命あるかぎり 河野義之 著 第三文明社
14年前の1994年に起きた松本サリン事件で大切な奥さんの澄子さんを
ひどい目にあわされ、河野さんとその家族の生活をも一変させたこの事件の
被害者である河野義之さんが執筆された自伝的エッセイ。
河野さんをテレビでしか見かけることがなかったが、この本の中では
テレビだけではわからなかった河野さんの生き方や考え方、
家族との絆と思いが書かれていて考えさせられたことも多かった。
犯人扱いされたり大切な家族をひどい目にあわせたりされても、
河野さんはこの本の中で次のように語っている。
「その事件の首謀者を恨み続けるのに多大なエネルギーを使うよりは
澄子の介護とかもっと有意義なことにエネルギーを使いたい。」と。
こんなことはなかなか言えないものだが、きっぱりと言ってのける河野さんは
なんと超越した偉大な考え方をされるのだろうと思った。
事件当時、ほとんどのマスコミや警察は河野さんを犯人扱いしたが、
だれがなんと言おうが河野さんを信じると言ってくれたたくさんの友達に囲まれて
いたことも今の河野さんの考え方に通じるものがあるのだろうと感じた。
このような考え方が本当の宗教に通じているのかもしれない。
14年前の1994年に起きた松本サリン事件で大切な奥さんの澄子さんを
ひどい目にあわされ、河野さんとその家族の生活をも一変させたこの事件の
被害者である河野義之さんが執筆された自伝的エッセイ。
河野さんをテレビでしか見かけることがなかったが、この本の中では
テレビだけではわからなかった河野さんの生き方や考え方、
家族との絆と思いが書かれていて考えさせられたことも多かった。
犯人扱いされたり大切な家族をひどい目にあわせたりされても、
河野さんはこの本の中で次のように語っている。
「その事件の首謀者を恨み続けるのに多大なエネルギーを使うよりは
澄子の介護とかもっと有意義なことにエネルギーを使いたい。」と。
こんなことはなかなか言えないものだが、きっぱりと言ってのける河野さんは
なんと超越した偉大な考え方をされるのだろうと思った。
事件当時、ほとんどのマスコミや警察は河野さんを犯人扱いしたが、
だれがなんと言おうが河野さんを信じると言ってくれたたくさんの友達に囲まれて
いたことも今の河野さんの考え方に通じるものがあるのだろうと感じた。
このような考え方が本当の宗教に通じているのかもしれない。