先日、大阪城公園を散歩したときに気が付いたことがあります。だいぶん前には木々で見えなかった公園内のいろいろな場所から天守閣がやけに見える場所が増え続けているのです。先週通ったときとなんか違うなあと思っていた極楽橋付近から見た風景がいつもと違って見えました。石垣のところにあった木々が軒並み消えていて天守閣がばっちり見えていたのです。視界良好でした。
梅林の南方向にある八重桜が咲いている一角から天守閣が以前はあまり見えなかったのに木々がなくなったせいで、最近は天守閣がよく見えています。
JR森ノ宮駅からすぐのところにある、噴水前にはいくつかの飲食店やコンビニができ、休日には若い年齢層の方々を中心に憩いの場所になっていて賑わっていますけれど、この付近にずっと長い間、あった木々が一斉になくなり、里桜が替わりに植え替えられていて、この付近からも天守閣がよく見える場所になりました。
大阪城公園は子供の頃から見てきた公園ですが、これだけ、天守閣がよく見える場所が増えているということは、裏を返せば、公園内の木々が以前よりは減少している証拠だと思います。少し前に、友達と野鳥観察会に参加してから大阪市内のど真ん中である大阪城公園内に珍しい野鳥がたくさん飛んでくるのは木々がたくさん繁っているからだと思いました。その木々が少なくなって行くと、野鳥たちが飛んで来る環境も少しずつ変わって行くだろうし、それでなくても大阪市内の緑の数は少ないのに、公園内の木々が少なくなると大阪市内の気温もどんどん上がってしまうだろうと想像します。視界良好の天守閣をあちらこちらから見る機会が増え過ぎて、いろいろな問題点が少し心配になりました。