自宅の前に咲くフブキキバナ(シソ科)、沖縄では「メイフラワー」とも呼ぶ。1620年、ピルグリムズファーザーズ(清教徒の一派)がアメリカに渡ったメイフラワー号のその花なのかと思ったが、どうも違うようだ。
ある人から、クリスチャンにあなたもそうかと聞くと必ず「一応」という言葉がついてくると言われた。私もそうだ。おまけに「はい、アフガニスタンやイラクで戦争を始め、何十万人もの市民を殺したブッシュの仲間です」と付け加えなければならない。
清教徒といってもアメリカの歴史と連動して決して清くはない。ブッシュ(息子)のころのネオコン、いまでいうティーパーティーといった宗教右翼、キリスト教原理主義の元祖なのだ。そしてヤマトゥのキリスト教も右に倣えだ。
ことしも咲いた紫色の花を観ながら、やっと漂着したような宮古島で、大きな顔をして言いたいことを言う。まさに清教徒だなと、苦笑いする(普)