美術系のボランティアをしたときに、ボランティア仲間に
「美術館を訪ねるなら作品の展示以外にも見どころがある美術館は、どこ?」と聞いたら
「東京庭園美術館と横須賀美術館」という返事が返ってきて以来、
気になっていた東京庭園美術館。
『キスリング展ーエコール・ド・パリの夢』(4月20日~7月7日まで)が
開催されているということでしたので、雨雲がやってこない午前中に訪ねてみました。
東京都庭園美術館
1933年に朝香宮邸として建てられ、アールデコ洋式の建物です。
芝庭
茶室(光華)
日本庭園
2014年に建築されたホワイトキューブの新館
本館
次室(つぎのま)
モザイクの床、漆黒の柱、朱色の人造石の壁の中央に白磁の噴水器。
キスリング展
本館1階:キスリングとアールデコの時代
本館2階:1910~1940:
キスリング、エコール・ド・パリの主役
藤田嗣治やモディリアーニとの交流も。
藤田さんと同じおかっぱ頭の写真があって
いろいろな意味で影響しあっていたのかなと思いました。
新館:第2部1941~1946アメリカ亡命
(キスリングは、ユダヤ系ポーランド人のためナチスから逃れるため亡命しニューヨークへ)
第3部:1946~1953フランスへの帰還と南仏時代
本館から新館へと作品を見ていくと、彼の独特の画風が確立していった様子が
よくわかります。
愁いを帯びた人物のまなざしや鮮やかな色彩に惹かれました。
美術館のアールデコ洋式の室内装飾も一緒に見れて良かったです。
観覧料:一般1100円