最期の旅、きみへの道 C・S・リチャードソン 青木千鶴 訳 早川書房
健康診断で原因不明の病気が見つかり、
余命1ヶ月と医師から宣告された主人公アンブロウズ。
残された1ヶ月を有意義に過ごすために
彼は、その1ヶ月を妻ジッパーとともに旅をすることにする。
AからZまでのアルファベット順に旅をしていく。
Aのアムステルダムから旅を始めていくのだった。
思い出の地や行きたかったところなど二人の旅は続く。
しかし、最後まで二人で旅をし続けることはできない。
最後がZで終わる意味も終わりまで読むとよくわかるようになっている。
短い文章で区切りをたくさん設けていて、
まるで映画のワンシーンを追いかけているような感じで読めた。
死に直面する彼とその妻の心情はどこにも感情を独白する言葉は
見当たらないのだが、彼らの心の叫びは客観的な周りの風景や描写、
叙述によって読者に想像力をよりたくましくさせるという結果を及ぼしている。
後1ヶ月と宣告されたら、楽しんで旅行してられないと思う。
旅したいところのOが大阪になっていたのもちょっとびっくりした。
健康診断で原因不明の病気が見つかり、
余命1ヶ月と医師から宣告された主人公アンブロウズ。
残された1ヶ月を有意義に過ごすために
彼は、その1ヶ月を妻ジッパーとともに旅をすることにする。
AからZまでのアルファベット順に旅をしていく。
Aのアムステルダムから旅を始めていくのだった。
思い出の地や行きたかったところなど二人の旅は続く。
しかし、最後まで二人で旅をし続けることはできない。
最後がZで終わる意味も終わりまで読むとよくわかるようになっている。
短い文章で区切りをたくさん設けていて、
まるで映画のワンシーンを追いかけているような感じで読めた。
死に直面する彼とその妻の心情はどこにも感情を独白する言葉は
見当たらないのだが、彼らの心の叫びは客観的な周りの風景や描写、
叙述によって読者に想像力をよりたくましくさせるという結果を及ぼしている。
後1ヶ月と宣告されたら、楽しんで旅行してられないと思う。
旅したいところのOが大阪になっていたのもちょっとびっくりした。