、驚くほどの集中力でそこそこまでのレベルまできてるようだ。

しかし、受験は水物だし、当日の体調もある。絶対ということはない。

チャンスは2度あるが失敗すれば、もう最悪の事態になる。

これが年をまたぐ唯一の心配事と言えるだろう。

中学生と言えども、もはや親の言いなりになる子供ではなく、自分の主張をキッチリする一個の人格を持った人間である。

私やカミさんの過去を振り返っても、そんな子供ではなかった気がするが、目の前の息子は紛れも無く自分達の子供だ。

こんなに早く親離れする子供になってしまうとは全くの予想外だった。

どう子供と向き合っていけばいいのか、どう導いていけばいいのか、本当に悩んだ一年だった。

これはもう自分達、親も子離れをしないといけないようだ。


今年1年、『こだわりの生活』、ご訪問して頂き、ありがとうございました。

皆様方に支えられて、今年1年無事に終えられそうです。

来年もよろしくお願いします!

皆様方も良いお年をお迎え下さい。


20年目

2006-12-28 21:57:12 | 日常生活

先日、カミさんの顔を久々にじっくり見る機会があり、思わず「老けたな~」って漏らしたら、「その言葉、そっくりそのまま返すわよ」って憤然として反撃された。

そりゃそうだ、老けたのはお互い様で私だっていつまでも若くいられるわけがない。

今年の9月21日で結婚満19年を迎え、現在20年目に突入している。

実際の生活レベルではそれほどの長さを感じなかったこの19年だったが、お互いの顔のシワを見れば如実にその長い歴史を物語っていると言える。

男は一生懸命に仕事をして、妻は家庭を守り、健やかな子供に恵まれ笑いの絶えない温かい家庭を作りたいと願って結婚したのだが、現実はかなり違っていた。

幸い、笑いの絶えない明るい家庭というのは実現したが、色々と夫婦の思惑が違っていて最初から自分の理想通りにはならなかった。

今でこそ、子供に恵まれているが、結婚前から子供はいらないと言われ、夫婦共稼ぎで当時流行ったDINKS(Double Income No Kids)を地で行く夫婦だった。

当初から全く考え方が違っていたのだが、その内考えを相手が改めるだろうとタカをくくって結婚に踏み切ったわけだ。

実際、相性が良いし一緒にいてこんなに楽な相手は今までにいなかったので何とかなるさと思っていたのも事実だった。

幸いにも、今までの歩みの中で、お互いの妥協点を見出して子供を作ることも出来たし、大きなトラブルもなくここまで来れた。

私が、より家事をサポートしやすい今の会社に転職し、カミさんが仕事を続けられるようにした結果、子供を作る事が出来たわけである。

仕事を変えるという大きな妥協を私がして、カミさんが欲しくないといった子供を作るという妥協をした結果である。

いざ、子供が出来たらカミさんも溺愛するようになって、二人目を結果的に作ったわけで、いらないなんて言ってたくせに、人間なんて分らないものである。

但し、自分の子供に対してはそうだが、他人の子に対しては今まで通り何一つ子供嫌いは変わってはいない。

それにしても、色々考えて悩んでいたらいつまでたっても結婚なんて出来やしなかっただろう。

たまたま運が良かっただけなのかもしれないが、どっかで見切りを付けて乗っかるしかないのも結婚だ。

失敗してもうまくいってもそれが全てではないし、先のことは読めない。

必ずしも上手くいくとは限らないが、実際結婚してみなければ何もわからないのも事実だろう。

どうしても結婚するんだという強い意志と行動がなければ、いい相手ともめぐり合えない気がする。

いい相手と自然に巡り合うから結婚ではなくて、結婚したいと願って沢山の出会いを求めるからこそ、縁のある方と巡り合えるのではないだろうか。

棚ボタで出会いを待っていても、運に左右されるだけで、適齢期という短い期間ではチャンスを逃してしまう事の方が多い気がする。

私には最近の結婚しない男女というのが、今ひとつ理解できないのだ。

勢いというのが全く感じられず、結婚への情熱も無さそうだ。

勿論、目をギラギラさせて相手を漁るのもどうかと思うが、こういった遊び人が結婚しないのなら、まだ分る。

余計なお節介かもしれないが、最低1度は結婚してみるくらいの勢いがあっても良さそうな気がする。

結婚しないのではなくて、できない人が増えている昨今、勢いのつけようがないのかもしれない。

私は高校生の頃、自分の将来の嫁さんは今何してるのかななんて勝手に想像していた事がある。

それだけ結婚するのが当たり前で、当然という意識が強く働いていたし、結婚に対する漠然とした期待や憧れがあったように思う。

夫婦の上手くいく秘訣とは夫婦の数だけあるもので、これだという決め手はないだろう。

ただ、敢えて言うならば、自分がどれだけ素の自分でいられるかどうかだろう。

リラックスして楽でいられれば、相手への気遣いが自然に出来、疲れない。

こんな呑気に1人で暮らしてるような気持ちで楽に接する事が出来れば、相手としては申し分ない。

そういう心のゆとりがあれば、お互いの多少の我が儘も許せる気がする。

勿論、それが一方的であれば、すぐに破綻してしまうだろう。

楽にいられるが微妙に空気も読んで二人のバランスを自然に考える事が出来れば申し分ないだろう。

そのバランスも夫婦の力関係を反映して必ずしも同じではなさそうだ。

我が家はどうだろう?

4対6で私の方が勝っているつもりだが、それはお互いがそう思っているだけなのかもしれない。

しかしながら、それが何かとうまくいってる最大の秘訣なのかもしれない。


つまらないミエ

2006-12-23 18:54:57 | 日常生活

ここの所、全く無かったので、久々の登場となる生活ネタだ。

日々の献立の食料品の買出しは、我が家では主としてカミさんが週に1度、1週間分の献立を考えた上でスーパーでまとめ買いしている。

しかし、共働きの為、毎週できるとは限らず、私が休みであればその間を埋めるようにピンチヒッターのヒゲオヤジの出番となる。

単発での出番なので、いつも食料品の買い物は食べたいメニューをストレートに表す食品しか買わないのだが、これが何となく恥ずかしい。

若いときには全く思ったことさえなかったことだ。

賢明な主婦の皆さんは絶対に感じることのない事だと思うが、スーパーの買い物カゴの食品アイテムから容易に今夜のおかずが想像される事って今夜の夕食は○○ですねって言われているようで、私は嫌なのだ。

誰もそんなもの見てるヒマもないし、注目なんてしてないだろうと思いつつ、自分自身がレジで並んでいる時は前の人の食品アイテムを眺めながら今夜は○○なんだなーってすぐ分っちゃう時がある。

そういう時はあまりにもそれは芸がなさ過ぎるだろうと感じるくらいだから、私がそう思うのも無理がないと思う。

メニューの多様性がなく、それしかあり得ないという状況が、そのカゴの中の食品でバレバレというのが、気になるのだ。

全くつまらないミエである。

そもそも、考えつくメニューというのが、カレーに焼肉、それに焼きそば、ラーメン、そば、うどん、スパゲッティなどの麺類、そして焼き魚や鍋といったシンプルメニューで単発物ばかりだから、材料からすぐ分っちゃうのは無理からぬ事だ。

勿論、炒め物や煮物、そして茶碗蒸しなども作れるが、つい面倒で避ける傾向にありがちだ。

つまらないミエを張って余計な食品を買い込み、何となく誤魔化してきたがそれではイカンのである。

自意識過剰といえばそれまでだが、いい年をしたオヤジが1人でスーパーで買い物をしてると、人目を気にして、ついそんなことまで考えてしまうのだ。

賢い主夫になる事は無理だが、もう少しレパートリーを増やして、冷蔵庫にある食品アイテムでパパッと料理を作れるようになりたいものである。

唐突にニンテンドーの携帯ゲーム機のソフトで『DS献立全集』を思い出した。

1000種類もの献立が簡単検索でき、健康面から、あるいは冷蔵庫にある食品からも献立をプランしてくれるし、丁寧に作り方もわかる優れものだ。

最大1週間までの献立を自動作成してくれて食材購入リスト表示までしてくれるらしい。

これはもう買いでしょう。(笑)

レパートリーの充実もさることながら、メニューを考える事が面倒なので、それを自動作成してくれるとは頼もしい限りだ。

早速、カミさんに購入計画を報告すると、『また、形から入るのね。やっぱり男よね~。』って白い目で見られてしまった。

そう、男というものはそういうものなのだ。


意外な結果

2006-12-19 09:23:49 | ブログ

私が利用しているOCNのブログサービスがいくつかの拡張機能を行い、さらに使いやすくなったが、その中でのアクセス解析に驚いた。

通常無料で付けられるカウンターサービスでも同様なモノがあるようだが、現在、私が利用しているのはおまけで付けたようなカウンターなので詳しいアクセス解析はできない。

従って詳細なアクセス解析など見るのも初めてで、興味が湧いた。

特にページ別アクセス状況を見てビックリしてしまった。

トップページ(最新記事)の割合が6割を超えているだろうとの予測が完全にハズレて過去記事の特定のカテゴリーがヒットしている傾向にあったのだ。

下記にその傾向を見るためにランキングを書き出してみた。

最新1週間のページ別アクセスランキング ベストテン

 1位 トップページ (いわゆる最新記事関連)  26.9%

 2位 NHK受信料支払い拒否             5.6%

 3位 たまごっち (これはカテゴリー)        5.6%

 4位 おたふく風邪の恐怖               5.4%

 5位 バックナンバー 2005年11月        3.8%

 6位 半月盤損傷                     3.1%

 7位 マスクの効果                    2.3%

 8位 使えるぞ、IE7                    2.3%

 9位 健康・病気 (これはカテゴリー)        1.8%

10位 猫糞対策中間報告                1.5%

以下、「字がうまくなりたい」、「適性睡眠時間とは?」、「脳内麻薬に中毒?」と続く。

これが、過去1ヶ月分のランキングになっても、その順位は大きく変わらず、どうやら検索で来られる方の傾向が決まっているようだ。

そのほとんどが健康関連で検索キーワードNo.1は「半月盤損傷」のようだ。

世の中膝の痛みで苦しんでいる人がいかに多いかが良く分る。

一旦、当ブログに来られてからも、カテゴリーで「健康・病気」がヒットしている事を考えると健康への関心の高さが窺える。

また、NHKの受信料支払い拒否に関しても同様で多くの人が関心を寄せている。

支払い拒否のピークは過ぎた様だが、未払いに対する法的措置等、これからどうなるか分らない不透明の部分も大きい。

書きたい事が山のようにありつつ、何から書いていいのか分らず、時間も充分に取れない私にとって、この傾向は大いに参考になるだろう。

もっとも、その傾向に迎合するつもりはないし、書きたいことを書くのだが、迷った時の優先順位の決定には役立つに違いない。

このサービス、無料でブログ利用している人には本来見ることが出来ないものなのだ。

今回の機能拡張に伴い、1ヶ月間だけの限定サービスなので、継続して利用するには有料ユーザーになる必要がある。

月額350円でグレードアップすべきか否か、悩みどころである。


心のシャッター

2006-12-13 23:02:03 | 日常生活

前回の記事で「耳に付く言葉」を取り上げた。

個人的な体験を基に書いたわけだが、コメントをお寄せ頂いた方たちへの返信を書いているうちに人によって、その状況はかなり異なっている事に気が付いた。

たとえ、同じものを見聞きしても心に残るものは相当に違うという印象を受けた。

それは恐らく人による感性の違いだと思うし、また興味の違いにもよるのだろう。

もっとも興味の違いがあればどんなものを見るか、その対象すら違ってきてしまうわけだが・・・。

そういった違いが同じようにボケッとテレビを見ていても心に残る印象がそれぞれ異なる事を意味している。

まるで心にシャッターでもあって、心に響かないものは自然に受け付けない仕組みになっているかのようだ。

いくら目で見ていても、心の目は開いていないのだ。

世間で結構流行っている「た~らこ、た~らこ」のきぐるみの少女2人をバラエティの番組で見た時も、全然分らず、カミさんにこれ誰?って聞く始末だ。

確かに歌は聞いた事があったが、全然印象に無かった。

Qp_1ネットで検索してキューピーのHPまで行って、該当CMを見ることでようやく思い出すことが出来た。

それでも、たらこ味のマヨネーズだと思い込んでいたくらいで、私に対しての宣伝効果はほとんどなかったと言っていいだろう。

結局”たらこパスタソース”のCMはテレビでさんざん見たことがあるにも拘らず、私の心には全く響いてはいなかったようだ。

このケースは興味というより、自分の感性にマッチしなかった為だと思われる。

スパゲッティもたらこも大好きだし、両者を合わせたものはもっと好きなので興味の対象でないハズがない。

歌ときぐるみが自分にとってもう一つだったのかもしれない。

それから、興味の対象というのは常に変化している。

家が欲しければ不動産や住宅販売、テレビが欲しければ家電、子供の就学が来ればランドセルや机などの広告に目がいってしまう。

新聞の折り込み広告なんて普段はただのゴミにしか見えないのに、興味の対象があると思うだけで宝の山に見えてしまう。

街に溢れる看板や広告も同様だ。

今の世の中はありとあらゆる所で、情報が氾濫していて、それに一々脳細胞が反応していたら、本当にパンクしてしまう。

適度に心にシャッターがあるお蔭でそんな情報洪水から自分を守ってくれているようだ。

大切なのは本当に大事な事を見落とさないことであって、仙人の様な達観した心の目を持つことだと思うが、世事に惑わされる私にはとても出来そうにないようだ。