こだわりの生活

ヒゲオヤジの何でもやってみよう、見てみよう挑戦日記

こういう時は焦ります

2006-05-29 22:23:00 | 日常生活

先日の土曜日、私が仕事から帰宅するなり、血相変えてカミさんが玄関まで飛んできた。

カミさんはその日は休みで家にいたのだった。

「聞いてくれる?」

完全にトーンが1オクターブくらい跳ね上がっている。

「一体全体どうしたんだい? 何の話?」

そういいながら、必死でオレ何か拙い事でもしでかしたかなーと冷静を装いながら頭の中はフル回転していた。

「それがね、洗濯物を干そうと思ったら、アレが出てきちゃったのよ。」

「アレ? アレじゃ分んないよ。 何が出てきたって? 話がさっぱり見えないなあ。」

言い出しづらいのか、ここで一呼吸置いて、それからカミさんが一気に言葉を吐き出した。

「コンドームよ、コンドーム。」

「えっ、コンドーム?」

全く縁が無くなってから久しい。あまりの唐突の事で、ますます訳が分らなくなってきた。思わず出た言葉が・・・。

「オレのじゃないよ。俺のわけが無い。」

「そんな事は分ってるわよ。○○のよ。○○の洗濯物から出てきたのよ。ポケットに入ってたみたい。」

ナンと随分あっさりかわしてくれるもんだと嘆きつつ、中3の息子のものだったとは予想だにしなかったので今度こそ驚いた。

「まあ、良かったじゃないか。最悪の悲劇は防げるし、改めて性教育の必要もないし、安心できるっていうもんさ。」

精一杯、父親として余裕をかまして発言したつもりだったが、内心穏やかではなかった。

「何言ってるのよ。 いくらなんでも早すぎるに決まってるでしょ。 それとなく本人に直接確認してよ。」

確かに内容が内容だけにこのまま目をつぶってるわけにもいかないだろうし、でもどうせ悪戯で持ってるだけだろうとも思えるし、ナンと切り出したもんか、しばし考え込んでしまった。

結局、直球勝負で問いただすことにした。

その結果私が想像していた通りで、クラスの友達から貰って持っていただけのようだ。

私の中学時代でも同じようにクラスで風船として膨らまして遊んでいたが、わが息子も同じ道を辿っているようで安心した。

勿論、使い道も必要性もチャンと知ってるし理解してるようだが、まだ未経験だった。まあ、そんなに慌てて体験することもないだろう。

こういうことは周りよりチョッとだけ早いくらいが丁度いいのだ。あまり早すぎても不幸にハマル危険性があるし、遅くても恥ずかしいし、周りに自慢できるくらいが理想だと思う。

それにしても、年頃の子供を育てていると、ドキッとさせられることが唐突に訪れるものだ。


使えるぞ、IE7

2006-05-27 23:40:00 | デジタル・インターネット

いつもお邪魔している「みほ亭さん」のブログでインターネットのブラウザIe7_2であるInternet ExplorerがアップグレードしてVer.7が登場している事を知り、早速試そうと思った。

が、その前にすべき事が有った。Windows XPがSP1のままだと適合するダウンロードファイルがないのだ。

IE7にバージョンアップする為にはXP本体をSP2にアップグレードしなくてはならなかった。いや、正確に言うとSP2にするために、2段階の更新作業を余儀なくされたのだ。

つまり、SP1→SP?→SP2という段階を経てようやくIE7にバージョンアップ出来たのだ。ダウンロードとインストールを繰り返して約2時間もかかってしまった。

ADSL環境下でも普段のネット閲覧には何の不都合も感じなかったが、今回に限っては光ケーブルにしたくなった。

まあ、XPは昔の16ビットOSのWindows 9xシリーズと違って抜群の安定感があったので特に不具合を感じる事もなく使ってきたので、ついUPDATEを怠っていたようだ。

さて、肝心のIE7の使い勝手はというと、これが結構イケてます。

なんといってもタブ機能が使い易い。IEとして開くウインドウは1つだけでタブ機能で複数の画面を開く事が出来、タブで切り替えて即座に呼び出せる。

同時に複数の異なった画面を開いておいて切り替えて見たい時に大変重宝するのだ。

メニュー部分もスッキリしたし、印刷も画面を見たイメージと同じに1ページ内に収まるようになったし、利便性が上がっている。

まだあるようだが、よく分っていないのが実情だ。おいおい勉強するつもり。

但し、不便な事もある。

閲覧するページによってはスクロールが遅いのでイライラする時がある。これは私のPCの性能によるのかもしれないが・・・。ちなみにスペックはセレロン1GHZでメモリーは384MBとなっている。

他にはセキュリティ保護が必要以上に上がっている気がする。なんでもない内容でもブロックされて表示されなくなってマニュアルで解除作業が必要になったり、ちと面倒になった感がある。

時代のニーズに応えた対応だと思うのだが、全ての人の家にアコムが必要ではないのと同じで、過剰サービスに多少ウンザリである。

実際、私の場合は最近ハードディスクのデータバックアップを取るようにしたので、それで十分。ウィルスでハードディスクを壊されたり、データーを盗まれたりする確率の低い心配をするより、サクサク動いてくれたりする方が遥かにありがたいのだ。


続人間ドック

2006-05-23 23:20:00 | 健康・病気

大腸バリウム検査なるものを受けてきた。

2度目の体験だったが、4年前の検査で辛かったという記憶がまるでないので、楽勝と高をくくっていた。

しかし、バリウムと腸を膨張させる気体が腹にずっしりと残り、検査中のみならず、検査後も鈍痛を伴う不快感が4時間ほど付きまとった。

何も食べてないのに腹回りだけが膨満感でいっぱいで、却って何も食べれない感じだった。せっかく検査終了と共にあれも食べよう、これも食べようと思っていただけに残念至極であった。

もっと辛いのは前日で、成人男子の平均摂取カロリーの3分の1ほどしかないレトルトのおかゆとスープだけで過ごすというものだ。給付されるのは他に間食用のクッキーやドリンクなどがついてくるが、まあ気持ちだけというレベルで空腹は癒せない。

お腹がすくという空腹感と指定食以外は食べてはいけないという呪縛が相当なストレスとなる。ダイエットならカロリーの低いものを食べれるが一切何も口に出来ないとなるとかなりキツイ。

最後の仕上げは2リットルの下剤である。フルーティな味付けをしてはあるもののトドメを刺すといった感じで飲み干すのに閉口した。ただ、その結果飢餓感がかなり薄れたのは嬉しい誤算だった。

検査そのものは痛みもなく、特筆すべき事は何もない。

指でゼリーを肛門及び直腸に塗られ、管を入れられるときの違和感そして管が外れないように直腸内で管の先の風船を膨らませる時にちょっとビックリするくらいで大した事はない。

大腸の動きを弱める注射も胃のバリウムに較べれば全然痛くないし、尻に穴の開いたパンツを穿いて検査台の上で何回も色んなポーズをとらされるのが自分を客観視して見ればさぞかし滑稽だろうという気はするのだが・・・。

そんな苦労をしてやった検査の結果は異常なし、というよりバリウム検査の範囲内では異常が認められなかった。

つまり、潰瘍や腫瘍などが撮影した画像では全く確認できなかったということだ。

それなら、晴れて無罪放免と思いきや担当医曰く、4年前にやはり血便が出てバリウム検査を行っており潰瘍性大腸炎の疑いがあるので、ここは是非、内視鏡検査を一回受けておいたほうがいいだろうとの事。

内視鏡を使って肉眼で見れば、はっきり分るので安心を買うためにもやった方がいいとの事だった。

ポリープや潰瘍は突然ガン化することがあり、定期的検査が欠かせないらしい。その為にも内視鏡でポリープや潰瘍の有無をしっかりと確認しておく必要があるとの事。

血便が出ている以上、そこまで踏み込んで調べた方がいいとも言われ、大腸の内視鏡検査実施の決断を迫るのだった。

実は母が大腸ガンを患ったこともあり、ガン体質は遺伝すると聞いていたので、私は素直に内視鏡検査を受ける事にした。

「どうしますか?」と担当医

「はい、お願いします。」間髪を入れず返事をしてしまった。

答えたあとで、早速恐怖に駆られ、結構大変なんでしょう?痛くはないですか?などとありきたりの探りを入れて抵抗してみたが、もうあとの祭りだった。

さすがに、検査にげんなりして少し時間を空け、20日後に予約を取ったものの、また検査食で断食に近い生活を1日強いられると思うとすっかり憂鬱になってしまった。

最初から内視鏡にしときゃよかったんじゃない?なんて今更突っ込みを入れても遅いし、今度こそお墨付きを貰って安心したい、どうやらそう思うよりほかないようだ。


人間ドック

2006-05-17 09:28:00 | 健康・病気

体に異変を感じたら1週間だけ様子を見て、治りそうになければ即病院へ行くというのが35を過ぎてからの私の慣わしになっていて、これは自分の健康への取り組む姿勢をも表している。

とにかく自然治癒には限界があるし、加齢と共に治りも悪くなっている。重大な病気だったらと考えると手遅れになる前に、とにかく早めのチェックは必要だと思われる。

しかし、そうは言っても病院へ行くのも怖けりゃ、注射も嫌い、何より病院の持つ独特な雰囲気が大嫌い。

好きなのは若い看護婦、いや女性の看護士さんだけといったら不謹慎になってしまう気がするが、大抵の男はそう思っているだろう。(笑)

さて、ここ4~5年で大事には至らないまでも小さいトラブルなら続出している。膝や肘、そして首の関節痛に始まり、背筋を痛め、一昨年は甲状腺に腫瘍があって精密検査を行うなど検査結果を聞くまではヒヤヒヤドキドキものだった。

医者もはっきりガンの可能性を示唆するので、どうしても最悪の事を想像してしまうのもやむを得ず、検査結果を聞く当日は極刑を言い渡される被告の気持ちで臨んだものだった。

勿論、無罪放免となったので現在の私があるわけだが、ある程度の年齢を重ねると、こういう異変や病気は避けられない。従って、少しでも事前に異常を掴む為にも年に一度人間ドックでメディカルチェックを行っているのだ。

既に10年以上、毎年同一の病院で受診している。

もっといい病院があると、会社の同僚は別な病院を勧めるが、ある理由があってどうしても変えられないのだ。

同一の病院で受け続ければ、色んなデーターもそのまま残るし、人間ドック以外で受診すればそのカルテも残り、全てが連動し話が早いというのが表向きの理由だが、実は本当の理由は胃カメラにある。

通常人間ドックで行うのは胃のバリウム検査で、何かおかしい点があった場合のみ、再検査として胃カメラを呑む事になる。

最近の胃カメラは随分と小型化され苦しむことは昔に較べれば相当に少なくなってきたが、それでも異物を喉から胃へ入れられると考えただけで恐ろしく、受け入れ難い。

私が気に入っているこの病院では、簡易睡眠剤でその際の苦痛を全く感じなくていいようにしてくれるのだ。ナンと素晴しいサービスではないか。

既に2回ほど胃カメラを呑んだが、呑んだという実感がまるでない。マウスピースを口にくわえるところまでは、はっきり憶えているのだが、気が付くと検査が既に終了しており、別なベッドへ寝かされているのだ。

どうやら看護士さんに抱きかかえられながら、移動したらしいのだが、全く記憶がない。この間およそ20分間、まさに記憶が削りとられた瞬間だ。

一本の注射からおよそ1~2分で記憶が断ち切られてしまう。2回目の胃カメラは今年4月下旬に受けていて、実は今度こそ憶えているように頑張っていたのだが、まるで事切れるように記憶が消え、またもタイムワープしてしまった。

病院側の説明では医者の問いかけにもチャンと反応し、人の手を借りれば歩けるということらしいが、経験者としてはちょっと信じられない。

まあ、胃の内部を自分で確認したい方には異論もあるだろうが、私にはこれがベストな方法で、いまさらオェーとなるような苦痛を感じる胃カメラはゴメン被りたいのだ。

肝心な検査結果は慢性胃炎と出たが、1回目の時と同じで重大な問題ではないらしい。体の皮膚が年齢と共に荒れてくるように、胃の内部も年齢によって荒れてくるらしい。

それより、もう一つ再検査を来週受けなければならず、そっちの方が気がかりだ。

便に血が混入していたので、大腸検査をということになってしまったのだ。幸いに内視鏡ではなく、大腸バリウムということで、これも経験済みだ。

大腸も内視鏡は苦しいらしいので、バリウムならかなり楽ということになる。

どっちにしても、検査も病院も嫌いだし、悪い結果だったらと考えるとホントに行きたくない。

誰か代わりに行ってきてくれというのが、本音だ。


心につけ入る隙

2006-05-11 10:45:00 | 日常生活

ウチのカミさんはRPGといったジャンルのTVゲームが好きだ。

RPGなら何でもいいというわけでもなく、定番中の定番であるドラクエシリーズしかやらない。ファミコン時代から数えて全シリーズを制覇している。

毎回、新しいシリーズに飛びつき、クリアすると、早速次を期待するわけだが、そんなにすぐ次のがリリースされるハズはないので、それまで首を長~くして待つことになる。

そして、待ちきれず、気がつけば何回もクリア済みのゲームをやり続けている状態だ。

しかし、私や中3の息子の前でやりたがらない。

何故か?別に恥ずかしいわけではない。

外野の突込みが嫌ということらしい。まあ、常に私や息子の指示が飛び交い、場合によっては「こうしろ、あーしろ」と命令口調で言われるのが癪で落ち着いてやってられないというのがその理由らしい。

同じゲームでもこんな風に進め方が全然異なり、その違いに性格が大きく反映されるのも面白い。

カミさんが何事も慎重に進めるのに対して、私や息子は「行け行けどんどん派」で、ありとあらゆる手段を駆使して自分のレベルより上の敵を早く倒そうとする。

あまりにも対照的でまるで水と油である。

当然、積極派の私達はじれったくて黙って見てられないのだ。

結果的には男チームの言うことを聞いて、いい結果を出しているにも拘らず、カミさんは嘆くことしきりである。

「あー、自分でやった気がしない。」

何事も自分で悩み自分で解決しなければ意味がないという事のようだ。

しかし、ここで面白いと思ったのは、ゲーム中に瞬時に判断を求められる状況や難しい局面を迎えた時に、どんなに快く思わない方法であろうと強い口調で指示されるとつい従ってしまうという事だ。

それは切羽詰った状況であればあるほど、強く勧めれば勧める程、はまり易い。

こういう心理を巧みに利用した事が世の中には結構ある。

例えば成田山周辺の民間駐車場、本堂より相当遠いにも関わらず、通りかかる車全てに駐車場への誘導の罠をかけている。

初めて来た人で地理に明るくなく、駐車場を探している人はいとも簡単にスーと駐車場に吸い込まれていく。まるで光に吸い寄せられる昆虫が如くである。

まさに駐車場側の思う壺である。自信を持って誘導をかけられると成田山の関係者だと思い、つい指示に従ってしまうのだ。車を駐車後、徒歩で成田山に行く途中でもっと近場の駐車場が利用できるのを目にすれば、きっとホゾを噛むことだろう。

では、意図的に、この困った切迫した状況を作り出し、暗示をかけそれを解決できるような指示を出せばどうなるだろう?

まさしくそれは「振り込め詐欺」の手口そのものだ。

悪徳商法と言われるものはこの手口を応用したものが実に多い。

困った時に巧みな指示で騙されるのは、まあ仕方ないにしても、意図的に追い込まれて騙されるのは、絶対に承服できない。そんな犯罪は悪質で卑劣極まりなく許せるはずもない。

が、一方でよく考えついたものだと、妙に感心したのも事実だった。