折りしも、テレビ番組『あるある大事典』の捏造騒動でゆれている今日この頃である。
番組の捏造に対する驚きよりも、何とも沢山の人が簡単に信用してしまう事に逆に驚いたというのが本音だった。
会社で事務のサポートをして頂いている派遣社員の多くは奥様方だが、その話をすると思わず私も買いに行っちゃまいましたって舌を出して苦笑いする人が結構いた。
本人曰く、ウソっぽいけどテレビだからやっぱり信用して試してみたくなったとの事。
女性にとって簡単に痩せる方法など無いと分っていても、昆虫が光に対して抗うことなく吸い寄せられるが如く、その手の話には本質的に弱いらしい。
ダイエットならそんなに深刻な問題でもないので、騙されたとしても苦笑いで済むレベルだが、痛みで苦しんでいる人たちは藁をも縋る気持ちで情報番組を見ているので、作る側もその辺の配慮を是非お願いしたいものだ。
さて、ここからが本題である。
私の場合、無理なランニングが祟って膝を痛めてほぼ1年が経つ。
50近くなって急に無理をすると体のあちこちが悲鳴を上げてしまう事を思い知らされた。
どうしても、若い時の調子で臨むが悲しいかな体がついていかないのが現実だ。
整形外科で見てもらったが、関節の軟骨部分が磨り減ってしまった典型的な老化現象だと言われた。
老化現象としては少々早いが、ランニングで無理した分早まったと考えられるそうだ。
その痛みは唐突にやって来て、ひどい時は正座すら出来ず、階段の下りが辛く、歩く時も軽くビッコを引く始末だった。
まさか、老化現象の関節炎とは考えもしなかったので、痛みをこらえながらも2ヶ月くらいは頑張って走り続けていたくらいだ。
ただスジを傷めたくらいに軽く考えていた私にとって、老化という診断結果はとても大きなショックだった。
軟骨部分にヒアルロン酸を4回注射を打つことや化学療法(マイクロ波や電気刺激)、そして定番の湿布薬を貼るなどして、とりあえず正座が出来るようにはなったものの、治る事はなかった。
医者自身も決して治るものではなく、そのケガと向き合って一生、生きていくしかない旨を言われていたので、半分以上諦めていた。
そんな時、テレビ番組で偶然にも関節痛の特集があり、その痛みを和らげる為の方法が紹介されていた。←あるある大事典ではないが番組名は思い出せない。
理論立てて紹介されていたので、思わず納得して試してみる事にしたのだ。
人間の骨や軟骨も細胞で出来ており、傷んだ箇所は体が自然に修復してくれるが加齢と共にそのスピードはどうしても遅くなる。
そこで、その不足した部分をサプリで補うという発想である。
サプリを摂取するのは、そもそも、体に必要な成分を食事や体内での生成では足りない分を補う為のものなのだが、問題はナニをどのくらい取るかがポイントだった。
コンドロイチンやグルコサミンが関節に効くらしいというのは余りにも有名だが、どうやらそれだけでは不十分らしいのだ。
私は今までそれらを一生懸命に摂取してきたが結果は芳しくなかった。
その番組に言わせると、これらコンドロイチンやグルコサミンは軟骨部分を修復する成分としては申し分ないがそれ単体では働きが鈍いらしい。
それらを修復する工事材料とするならば、患部へ運ぶトラックや工事現場で修復工事を行う工事人が別に必要となるわけだ。
ずばり、そのトラックや工事人の役目を担うのが、フルスルチアミンという成分なのだ。
これ単体での製品は今のところお目にかかっていない。
番組でも具体的な商品名は出してなかった。
自分なりに探した結果、アリナミンAもしくはアリナミンEXがいいようだ。
コンドロイチンとグルコサミンは色んなメーカーから様々な商品が出ているので、どれでも大差がないと思われるが、私は比較的安価で何処でも入手可能なDHC製品を愛用している。
さて、その効能のほどだが、予想以上といっていいくらい順調なのである。
飲み続ける事2ヶ月、あれほど痛かった関節の痛みがウソのように取れてきている。
正座できるようになったものの、日常生活ではまだビッコを引くほどの痛みが日によってある事も珍しくなかったのに、ここ2週間ほど全く痛みを感じない。
ただ、残念ながら完治したわけではない。
ゆっくりストレッチするつもりで関節の折り曲げを深く行うとやはり痛いし、曲げるたびにグキってヘンな音が関節から聞こえてくるので、おそらく元の体に戻る事は望めないと思う。
しかし、それでも日常歩行や階段の上り下りなど全く問題ないので、つい嬉しくなってしまう。
これで調子に乗って、またランニングでも再開したら、ただのバカになってしまう。
もう走る事は当分出来そうにない、というよりまた痛くなる事を考えると怖くなって走れないといのが本音だ。
当分は水泳を主体とした運動で我慢をするしかないだろう。
この方法が全ての人に同じような効果があるとは限らないが、関節の痛みに苦しんでいる方には是非試してもらいたいと心から願って記事にしたつもりだ。
最低2ヶ月、紹介した三つの成分を毎日飲み続けて欲しい。
また同時に関節を含む部位を必ずゆっくりと動かして筋肉を付ける事も併せて行なって欲しい。
筋肉で関節を包み込むようにして保護するので、いわゆるサポーター効果があるそうだ。
関節が痛い方は先ず整形外科へ行って、レントゲンを撮って、軟骨のすり減りによるものかどうか医師の診断で確認してからの方がいい。
筋肉やスジを傷めてる場合なら、上記の方法では全く効果を期待できないので、注意が必要だ。
1人でも多くの悩める関節痛の人にただ楽になって欲しいと願うばかりだ。