平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

尊厳をかけて

2014-01-04 17:31:53 | インポート

 ことしの宮古島は元旦、二日はまあまあ穏やかな正月だった。2013年の暮れの27日、昭和天皇が沖縄をアメリカに売ったように、日本に辺野古を売った沖縄の知事も今ごろ、よい正月を過ごしているだろうか?

 仲井真弘多はもともと通産省(当時)のエリート官僚だった。官僚の仕事はいかに自分のところに予算をとってくるかということらしい。今回もいろいろなことが囁かれているが、要は基地負担の軽減、普天間飛行場閉鎖の何の担保もないまま、3460億円の振興予算と引き換えに、辺野古沿岸部の埋め立てを承認してしまったのだ。県外移設の公約は変えていないという詭弁で、自分の尊厳まで貶めて。

 翻れば、宮古島の市長、副市長も官僚出身だ。仲井真と同じ臭いをかんじる.

 去った11月17日、宮古島初の攻撃型地対艦ミサイル配備に抗議する集会で、カママ峯の無惨にペンキを吹きかけられた九条の碑の前にいた。ネットには「自作自演」などという書き込みもあるという。なんという心の貧しさ。以前にはこういうことはなかったと関係者は言う。

 宮古島市は、碑の復元費は出せないといっている。それが宮古島市民の思いなら、このままの姿をさらしていくのも九条の碑の役目だろうと、私は思っていた。しかし12月の市議会で、九条の碑は市の財産と認めながらも、管理は別で、こんご撤去を含めて検討、という新聞の見出しに驚愕した。復元費は出せなくても撤去費は出すという詭弁。憲法を守ることを義務とする行政や政治、仲井真と同じく自らの職責を貶めて。日本も宮古島もここまで来ているのでと改めて実感した。

 宮古島には辺野古と同じように国に高く売れる下地空港がある。正月三賀日も終わって、宮古島でも沖縄島でも新たなたたかいが始まる。(普)