平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

6月Ⅰ日~6月7日

2014-06-02 16:21:10 | 地元紙の見出しから

6月7日(土)宮古毎日新聞
自公合意 領海警備は運用で対応 後方支援、戦闘現場で行わず
自衛艦、ベトナム寄港 人道支援演習参加 中国けん制も
【ワシントン時事】米国防総省 東・南シナ海有事を想定 中国軍近代化で報告書 防空識別圏認めぬ
中国船2隻、領海侵入 1週間ぶり、今年13回目 尖閣沖

6月6日(金)宮古毎日新聞
県知事選 翁長(雄志那覇)市長に出馬要請 那覇市議与党・新風会
【ブリュッセル時事】安倍(晋三)首相「アジアの危機」G7共有 対ロ政策は苦悩続く
潮流/底流 G7、結束演出 ロシアの出方見極め

6月5日(木)宮古毎日新聞
県知事選 与野党相乗りの動き 那覇市議自民会派 きょう翁長(雄志那覇市長)に出馬要請 自民県連、注意文書を送付
【北京時事】北京厳戒、追悼抑え込み 中国 天安門事件25年
【香港時事】中国民主化求め大集会 香港民主派が追悼 天安門事件

6月4日(水)宮古毎日新聞
集団的自衛権 政府、後方支援に新基準 地理的制限なし、与党に提示
日本再興へ「政治と積極連携」 榊原(定征)経団連が始動

【北京時事】中国 消せない「天安門の記憶」 「ツケ」先送りで社会矛盾 きょう事件25年

6月3日(火)宮古毎日新聞)
中国に「懸念」表明へ 海洋秩序維持迫る G7首脳表明
限定容認「認めていい」 若手発言に執行部困惑 公明
「拉致問題解決」に懐疑的 北朝鮮への圧力影響懸念

6月2日(月)宮古毎日新聞
拉致解決まで「妥協せず」 (石破茂)自民幹事長
核・ミサイルも解決目指す (菅義偉)官房長官
○安倍首相発言「挑発的」と批判 中国軍高官(王冠中・人民解放軍副参謀長)
 (ヘーゲル)米国防長官演説も批判

東京 官邸、国会前で「原発やめろ」 川内などの再稼働反対集会

6月1日(日)宮古毎日新聞
中国船2隻、領海に侵入 尖閣沖
【シンガポール時事】日米韓防衛相 「拉致、核、ミサイル」一括解決を 対北朝鮮で軍事情報共有


同じ沖縄の地方紙でも

2014-06-02 16:20:11 | インポート
重大な岐路に立つ八重山郡民


  • 2014年05月31日  八重山毎日新聞 社説       

    自衛隊配備、与那国に次ぎ石垣島に
  •          

    ■戦時中想起させる配備理由

     憲法改正、集団的自衛権を巡って日本が「戦争する国」へ大きく右にかじを切っているさなか、奄美大島、宮古島、石垣島に陸上自衛隊駐屯地を新設し配備する方針が18日明らかになった。それは昨年閣議決定した防衛大綱、2018年度までの中期防衛計画に盛り込まれた南西諸島への配備が具体化に向かうということだ。

     自衛隊の島しょ配備は「攻撃が想定される離島に相手より先に上陸して情報収集やその後の部隊の展開に備える」というのが理由。島しょに部隊を配置して、敵の情報収集や、支援部隊の到着に備えるためという。

     戦時中の「沿岸警備計画設定上ノ基準」や沖縄戦における「南西諸島守備大綱」、第32軍の水際作戦や持久作戦を想起させる。

     戦時中八重山に配備された旅団は最後の一兵まで戦えと叫んだ。米英軍が上陸し本格的な戦闘が行われたならば、八重山の住民はほとんどが戦渦に巻き込まれ死亡したであろう。1945年9月、上間貞俊大浜村長から八重山支庁への報告書によれば、「万が一終戦があと1カ月遅れていたら備蓄食料も皆無となり病魔と飢えによって全住民は死亡したであろう」と述べている。この言葉や戦争マラリアによる3600余人の〈死者〉のもつ意味はきわめて重いものである。

    ■3万4千人参加し離島奪還訓練

     昨年11月1日から18日まで、陸海空3自衛隊3万4000人が参加して、沖大東島で離島奪還訓練が行われ、去る22日には奄美大島沖の江仁屋離島で上陸訓練を行うなど尖閣諸島を想定した3自衛隊による演習を行っている。

     自衛隊によれば、南西諸島は地形上の特性から、防衛が困難であるため、敵の攻撃を受けた場合、いったん敵に離島を占領させた後、増援部隊が強襲上陸して敵を撃破し、奪還するという戦い方を採用したようだ。

     つまり、敵に占領されないため、増援部隊が来るまで戦い、それから奪還作戦が敢行されるという。では、戦闘が始まったとき、住民はどうなるか。

     外国の武力攻撃を受けた場合の有事に備えた国民保護法がある。沖縄県民が有事に巻き込まれた場合、国は本土への避難を計画している。沖縄県国民保護計画の「離島における武力攻撃事態等への対処」によれば、島内、島外、県外避難があり、島内避難は島のどこか。島外避難は八重山郡内。離島住民は石垣島かあるいは直接沖縄本島への避難。県外避難は、本島等を経由せず直接本土へ避難することになっている。

     石垣市の計画もほぼそれを踏襲している。戦前の「縣民指導措置八重山郡細部計画」である。敵の占領、自衛隊の島しょ作戦や離島奪還作戦が始まれば、住民は身を隠す場所などないはずだ。

     本土への県外避難となれば、輸送船舶や航空機を確保することができるであろうか。本島を経由せず直接本土へ行けというが、石垣から鹿児島までの距離は1000㌔余もある。ミサイルや砲弾が飛び交うなか安全であろうはずがない。戦争となれば、軍事基地が標的にされるのは常識であろう。港湾、空港が攻撃の対象となることはいうまでもない。

    ■住民を危険に陥れる自衛隊配備

     自衛隊配備は有事の際、国民の生命、身体、財産を守るというが、戦争になればそれらはすべて破壊の対象である。国民保護計画も机上の空論にすぎない。離島の住民がこの計画で保護されるというならば、それは奇跡というしかない。

     安倍首相は15日の集団的自衛権の記者会見で「国民の命を守る」を強調し、自衛権行使をしなければ、家族を助けられないなどと弁じた。しかし、暴力の応酬のなかで家族の生命財産を守ることができるであろうか。否であろう。八重山への自衛隊配備は、中国との緊張感をさらに高め、離島奪還作戦や離島上陸訓練などにみるように、住民の生命、財産を危険に陥れるだけである。

     八重山郡民は与那国島に続き石垣島へも自衛隊配備という重大な岐路に立たされている。戦争体験や歴史の教訓に学び、戦争を否定した石垣市平和都市宣言の精神に立つべきであろう。


    しつこく投稿、もちろんボツ

    2014-06-02 16:19:24 | インポート

                      利用される障害者
          宮古島における自衛隊の障害者を利用しての宣撫活動

     所用で沖縄島に行っていて、今回は反対のビラ配りに参加できなかったけれど、2月の中央音楽隊に続き、5月25日、陸上自衛隊第15音楽隊の演奏会がマティダであった。その翌日には私も親しく付き合っている障害者施設へ「慰問」に行ったという。

     何処からどのように話を持ってくるのか知らないが、確かに障害(児)者の仲間の多くは音楽が好きだ。特別な感性やリズム感を持ち、言葉ではなく、直接心で共鳴することができるのだろう。だからこういう音楽関係者の訪問は、当事者にとっても施設にとって、とてもよいことのはずだ。ただし、どの施設の本音も、これが自衛隊の音楽隊でなければ、という話なのだが。

     2010年、同じ第15音楽隊が来て、小学校で出前演奏をやったり、演奏会場で自衛隊グッヅを配り、入隊の勧誘まがいのことまでして批判を浴びた。以後、出前の先はお年寄りのデーサービスや、福祉施設、去年と今年は障害者施設と、より弱い立場のところが狙われている。

     ここで改めて繰り返すこともないが、軍隊の音楽隊の本来の任務は、一般市民たちの軍隊に対する警戒感をなくして、軍隊としての任務をスムースの遂行できるようにすること。つまり戦争をやり易くするためで、ただのボランティアで来たのではない。もしそうだとすれば税金泥棒である。

     おりしも、憲法をねじ曲げ、集団的自衛権の行使を容認し、戦争のできない自衛隊を戦争のできる自衛隊にしようと躍起の安倍政権。奄美から与那国までの南西諸島の自衛隊の配備、増強。伊良部大橋が開通すれば、下地島空港の軍事利用も当然懸念される。音楽隊のたびたびの来島もその動きに呼応するものだ。先の「出前」を受け入れた学校の校長が、教育園場に軍隊を入れるのかという抗議を、「自衛隊は軍隊ではない」と突っぱねたというが、いまでは首相自らが、自衛隊を国防軍にと言っていることを、どう説明するのだろう。

     毎回、こうした演奏会には多くの人が協力させられる。自衛隊ファンクラブ、自分たちの保身や利益のための協力や、またそれとは違うNOと言えない立場の人たちも同じように、「加担者」としてカウントされる。

     平和でなければ生きられない子どもたちと障害者。子供たちを動員し、障害者も利用する自衛隊音楽隊の演奏会は、純粋に音楽を聴きに来た子どもたちや障害者を、ダマしてはいないか。声のあげられない障害当事者も多い中、障害を持ち、美術、芸術に携わる者としてひとこと言いたい。障害者をなめるなと。(普)