徳ちゃん繁昌リポート

《あなたの笑顔が周りを幸せに、ひと言が一人一人を元気づける》

もてなしのこころが伝わる「黒木町大藤まつり」

2010年04月30日 | ひとり言
久しぶりの好天に恵まれ、どうせなら季節の花々を見るのもいいものだと、高速道でちょっと足を延ばし、八女茶発祥の地、黒木町の大藤まつりに向いました。予想通り満車状態で駐車場探しは大変でしたがそれ以上に藤を楽しむ見物客の多さにはビックリでしたね。会場の素盞嗚神社境内には国の天然記念物、樹齢六百年の藤棚が約3、000㎡に広がり、1メートルを超す薄紫の花房が風にたなびき、周囲は藤の芳香につつまれていました。

勉強になったのは、町のイベント会場でした。広場を取り囲むように地元商店、商工業者、生産農家、婦人会、青年団など店名の入った直売所や屋台が何十店舗も出店して、中央にはテーブルと椅子の大掛かりなイートインコーナー、大勢いの見物客が思い思いの昼食や軽食をとっていました。山菜ごはんに山菜うどん、焼きそば、川魚の姿焼き、唐揚類、焼き鳥、饅頭、手作りパン・・・・・いろんな地産の食材も振る舞われていましたね。お茶会や八女茶の即売会、地元の酒蔵「後藤酒造」も開放して大吟醸酒藤娘や麦焼酎古久などの試飲即売会もやっていました。
黒木町商工会の若手面々が音頭をとっていたようで、大藤まつりを通じて、地元商工の一体感と藤見物客(よそ者)をもてなす取組み、売る人、作る人、買う人、食べる人どの顔にも笑顔が満ちあふれほんと盛上っていました。最近ではお目にかかれない光景で、町ぐるみの地域活性化のお手本のようでしたね。秋祭りなどと違ってしっかり地元もアピールして商売にもつながる楽しいイベントです。

黒木町を流れる矢部川には木製の南仙橋が架かり、南仙橋から眺める山々と矢部川の清流は自然の豊かさと長閑さ感じるスナップでした。花園には芝桜(シバザクラ)がピンクのじゅうたんのように一面に咲き誇っていました。
お酒の試飲できなかったのは心残りでしたが、土産には自家製味噌と手作りこんにゃくと地元産醤油、そうそう甘い地元饅頭も買って帰りました。ほんと来てよかったと実感する休日でした。


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