飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

津波?! いや、清振(せいしん=せいしゅ seiche)と言うらしい!?

2017-03-28 08:20:01 | ミステリー

初めて知った!
要するに地形から来る固有振動波のことらしい・・・
それに外部からの振動波が、
共鳴現象で長周期の共鳴波が生じる現象・・・。
風呂場で揺らすと時として異常な高波になる。
あれだな!

 

それにしても、

まさに津波だな・・・。

津波にしては波長は短いようである。

うねりとも違う大きな振幅、

湾とか湖で発生するらしい。

 

【転載開始】参照!

静振とは、風や気圧の変化、流入量や流出量の変化、湖面降水量の場所による違いなどによって起こる湖水の振動のことです。振動の周期はさまざまですが、4時間周期の波動が多いようです。左の図は、静振による水面位の変化を示したものです。南湖の南岸が「振動の腹」、南北両湖の境界付近が「振動の節」にあたり、水位は「腹」では上下、「節」では水平方向に往復運動をします。

内部静振

夏、湖のなかでは、上層の温かい水から下層の冷たい水まで、水温による層ができますが、層のなかでも特に水温が急激に変化している部分を水温躍層といいます。内部静振は、この躍層が振動する現象です。強い南風が吹くと、表層の水は北へ吹き寄せられ、北側では水面が高くなりますが、水温躍層の位置は逆に低くます。風がおさまると、水温躍層が元にもどろうとして振動するのです。振動は40~70時間というゆっくりした周期でおこります。

【転載終了】

 

リアス式海岸で津波が異常に高くなるのも同じ原理だろう。

どこかの湖でも(多分ロシア?)津波か

と見紛う大波が押し寄せた動画が公開されていたが、

あれも清振(せいしん=せいしゅ seiche)ではなかったかと思われる。

その動画はもう見つからない。

探し続けてみよう。

 

津波と言えば、

地震によって海底の断層が跳ね上がることに起こるとされている。

それに似たことは、

水面近くの山が崩落しても起こるし、

氷山が崩落しても起こる。

滅多にはないが、

隕石の衝突でも起こるとされている。

この清振(せいしん=せいしゅ seiche)は他の原因に依る。

まことに不思議な現象である。

 

長周期地震というものがある。

これ等もある地震が発生した場合、

特定の波動を地形や地質が共鳴して、

長周期波動が強調される地震だろうが、

一定の高さのビルなどに共振して異常な揺れを起こす。

清振(せいしん=せいしゅ seiche)も

その一種であろう。

ただ原因が地震ではなく、

風波であったり、

風そのものであったり、

いろいろの原因があるようである。

 

まことに不思議な現象である。

水理現象は奥が深い・・・。

面白いので全文転載させて頂いた。

 

 

 

【転載開始】

イランで起きた「津波ではない津波のような海の現象」で多くの建物が破壊され、行方不明者も多数

  2017/03/26  

イランの国営放送プレスTVの報道より


presstv.com

イランのペルシャ湾に面したダイイェルという街で、「海からの波が海岸沿いの街を襲った」という出来事がありました。

しかし、これは「津波でも高波でもなかった」のです。

冒頭のプレスTVの報道のタイトルの中にありますように、イランを襲ったのは「静振(せいしん)」と呼ばれる現象で、どんなものかといいますと、辞書の説明では以下のようになります。

せい‐しん【静振】

気圧や風などの変化により湖沼や湾内でみられる水の振動。

これだけ見ますと、穏やかな現象のように感じますが、今回のイランの現象は、下のツイッターに投稿された動画のような激しいもので、「津波そのもの」といってもいいような現象です。

 

そして、この波により、少なくとも1名が死亡し、5名が行方不明となっているようです。

一体何が起きたのか。

プレスTVによれば、風によって発生した海の振動が、突然「巨大な津波のような現象」を起こし、それが海岸沿いを一掃したようです。

イランの「静振」による被害の状況


MEHR News Agency


MEHR News Agency

George Monttgreen

イラン・ダイイェルの場所
・Google Map

あまりにも被害が大きく感じましたので、この「静振」というものを、もう一度調べてみますと、これは「セイシュ」とも読むそうですが、日本大百科全書には次のようにありました。

せいしゅ seiche

湖や港湾でおこる長周期の波で、周期が場所ごとにほぼ決まっている固有振動。

もとはスイスの方言であったが、現在では国際的に通用し、静振(せいしん)と訳する。全振幅(谷から山までの高さ)が1メートル程度以上になると、陸上への浸水や小型船舶の流失・転覆などの被害が生じるようになる。このような普段見られない大きなものは、異常潮ともよばれる。

ということで、このイランの現象は「異常潮」というほうがいいようです。

海での、陸地にまで被害を及ぼす現象は、津波と高波くらいのものと思っていましたけれど、こういう原理で起きる現象もあるのですね。

しかし、この現象も、イランにおいても決して普通のことではないですので、死者不明者まで出してしまっているという点でも、異常事態といえそうです。【転載終了】