ウィキペディア・フリー百科事典をご存知だろうか?
ネット上に存在する百科事典のことである。
日本語版というくらいだから、オリジナルは米国か何処かにあるのだろうが大変に充実していて、面白い。
調べたい事がある時、ヤフーか何かの検索でヒットしてくる事があるのでそれとは知らずに利用していた方も多いだろう。
ありとあらゆる分野を網羅し、最近のニュース等の記事まで掲載しているとてもユニークな存在の百科事典だ。
世界と日本の歴史と地理、社会・経済、学問から芸術・芸能に至るまで守備範囲が広い。
先だってブログバトンの記事を書く際、千葉の有名人を調べたのもこの百科事典からだ。
まあ、それだけのことだったら、ここで敢えて取り上げる事はしない。
もっと興味深い点があり、未だご存じない方にどうしても紹介したかったのだ。
それは、この事典の掲載されている28万本弱の記事を支えているのが読者自身という点にあるからだ。
つまり、このウィキペディアに登録申請さえすれば、誰でも自由に自分のオリジナルの記事を投稿できるだけでなく、他人の記事も加筆訂正が可能ということなのだ。
無論記事だけでなくそれに関する写真や絵の投稿も可能である。
早速、私もヒゲオヤジで申請して、メールアドレスを入力すると簡単に登録出来てしまった。
すぐにログインして、自分の会社の記事を開いてみた。
誰が投稿したか知らないが、キチンと自分の会社の記事が正確に書かれていた。しかし、実際の社員の自分からするともっと補足出来るのも確かだった。
そこで、試しに加筆訂正したい記事の所で編集ボタンをクリックすると編集画面が開き、編集が可能になった。
必要事項を加えて恐る恐る記事更新のボタンをクリックすると、私の補足した部分がキチンと反映されているのが確認できた。
こんなに簡単に出来てしまっていいのかと思うほどだった。
登録時のIPアドレスで管理されるとはいえ、膨大な記事の管理も簡単ではないはずで、人々の善意で成り立っている事典なのだ。
人の記事を勝手に書き換えたり、公的には受け入れられない唯我独尊の記事を載せたりもできるので、健全な事典運営には参加する人の良心にすがる他ないのだ。
迷惑者は後でIPアドレスで追跡され、その登録を取り消されれるだろうが少なくとも参加する時は自由だ。そのオープンな姿勢が好ましい。
読者による、読者のためのネット百科事典。
こんなユニークな事典、他で見たことがないと思う。
ご覧になった事の無い方は、是非覗いてみてはどうだろうか。
ちなみに閲覧、参加するのに費用は一切掛からないのでお気軽にどうぞ!