自衛隊の離島奪還訓練のため、地対艦ミサイルが宮古島に配備されたことに抗議する市民集会が、2013年11月17日(日)午後2時からカママ嶺公園の憲法9条の碑の前で開かれ、市民約50人が参加した。
ミサイル搬入の際、下地敏彦市長の要請で市民が警察により強制排除された経過の報告があった。新聞報道によると市長はマスコミが「軍用車両が市街地を通ることについてどう思うか?」と質問した時に、「港から野原の基地まで持って行くのに市内を通るのはあたりまえ」と答えている。質問の意味を理解できないのか、とぼけているのかわからないが、そこには市民の視点、生活者としてのあたりまえの疑問や不安に答えようという姿勢は全く欠如している。市民感覚とのズレはあまりにも大きい。また特定秘密保護法についての琉球新報のアンケートでは、この法案に賛成をしたのは沖縄県内で下地市長ただ1人であったことがわかる。
集会では特定秘密保護法制定、教科書検定、義務教育課程の道徳の評価化など、軍事国家体制づくり推進の動きについて市民から反対の意見が述べられた。
なお、9条の碑は黄色いスプレーでいたずらされたことが発覚し、9条の会で市に被害届をだすように、また元に戻す作業をするように要請しているが、いろいろな理由をつけて動かないうえに、作業の費用4万円を負担して欲しいと言ってきているという。(ya)