防衛副大臣に抗議行動!「宮古島を戦場にするな!」
宮古島では、6月5日の新聞報道以来、1週間連日の行動となりました。会議、ビラ作り、ポスター作り、スーパー前にてビラ配布、街頭にポスター 張り、抗議声明&要請文を持って宮古島市長に面談。
そして、11日、午後5時半~6時半、市役所正門前にて、「宮古への自衛隊配備に反対する市民集会」を開催。約40~50名が結集しました。連帯して沖縄の「反基地ネット」からも駆けつけてくれました。
12日(水)朝から、空港前に横断幕を掲示し、昼12時半~空港前にて、副大臣7名で待ち受け、横断幕・幟旗・プラカード・ハンドマイクと人数は小粒でも、準備万端です。来た!来た!車に身を乗り出し、「宮古に自衛隊はいらんぞ!」「帰れ!」と。一瞬で通り過ぎましたが、結構、意外な我々の出没ぶりにギョッとしたことでしょう。
その足で、野原空自通信基地へ。誘致派が歓迎に集まっているとか。空港前でギョッとした副大臣は、歓迎に気を良くし、車から降りて、一人一人に握手。さぞや安心したのでしょう。
市役所前には、14時頃から私たちは「米軍と共同訓練する自衛隊はいらない!宮古を戦場にしないで!」の横断幕、「NO WAR」の虹色の旗、「宮古に自衛隊はいらない」の幟旗、プラカード手に手に、準備していると、ワォッ!幸福実現党の「中国の脅威に備え、自衛隊配備賛成」「国防は国家の最大の仕事 与那国に自衛隊配備を」の横断幕登場!自衛隊誘致の幟旗数十本。金かけてます。お金はあるんです。どこからいただいてます?宮古でデビューですね。
私たちは、「琉球弧の軍事要塞化に反対し、先島ネットワークの形成を!」と考えていますが、〇〇実現党も、なかなか先島ネットワークなんですね。「いいじゃないですか、渾然一体、反対派か賛成派かわからんようになったら、人数多く見えて!」と不謹慎な言葉がつい口をついて出ました。互いに50~60名ほど、互角に譲らず。
しかし、私たちは、自分で判断して結集した一人一人の集まりのようですが、あちらは3分の2は誘致派の産廃業者である議員の後援会の動員とお見受けしました。「オリャア!なんじゃあ!」「何がなんじゃあ!」と言ったかどうか、一触即発のにらみ合い。緊張感にアドレナリンも上昇、モチベーションも上がります。
後に、NHKや宮古テレビのニュースを見ると、副大臣と市長の会談の部屋に、われわれのシュプレヒコールの大声がガンガン響いて聞こえていました。ヨッシャ!
しかし、副大臣、市役所に裏口から入り、こそこそと、帰りは、歓迎派の前も避けて、遠回りして行方をくらますとは・・・。よほど「悪いこと」してる自覚がおありとみえました。「副大臣はサッサと帰れ!」「われわれは最期まで(いや、最後まで)闘うぞ!」
集団的自衛権の行使で、尖閣戦争の最前線になるのは琉球弧、先島諸島なのです。日本の皆さん、安倍は戦争を起こそうとしているのです。私たちを犠牲にしても!この島にも5万人以上の人間と多くの生物が暮らしているのです。無人島ではありません。宮古島や与那国島が、どこにあるのか、きちんと日本地図で確認してください。私たちは安倍の起こす戦の犠牲になることを拒否します。基地になり、どこかの国の人々を殺すために、この島から出撃されることも拒否します。
私たちの島が見殺しにされる国家は、必ずあなた方も見殺しにするのです。
全国の皆さん、奄美・宮古・石垣・与那国への自衛隊配備に反対して共に闘いましょう。
宮古平和運動連絡協議会 清水早子