飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

虎を恐れぬヤギのチムールが豪傑な理由

2016-01-22 12:20:30 | 動画

シベリア虎アムールと山羊のチムールの関係が
面白い・・・!
生き餌であるはずのチムールが、
アムールと仲良く(?)なったのか?
その行く末が案じられると共に、
興味が尽きない・・・!

 

その関係性が、チムールの生い立ちと、

その気性にあったと言うのである。

その詳細は、転載記事で・・・。


 

人間でもそうであるが、

人間関係でも往々にしてそういう事がある。

親分と子分、宿敵関係、その他の関係性も、

煎じ詰めると思い込みであろう。

そう思えばそうなるのである。

魂の生き様は、

一種のドラマであって、思い描いたシナリオを遊んでいるに過ぎない。

と言えば、

「そんなはずはない。」と聞こえてきそうであるが、

実際は、そうは変わらない。


 

この物質三次元に生きる以上、

食う、寝る、殖やすは三大欲望であるが、

その手段は千差万別であろう。

そして、

それらは目的は必然でも、手段と手続きは千差万別である。

人間も、現在只今の手段と手続きを行っているに過ぎない。

未来永劫に同じ手段・手続きが続くとは限らないのである。


 

人間の中にも、肉食を好む者が居ると思えば、

毛嫌いする者も居る。

中には、

人間であっても人間を食らう者も居る。

極少数だが居る。

それらがレプティリアンと言えば、

身も蓋もないのであるが、現世は人間として生きていることは同じである。

 

山羊が虎の餌であるとの認識は、

単にタマタマのことであって、

牛を決して喰らうことのないヒンズー教徒のように、

あるいは、

豚を毛嫌うイスラム教徒のような場合もあるのである。

アムールにとって、

山羊は忌み嫌う生き餌になっただけで、

チムールに特定されてそうなったのは、確かであろう。


 

このまま行けば、アムールにとって、

他の山羊にも同じ反応を示すきっかけになったことは間違いあるまい。

この物質三次元に生きる以上、

三大欲望に突き動かされない生き方は難しい。

にも関わらず、

それ以外の生き方も許容されているのである。

 

はたして、向後の行く末はどうなるのか?

チムールは、

アムールの御機嫌斜めに棹さして、

強烈な猫パンチ(虎パンチ)を食らったようであるが、

その後の反応にアムールの方が嫌気を示して、

その場を離れた。

観察者をヒヤッとさせたようであるが、

もはや、

チムールはアムールにとって生き餌では決してなくなった様である。


 

仲良しかどうかは分からないにしても、

共に気になる存在で、

物ではなくなっているようである。

ましてや、

少なくとも生き餌ではなくなった。

生ける魂として、アムールを眺めた場合、

アムールにとってチムールは山羊ではない。

山羊という認識も、格別のものではなかったので、

今や、チムールという格別な存在が現出したのであろう。

 

チムールはチムールである。

好悪は別にして、格別の存在感を示すチムールが登場したのである。

面白いものである。

 

Оплеуха от Амура

 

 【転載開始】


2016年01月19日 19:51(アップデート 2016年01月19日 20:04) 

あのヤギのチムールは餌として放り込まれていながら、なぜトラを恐れないのか。マスコミがその理由をつきとめた。実はチムースは小さいときからマスティフの一種のセントラルアジア・シェパードックと同じ檻で、常に血気盛んな犬に囲まれて育っていたのだった。

チムールがいた農場経営者アイヴァズ・オヴォヤン氏の息子のアナトーリー氏の話では、農場にはズルムという名前の犬がいて、その毛色はほぼ虎に近い。チムールはこの虎に似た犬と一緒に餌を食べ、一緒に寝泊りしていた。

しかもオヴォヤン氏の話では、チムールは一緒に生まれ育った犬たちや他の動物に喧嘩を仕掛けていたというのだ。

アナトーリー氏いわく、「とにかくこのヤギはみんなをあっといわせたよ。外に出せば犬を打つし、犬の餌はとりあげるし、ヤギも打つし、羊なんか打ち殺したんだから。だからこいつは群れのなかにおいておくわけにいかなかったんだ。」

こんなわけでもてあました農場主はヤギをサファリパークに連れて行くことにした。

アイヴァズ氏は、「サファリパークに行こうとすると、あいつは自分から荷台に飛び上ったんだ。だから降ろすのはやめて、そのまま連れて行ったんだ。」

アイヴァズ氏は、「虎がこのヤギを食べることは決してないだろう。チムールは、誰かが痛い目にあわせたら、そいつに20倍の仕返しをしてやるように育てられたんだから」と話を締めくくっている。

【転載終了】