ホテルでの朝食はかなり早い時間に食べる事が多かった。本当ならゆっくり起きてゆっくり朝食を食べた方がリゾートの感じを味わえるのだろうがオプションのツアーを頼んでいたのでそうもしていられなかったのだ。どうしてツアーの集合時間が早いのか?送迎のバスに乗り込んで理由がわかった。各種旅行会社はオプションでツアーを用意しているが内容は何処も同じであるためその日のお客は1台のバスに乗り合いで集められる。なので色々なホテルを廻って集めてから目的地へ向かう事になるためどうしても早い時間にスタートとなるのである。ひどい時は1時間以上もワイキキをうろうろするハメになる。
さて、どうにか目的地に着き思い思いのアトラクションで遊んだ後はランチがセットされている場合が多い。ここでは自分の参加した「クアロア牧場半日ツアー」、「オアフ島周遊+ポリネシア・カルチャーセンター」、とFreeで行ったアラモアナショッピングセンターでの買い物で食べた昼食について紹介したいと思う。
クアロア牧場?と思う人もいるだろう。写真を見て気が付く人は映画を良く見る人だろうか。ジュラシックパークやゴジラなどのロケ地で有名な牧場でここで色々なアトラクションを体験できる。昼食はBBQのブッフェと書いてあったが自分で焼くわけではなく焼かれたリブやチキンやその他色々なものを小皿に自由に取ってきてベンチで食べるという基本的なスタイル。
T-REXが出てきそうな山とランチ。
次にポリネシアカルチャーセンター。
ここは恐らく誰でも一度はショーの一部をどこかで見ているかも知れないが名前の通りポリネシアの島々の文化と踊りを後世に残して行くという使命を持って続けているセンター。従業員の8割は隣接する大学の学生のアルバイトであるが各島、各国からの留学生はこの企画にピッタリとハマり、さしずめ部活の発表会といったところ。しかしながら要所要所はプロのメンバーが入っておりエンタテイメントとしては素晴らしい仕上がりといってよいだろう。ランチとディナーが付いていたがどちらもブッフェスタイルで、リブ、フライドチキン、シーフード、フルーツ、デザートとスタンダードなものだったが、もう少しお金を払うと別なメニューもあるようだ。下の写真のようなショーが見れる所と言ったら解かりやすいかも。
ブッフェは写真に撮るほどのものが無かったので、このセンターに来る途中で寄ったDole社のパイナップルパビリオンで食べたアイスクリームを載せようと思う。普通にシャーベットだけがコーンに乗っているものもあるがここへ来たら是非写真のトッピングを頼んでみよう。ざく切りにした完熟パイナップルとの相性が素晴らしい。ちなみに2人前は十分あるので注意。
最後にアラモアナショッピングセンターの1ブロック隣にあるワードセンターズ内にある人気のハンバーガーショップ「クア’アイナ」。ちょっと前まではノースショアへ行かないと食べられなかったロコご用達のバーガーだったらしいのだが支店ができてワイキキでも食べられるようになったという事。繁華街からはちょっと遠いがここまで来る価値は十分あると思う。頼んだのは「アボカトバーガー1/3LB(1/2lbもある)」で$6.75とちょっと高め(メニューの中で一番高い)、これに飲み物はラージかスモールかを頼めば完璧。いつも思うがこういう本物を食べると日本のものは・・と言ってしまいがちだが、これは日本人だけが感じるわけではないようである。
知人とUSA人の面白いエピソードがあるので紹介したい。日本のMACで食べてショックを受たUS人が次に来日の時にわざわざUSから持ってきてくれたそうだ。『本物のバーガーはこれなんだよ』、と教えたかったのだろうが彼の手元に来た時にはそれは悲惨な姿になっていたそうだ。笑い話のような話だが、それほどまでしてもバーガーの誤解を解きたかったUS人の気持ちも、このクア’アイナのバーガーを食べると少し解かったような気になるから不思議だ。